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追加国内投資|Resily

本日2020年2月20日付けにて、Resily株式会社より配信されましたプレスリリースのとおり、弊社DNX VenturesはResily株式会社のシリーズAラウンドにて、新たに投資を実行致しましたことをご報告致します。本ラウンドへは2019年1月に実施したシード投資に続いて、弊社がリードとなり、Salesforce Venturesとともに出資致しました。
>> プレスリリース

Resilyって?

Resilyは、OKR(Objectives and Key Results)を軸としたSaas型クラウドツール「Resily」の開発・販売・導入サポートを提供するスタートアップです。2017年に創業し、「会社をひとつのチームにする。」というミッションのもと、目標管理、組織マネジメントの観点を重視してOKRのツール開発をしてきました。
OKRは、2018年に立て続けに書籍が出版されるなど、それまで目標管理手法で主流とされてきたMBO(Management by Objectives)に代わり、日本国内でも認知度・注目度が向上している目標管理手法です。インテルやGoogleでも長年社内の目標管理ツールとして使われてきたほか、現在では、世界中の名だたる企業にて導入が進み、日本でもここ数年導入企業が増えてきています。

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会社全体ののOKRを設定し、続いて各事業部も設定。
さらに部門やチームごとにも入力し、それらを全て関連づけて見える化。
ズレも明確に可視化されます。

Resilyが提供するOKRコンサルティング・クラウドOKRツールは、全社の状況を正確に把握する情報基盤を提供、会社のビジョン・ミッションからメンバー個々人の目標までが、一気通貫で可視化できます。つまり、どのメンバーから見ても、自分の目標が会社や事業の目標とどのように繋がっているのか、会社の目標のどの部分を担っているのかひと目で把握することができ、社員それぞれのチームが果たすべく役割や必要なアクションの方向性が明確になります。


従業員マネジメント向上にもOKR

先日DNX Venturesが主催したイベント「組織を強くする“従業員エンゲージメント”」では、OKRについて、企業・組織・経営においての活用方法について代表の堀江さんにピッチいただきました。
1970年代にインテル存続の危機克服に寄与するなど「事業改善」の手段として生かされてきた活用事例をご紹介いただいたほか、社員にとっては自分の会社が社会的にどのように認知されているか、社会的な意義があるか、自身の仕事と重ね合わせて見ることができるため、社員の人事評価ないしは社員のモチベーション向上につながるとの見方もありました。経営層と人事部にご活用いただけるツールと言えそうです。

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>> レポート記事「Resily株式会社に聞く、「OKR」から考える“従業員エンゲージメント”」

調達資金の活用

今回調達した資金は、国内で唯一無二のOKR特化型サービスを提供するリーディングカンパニーとして、OKRマネジメントツール「Resily」の技術開発体制、および販売体制の強化に活用します。また、お客様サポートのカスタマーサクセス強化を一層加速させ、2020年までにユーザー数拡大・組織拡大・サービス強化を目指します。


弊社倉林コメント

海外で既に多くの支持を得ているOKRは、設計、定着、運用の難しさからまだ日本では大きな広がりを見せているとは言えない状況です。OKRとSaaSの組み合わせによる業界変革の可能性に早くから注目し、実績を残してきたResilyの提供するプラットフォームが日本の人材管理市場の変革の担い手になり、日本企業の生産性向上を実現することを期待しています。

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大きな企業はもちろんのこと、組織マネジメントが個人の素質に委ねられがちなスタートアップ企業でも、目標管理を取り入れ、効率よく運用できるサービスです。DNXのSaaSの知見・経験もフィードバックしながら、引き続き同社をサポートして参ります。
https://resily.com


弊社その他の投資先はこちらからご覧いただけます!
https://www.dnx.vc/jp/portfolio


(文・上野なつみ)

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