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新規国内投資|スタディスト

本日2019年4月22日付けにて、株式会社スタディストより配信されましたプレスリリースのとおり、弊社DNX Ventures(旧Draper Nexus)は株式会社スタディストへ新たに投資を実行致しましたことをご報告致します。本ラウンドのリード投資家として、既存株主である日本ベンチャーキャピタル株式会社、Salesforce Ventures、三井住友海上キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社とともに出資致しました。
>> プレスリリース

スタディストって?

スタディストは、2010年に創業。「伝えることを、もっと簡単に。」というミッションのもと、クラウド型ビジュアルSOPマネジメントプラットフォーム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を開発、販売。その利用者数は2019年4月現在、約2,500社にのぼります。また、全国の有力地銀約20行と業務提携、絶えず優良なリードを積み重ねて、非常に高いARR成長率をみせるなど、急成長中を続けています。


「Teachme Biz」

同社の提供する「Teachme Biz」は、企業のSOP(Standard Operating Procedures:標準作業手順書)の作成、管理を効率化することで、生産性を大きく向上させるソリューションです。

たとえば、料理の手順のSOPを作成する際には、従来の文字ばかりのマニュアルではなく、アプリケーションを使って写真や動画を撮影、順序を入れ替えたり画像や動画に文字やマークを書き込んだりして簡単にわかりやすいSOPをつくることができます。「Teachme Biz」を使えば、SOP制作の時間は20%ほどにまで大きく軽減。また、タスク機能を使ってSOPを担当者に配信すると、スタッフ全員の進捗をリアルタイムに把握することができます。

たとえば料理の工程は、写真を撮って追記をすることで、ビジュアルから直感的にわかりやすく伝えることができるようになります。また、SOPの作成や閲覧は、パソコンスキルがなくても、誰でも簡単にできる直感的なUI/UXです。

SOPの制作/運用が効率化されることで、作成時間を大幅に削減するだけでなく、人材育成効率化や顧客満足度の向上など、副次的にさまざまな成果が生まれています。


資金調達後の強化シナリオ

今回同社が調達した資金は、マーケティング強化や海外事業加速、新規事業への投資に充てられる予定です。

1. マーケティング強化
これまでスタディストのサービスは「マニュアル作成・共有ツール」として受け入れられてきました。業務手順の可視化や現場浸透を図るための業務基盤として活用し、人材育成時間の大幅削減、社内問い合わせ8割削減など、高い効果を得ている企業も存在しはじめています。画像や動画を用いたSOP(標準作業手順)の作成、共有を効率化する「ビジュアルSOPマネジメントプラットフォーム」として、「オペレーションを効率化に欠かせない業務基盤である」という訴求を強化し、2020年2月までに新たに大手企業を中心に1,000社への導入を目指します。

2. 海外事業加速
飲食業、小売業等におけるASEAN進出は更に進んでいくことが予測されるため、「Teachme Biz」も、海外展開に力を入れていきます。

3. 新規事業展開
近年のサブスクリプションモデルの台頭により、サービス提供企業には、顧客による継続的な利用、安定稼働を促進するためにオンラインヘルプや手順書の公開などがもとめられるようになりました。スタディストでは、2019年4月1日よりSalesforceとのAPI連携により手順書をSFA上でダイレクトに表示できる『Teachme Biz for SFA』の提供を開始していますが、今後は他サービスとの連携を想定した認証基盤を開発し、新規事業も展開していく予定です。


弊社倉林コメント

2,500社以上の顧客実績を持つスタディストの高い成長率と、革新的なカスタマーサクセスの取り組みについて、長く注目しておりました。今回のご縁を機に、ビジュアルSOPマネジメントプラットフォームの国内、および海外展開のご支援ができればと考えております。


使いやすい、わかりやすい、効果も出ると人気のスタディスト。
成長止まらぬスタディストの今後の飛躍を楽しみに、最大限弊社もサポートして参ります。
ぜひみなさんのお仕事の現場でも、同サービスをお試して頂けたら幸いです。


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(文・上野なつみ)

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