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最高のコーヒー片手に、ビーチでサンセットを眺める②

おしゃれなカフェに行かなくても

夕方のアラハビーチの波打ち際

県外に住んでいる友人が沖縄へ遊びに来た時のこと。
「海が見える有名なカフェに行きたい」と言われ、連れて行ったことがあります。

彼女は、仕事や人間関係でストレスが溜まると「癒され」に沖縄へ度々旅行に来ます。

友人に指定されたカフェは、私が知らないお店でしたが、旅行雑誌やブログで紹介されている有名なお店なのだそうです。

しかし、場所が分かりづらいは、駐車場が小さいため路駐しないといけないはで、私は「癒される」どころか、行くだけでストレスが溜まってしまいました。

お店自体はとても良い雰囲気で、料理も美味しかった。
ただ、フルーツとホイップクリームが乗った小さなパンケーキ3枚に、ドリンクセットで約1,300円。

払えなくはないのですが、「高っ・・・」というのが正直な感想。
パンケーキの味は「美味しかった」ということだけは覚えているのですが、どんな味だったかは、あまり覚えていないので、おそらく「特別美味しい」ではなかったのかも。

なんというか、味よりも「量が少なかった」ということの方が印象に残っています。

パンケーキを食べて、友人をホテルに送った後に、1人で食べた吉牛の方が私を癒してくれました。

観光に来た県外在住の友人と、沖縄県在住の私の「癒され」のポイントが違うのは至極当然のこと。

ただ、ガイドブックに載っている有名なお店に行って、雑誌やテレビで流れた観光名所をすべて巡ろうとすれば予定はギュウギュウになるはず。

せっかく忙しい日常から解放されて沖縄へ来たはずなのに
「そんなに予定ぎっちりにしてイライラしないのかなー?」
と思ってしまいそうです。

もちろん、沖縄の楽しみ方や観光の仕方は人それぞれ。
ましてやずっと沖縄に住んでいる私が、口を挟むことではないことかもしれません。

だけど、1つだけ。おすすめの時間の使い方を提案させてください。

海は眺めているだけ、波の音を聞いているだけで、不思議と日常のイライラを忘れさせてくれます。

観光のスケジュールに「海を眺めながらぼーっとする」という時間を組み込んでみてはいかがでしょうか?

沖縄は12月に入っても日中は暑い日が続くので、「ビーチでぼーっとする」には、早朝か夕方がおすすめです。

おしゃれなカフェに行かなくても、海が見える席(階段や地べたですが)で「何もしない」という贅沢な時間を過ごせるかもしれません。

私にとっての「最高のコーヒー」

アラハビーチのサンセットと缶コーヒー

一時期、SNSでおしゃれなコーヒースタンドや話題のタピオカドリンクを片手に「映える」写真をアップするのが流行りました。

実際に、私の周りにもスタバに行くたびにインスタグラムに写真をアップしている人もたくさんいました。

なので、影響を受けやすかった20代の頃の私は、コーヒを飲むならスタバかタピオカじゃなければならない、という謎の使命感を持っていました。

しかし、だんだんと歳を重ねるごとに、謎の使命のためにスタバの列に並ぶのも煩わしくなり、わざわざ車で他のコーヒスタンドを探すのもストレスが溜まってしまうようになりました。
(お金もかかりますしね。)

また、たいしてコーヒーの味なんかわかっていない。
しかも大体が、コーヒーじゃなくて、シャリシャリの激甘コーヒーシェイクみたいなやつにホイップクリームがたっぷりと載っているやつしか頼んでいないじゃないか!

ニューヨーカーみたいに「美味しいコーヒー片手に」とは程遠かった…。

今考えると、私は雑誌やSNSでイメージされた「おしゃれ」「優雅」を目指そうと努力したのに、全然たどり着けなかった「落ちこぼれ」でした。

そんなことに気がつくと、色んなことバカバカしくなり、
「なんていうか、いつも飲んでる缶コーヒーが手頃でおいしいわ」
という結論に至りました。

なので、海でぼーっとしたいときは、ビーチの近くにある自動販売機で1本120円の缶コーヒーでホッと一息つきます。

激甘の缶コーヒー。
水平線に落ちていく夕陽を眺めながらビーチで飲むと、なぜか2倍美味しく感じるんだな、これが。

それでも、やはり20代の頃の憧れがまだ残っているのか、ときどきはスタバで買ったコーヒー片手に海を目指します。

だって、スタバの期間限定商品とか、やっぱり気になるもん。

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