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新規投資|immedio:より効率的なセールスを

DNX Venturesは、株式会社immedio(以下、immedio)のシードラウンドに出資参画させて頂きました。immedioは主にB2B企業のインバウンドマーケティングに特化して、商談調整や管理業務を効率化するSaaSを提供するスタートアップです。本稿では、我々DNX Venturesがimmedioに投資した背景や理由をimmedioの魅力と共にご紹介したいと思います。

immedioとは?

immedioはB2B企業の特にインバウンドマーケティングにおける潜在顧客との商談調整や管理業務を効率化するSaaSです。

現ジャパン・クラウドのパートナーであり『THE MODEL』の著者でもある福田康隆氏が提唱したマーケティング・営業組織の分業化は、今ではB2B企業の中でも特にSaaSスタートアップに広く知れ渡っており、多くのスタートアップが実践しているフレームワークです。THE MODEL型のビジネス組織では以下のように、レベニューモデルという全体の枠組みの中で上流から、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの大きく4つの組織・職種に分類されます。この中で、マーケティングから受け取ったリードを基に商談を獲得するのがインサイドセールスですが、その業務内容は各リードの割り振りや各リードとの商談設定の為の架電等、アナログなプロセスが多く、労働集約的な業務になっているのが実態となっています。

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー
「顧客とつながり続ける時代に持続的成長を実現する」より抜粋


immedioで実現できること

上述の通りインサイドセールス業務の効率化余地はまだまだある中で、immedioは以下を実現できるプロダクトを提供しており、immedioを導入することでインバウンドマーケティングの効率を大幅に改善することが可能になります。

1) サンクスページからの自動商談調整

B2B SaaS企業のWebサイト上では資料請求をリクエストするとサンクスページが出てきます。従来の業務フローでは潜在顧客が資料請求を行った後はSaaS企業のインサイドセールスが調査の上で架電を行い初回商談を設定しますが、immedioを導入した場合はサンクスページからスケジュール調整を直接行えるようになるので、タイムリーに商談設定ができリードの取り逃しを防止することもできます。また、資料請求時に顧客が入力した情報を基にリードの見極めを自動で行うので、不要な商談やミスマッチな商談が入ることもありません。

2) 各種ツールと連携した自動商談管理

従来のTHE MODEL的な業務フローでは、インサイドセールスの中でも担当分けを行い、リードを獲得した場合は各担当に割り振った上で初回商談を設定し、カレンダーへの入力、ビデオ会議URLの発行、チャットやメールでの営業担当への連携、各種CRMツールへの顧客情報入力などを行います。immedioを使うと、それら各ツールへの情報入力・管理を自動化することが可能になります。また、顧客データベースとの連携によって各案件の担当者データと突合することで属人的な担当者のアサインミスも防止することが可能になります。

次の章では、immedioへの投資判断に至った背景についてお話したいと思います。

今回投資に至った経緯

1) CEO浜田さんのインサイドセールス領域の圧倒的な経験

immedio CEOの浜田さんは、三井物産のアルムナイネットワークの縁で浜田さんの前職Sansan時代から接点があり、その流れで今回の資金調達のご相談を頂きました。最初にお会いした時から印象的だったのは、プロダクト開発を含めて着実な事業経営ができるであろう経営手腕でした。三井物産やSansanでも多大な功績を挙げ、スタートアップ業界でのご経験を持つ浜田さんなら、日本でも普及が進んできたSFA領域をさらに前進させてくれるであろうと確信しております。

2) DNXのSFA領域及びSaaS for SaaSの投資仮説

immedioはSFA領域のSaaSでありながらSaaS企業のためのSaaSという“SaaS for SaaS”の要素も併せ持つスタートアップですが、DNXではこれまでも同領域のスタートアップに多数投資しております。SaaSの市場が日本でも一定程度拡大してきた状況下、SaaSスタートアップはアメリカのようにより特定の業界や業務に特化したプロダクトを提供しないとスケールできないマーケットになっていると考えていました。今回、B2B SaaSの中でも特にインサイドセールスに特化して既に価値提供をできているimmedioのポテンシャルは相応に大きいものと期待しています。

浜田CEOからのコメント

倉林さんとは三井物産のアルムナイ組織やSansanを通じて接点があったのですが、今回の投資の直接のきっかけは4月のSaaS部に参加させて頂いたことでした。そのタイミングで投資を前向きに検討すると言って頂き、それ以降の調達プロセスでもDNXさんが常に先行して動いて呼び水となって下さったことに大変感謝しています。

immedioは The Model型営業の効率性を突き詰める中でのボトルネックを解決するサービスで、現場での経験が豊富な方ほど価値を分かって頂けるものだと思っています。倉林さんと本件をリード頂いた小澤さんはSaaS領域での知見が豊富なので、そこにペインがあることとimmedioがこれまでに無かったソリューションであることをすぐに理解頂き、とても心強かったです。
弊社サービスの初期顧客はSaaS企業が中心になると考えており、DNXさんがお持ちのネットワークや発信力は非常に大きな魅力でした。今後倉林さん以下DNXチームの力を存分にお借りして、immedioの価値をSaaS業界から広げていきたいと思っています。

—— 株式会社immedio代表取締役 浜田 英揮


SaaSではより特定の業界や業務へ特化することが求められている中で、DNXが知見を有するSFA及びSaaS for SaaS領域ということと、SaaS企業で豊富な経験を持つ浜田さんのFounder Market Fitが今回の投資判断を大きく後押ししました。

immedioのプロダクトを通じて日本のSaaS業界がより拡大するように、我々DNXもimmedioの今後の成長を力強くサポートしていきたいと思います。

(文:小澤 祐介)



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