格差とか貧困とか①スラムについて

去年、セブ島に行ってきた。

目的は釣りと、以前していたオンライン英会話のトレーナーに会いに行くことだった。

大学時代の後輩と男二人旅

どちらも観光には困らないぐらいの英語と通信機器の知識があるため負担にはならなかった。

せっかく海外に来たので、フィリピンの釣り道具が欲しいと思い、Google MAPで調べそこに行ってみた。

行ってみて、気付いたのはそこはスラム街

生まれて初めて本物のスラムというものを目の当たりにした。

なんというか、雑多な感じはいいのだけれど、臭いがすごい

あと野良犬が怖い

ただ所詮、通りがかっただけで、それほどのインパクトはなかった。

いい経験、観光地としてスラムに行ってみた

ぐらいの感覚

その夜に、英会話のトレーナー(ちなみに英会話トレーナーは副業、本業は米国金融機関勤務)に聞くと

セブ在住でもそんなところに行かない。観光客なら尚更。
あまりスラムのことは分からない。

とのことだった。

年頃の女性だし、まぁそんな治安の良くないところに行かないよな。とあまり気に留めなかった。

翌々日ぐらいかな。後輩と別れて、夜に合流するまで朝から単独行動することになった。

僕はすぐにGrab を使ってマッサージ店に行ってみた。

場所は巨大ショッピングモールから一本だけ隣の道にある路面店みたいな感じ。

2時間で2千円ぐらいのマッサージを受け終わり、そこからすぐ側のショッピングモールに歩いて行く途中で凄いスピードで足に何かがぶつかった。

何かと思い、視界を下に向けると子供が紙コップを俺の足にくっつけてきている。

・・・なるほど。

これがストリートチルドレンか。

関わりたくない一心で、逃げるようにその場を後にした。

とりあえずショッピングモールで歩き疲れたのでホテルに戻り、シャワーを浴びて後輩が戻ってくるのを待ってる時にセブ島やフィリピン、ストリートチルドレンについて調べてみた。

セブ島は急速に発展しているため、ショッピングモールのような巨大建築物はそもそも治安が良くない安い土地であったため、近くは今も治安は良くないこと。

フィリピン人の平均月収は5万円程度、年収60万×5人とかの大世帯で暮らすことが多い。

兄弟がいても、一点突破を狙い最も賢い子にのみ教育を行うこと。

とりあえずストリートチルドレンへの対応として、ただでお金をあげると自身で稼ぐ術を身に付けられなくなるため、恵んであげてはいけないこと。

正直、ググればすぐに出る情報なのに滞在4日目まで何も知らなかった。

僕の知っているフィリピン人は高等教育を受け、外資系企業に勤め、僕より遥かに上手な英語を使いこなす。

彼女らがそんな格安で労働力を提供しているとはなんとも複雑な気持ちになる。

ストリートチルドレンは単語として知っていた。しかしながら、本物と出会うとまたなんとも言えない気持ちになる。

こういう現状をフィリピン政府はなんとかしないのかなと。

たまたまタクシーを使わない移動をして、たまたまストリートチルドレンと出会って、彼らの生活をイメージした。

そういう偶然がなければ想像もできない。

同じ地球にいても、違う世界で生きているのだから。

さて、これは日本のサラリーマンとフィリピンのストリートチルドレンのギャップではあるけど

もう少し間を考えてみたいと思う。

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