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口から音源すぎて心が震える洋楽女性アーティストのライブ映像5選

衝撃的な描写のMV、奇抜なメイクやファッション、パワフルなサウンドで新曲が出るたびに私たちを圧倒する洋楽女性アーティストたち。でも、彼女たちの魅力の真髄となっている素晴らしい歌唱力を間近で聴ける機会はあまりないですよね。

ちょうど今来日している世紀の歌姫Taylor Swift テイラー・スウィフトのライブコンサートは社会現象にもなるほどの話題性、今回チケットを取れた幸運な方々は、一生忘れないほどの最高に幸せな時間を過ごせたのではないのでしょうか。

洋楽女性アーティストのライブにはなかなか行けないけれど、その素晴らしい歌声を体感したいという想いを叶えてくれる、臨場感溢れるライブ映像を集めてみました。

Taylor Swift "Blank Space"

Taylor Swiftが自ら生み出すヒット曲の数々。キュートやポップなナンバーも多いですが、歌詞の中には社会に対する批判や周りの人に対する疑問、過去の自分に対する挑戦など、アウトロー的な要素が多いのもよく知られたところです。

男性と付き合っただけでトップニュースになり、「男性相手を探して世界中を飛び回り、付き合っては捨てて捨てられ、また次の男性を探しに行く」という実際の彼女とはまるで違う「豪遊女」のイメージをメディアに植え付けられてしまい、大きなショックを受けた彼女。

しかしそこで落ち込むだけで終わらないのがTaylor Swift。メディアが作り上げた架空の「豪遊女Taylor」を題材にした皮肉に溢れた歌詞を書き上げ、心地良ささえ感じてしまうポップチューンの名曲「Blank Space」を作り上げました。彼女のアーティストとしての才能だけではなく、人間性の素晴らしさが伝わってくるライブ映像です(歌は1:35から)。

Julia Michaels "Issues"

10代の頃からSelena GomezJustin Bieberなど有名アーティストの楽曲をプロデュースするなど音楽の才能に溢れ、歌うことも大好きなのに、ずっとステージ恐怖症を克服できなかったJulia Michaels ジュリア・マイケルズ

大好きな恋人に自分の抱える問題を晒け出せず、駆け引きに持っていってしまう自分の不器用さを綴ったデビュー曲「Issues」を発表し、自らステージに立つことを決心したJulia

歌手としての道を歩き始めた彼女の、全身から発光するようなエネルギー溢れるステージです(歌は0:17から)。整ったピッチの一音一音に不安定な感情を入り交ぜたような独特な歌声と、時折混ざるギターのフィンガーノイズのような高音が癖になりますよね。

Anne Marie "2002"

イギリスの歌姫Anne-Marie アン・マリーは最近までオーディション番組The Voice UKにコーチ(審査員)として出演していました。

コロナの影響で観客がまだリモート(バーチャルオーディエンス)だった頃の放送。観客からメッセージボードで「Please sing(歌って)」とリクエストされたヒット曲「2002」をAnne-Marieが即興で歌った時の映像です(歌は0:25から)。

シャイな性格で知られるAnne-Marie。若くして有名テレビ番組の審査員に就任したばかり、隣には大御所のTom Jonesが座っている、というかなり緊張するシチュエーション。

でもリモートの観客に語りかけるように歌い始めた彼女の歌声は、フレーズを追うごとに自信に溢れ、コメンテーター用のピンマイクしか付けていないとは思えない伸びやかな響きで会場全体を包み込みます。

歌うことが大好きで嬉しくて仕方ない、キュートなAnne-Marieが堪能できるライブ映像です。

Halsey  "Ghost"

2014年にデビューして以来、人気が衰えることなくヒット曲を出し続けているHalsey。日本ではBTSBoy With Luvで知るようになった方も多いのではないでしょうか。

プロデューサー、ファッションアイコン、モデル、実業家としても活躍し、向かうところ敵なしのボーカリストHalsey ホールジー。その独特な声質やピッチの正確さから、ボイスイフェクターやピッチ補正で加工されているのでは、と言われてしまうこともあるそうです。

しかし、そのHalseyの個性的な歌声が天性のものであることが分かる貴重なライブ映像がこちら(歌は0:43から)。当時19歳でこの完成度。イノセントなHalseyの弾き語りが心を掴んで離しません。

過酷で孤独なティーンエイジャーだった彼女が世界に見つかったデビュー曲「Ghost」。なぜか日本語のイントロ、エレクトロポップなサウンドと扇動的で厭世観に溢れた映像美が衝撃的なMVも必見です。

Rina Sawayama "Chosen Family"

日本出身、イギリスのケンブリッジ大学に進学後、エリートコースには進まずにアーティストとしての道を選んだRina Sawayama。成功者が集まる世界で体験した社会的弱者としての自分や仲間に対する励ましや愛情を曲にしています。

Chosen Familyは「血縁や国籍や性別に束縛されなくていい。これからは自分自身が選んだ家族Chosen Family)と一緒に生きていけばいいのだから。」と自分の生まれ持った「運命」に苦しんでいる人に希望を与えてくれる曲として愛されています。

Rina Sawayamaが世界のポップ・アイコンとしての座を確立した2021年のワールドツアー最終日。これまで困難を乗り越えてきた仲間たちを讃えるメッセージを伝え、Chosen Familyを歌い始めるRina。

一緒に歌う観客に心が動かされ感情が溢れ出ても、その感情を力強い歌声に乗せてしっかりと届け続ける彼女のプロ意識の高さと会場の温かい雰囲気に何度も見たくなってしまうライブ映像です(歌は0:45から)。

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