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禁止改訂のその前に

5/29に禁止改訂があると発表されて現在進行形でザワつくMTG界隈。
色々な意見が飛び交う中でも、プロツアーでの使用率が凄いことになったカードが最有力候補という声が多い印象。
かくいう僕自身も「わざわざ」禁止改訂のルールを明確にしてきている時点で、今回は禁止ありますと公言してるようなものだと思っています。
今回は前回書いた2枚についての僕の言い分を書いてみようと思います。


てめぇはオレを怒らせた

鏡割りの寓話

家に2枚あったんだが……

レガシーやヴィンテージでも採用実績のある近年のスタンダードの中でもかなり強力なカード。
最初こそ評価されてなかったものの、取りまわしのきく能力や、他のカードとの組み合わせでドンドン評価をあげてきました。
アグロ以外の赤いデッキ全てに4積されていると言っても過言じゃない程の採用率で、現在Tire1のラクドスを支える1枚なのは間違いないのでは?

個人的にコイツは許されないんじゃないかと思います。

青以外で完全に対処するのが難しく、序盤中盤終盤いつ引いても悪くなく弱点が少ない。
赤をタッチしてでも使う価値のあるカードだと思います。
故に良くないかなと。
このカードによって日の目を浴びなかったデッキも活躍して多様性をもたらすカードだと言う意見もあります。
逆にこれだけ強いカードなら対策は必須。
このカードのために本来入らない打ち消しや除去、手札破壊を入れると構築が出てきてるのは事実。
赤いデッキの多様性は担保されるかもしれませんが、このカードを使わないデッキの多様性に言及されないのはどうなんでしょうか?
個人的にも使ってみると強いし使いたい気持ちはあるものの、禁止されても全くおかしくないレベルだと思います。
まぁ下環境でも使えるし、ね?


勢団の銀行破り

鏡割りの寓話を抑えて、今最もスタンダードで使われているであろうカード。
僕個人は発売当初から注目してて予想通りの強さだったなと。
無色という事で寓話と違ってどんなデッキにも採用出来るのが使用率の高さに繋がっています。

個人的にコイツは許されると思っています。

もちろん使用率で見たら支配的と言っても良いでしょうし、だから使えなくしようという可能性も高いと思います。
ただ現状このカードに換わるカードが無く、支えられているデッキも多い。
これが禁止された場合遅いデッキやリソース獲得手段が乏しいミッドレンジ以降のデッキは淘汰されてしまうのではとの懸念があります。
あと単純にこの前環境までのミッドレンジ環境が好きじゃないという個人的な気持ちが強い。
正直寓話ほど悪いことする訳では無いけど使用率で言えばって話も分かるので、どっちに転んでもおかしくはないかと思いました。


ジエスカイコントロール


デッキ
1 平地 (ONE) 262
1 島 (UNF) 241
1 山 (SLD) 49
1 アダーカー荒原 (DMU) 243
4 さびれた浜 (MID) 260
1 反逆のるつぼ、霜剣山 (NEO) 276
3 シヴの浅瀬 (DMU) 255
4 嵐削りの海岸 (VOW) 265
4 日没の道 (VOW) 266
1 戦場の鍛冶場 (BRO) 257
3 金属海の沿岸 (ONE) 258
1 皇国の地、永岩城 (NEO) 268
1 天上都市、大田原 (NEO) 271
3 かき消し (SNC) 49
3 攪乱プロトコル (NEO) 51
3 炎恵みの稲妻 (VOW) 158
1 勝利の炎 (DMU) 123
4 勢団の銀行破り (NEO) 255
4 鏡割りの寓話 (NEO) 141
1 ズルゴとオジュタイ (MOM) 258
3 記憶の氾濫 (MID) 62
1 邪悪を打ち砕く (DMU) 17
2 聖域の番人 (SNC) 30
1 太陽降下 (MOM) 40
2 告別 (NEO) 13
2 削剥 (AKR) 136
3 放浪皇 (NEO) 42
1 兄弟仲の終焉 (BRO) 128

サイドボード
1 兄弟仲の終焉 (BRO) 128
3 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
2 否認 (STA) 18
1 散乱光 (BRO) 61
1 家の焼き払い (MID) 131
1 機械の母、エリシュ・ノーン (ONE) 10
1 聖域の番人 (SNC) 30
1 太陽降下 (MOM) 40
1 告別 (NEO) 13
3 フェアリーの黒幕 (MOM) 58


もう少しで禁止改訂という事で、その前に鏡割りの寓話使っとこかと思い作ったジェスカイコントロール。
この後色々イジって今は中身違うのですが、だいたいこんなん。
マナベースは知識乏しいんで某配信者さんのを参考にさせて頂きました。
でも、なんか知らんけど勝てるのよね。
やっぱり鏡割りの寓話強いんかな。

鏡割りの寓話の強さ

以前アゾリウスコントロールでミシック達成した記事を上げたんですが……。

アゾリウスと明確に違う点のひとつが寓話。
例えばコチラが4ターン目相手のエンド時にドローソース打った場合、アゾコン相手だと結構ノーリスクでカウンターされてしまいます。
どうせ次ターン土地を置いてゴーしてくるだけと想像出来るので。
しかし寓話が入っていると返しで寓話を置かれるうえにカウンターを構えられる可能性が出てきます。
そうなるとコチラのドローソースが通る可能性も出てくるし、例え寓話までカウンターされても2マナ立てながら相手に対応する事も出来ます。
受けながらも相手に対して対処を要求する、コントロールの中でも数少ない序盤から相手に押し付けることが出来るカードなんです。

クリーチャー


・ズルゴとオジュタイ
予期、疾駆を内蔵したようなクリーチャー。
マナさえ伸びれば使用感は黄金架のドラゴンに通ずるものがあります。
時限式の呪禁があるので単体除去は当たらず、攻撃後手札に戻れるのでソーサリーの除去も効きません。
採用が少なく意識されてないので、結構いい働きをしてくれます。

・聖域の番人
対ラクドスキラーのフィニッシャー。
アゾリウスコントロールの時からサイドに忍ばせていたのですが、あまりにもサイドイン率が高くてメインに昇格。
盾カウンターが付いて出るので追放、布告以外で対処出来ない上に、自身の能力でトークンも出せるのでリリアナや絶望招来にも耐性アリ。
キレイに処理するにはシェオルドレッドの勅令ですが、採用率はかなり低いです(というか枠が……)。
今のラクドス環境においてはかなり強力なカードですが、盾カウンターは考えて使った方が良いです。


最近見てないあのカード

サイドで微妙だったのが黒幕。
相手がどんなにクリーチャー少なかろうと除去を抜かない人が多いのでそこにどうしても刺さってしまう。
メインがトークンや耐性持ちで誤魔化してるので、ここでそれらの除去が有効に機能するのもどうかなぁと思い今は抜いてます。
代わりにその枠にはジェイス。
バントランプやラクドスブリーチのようにライブラリーを一気に減らすデッキへのカウンターとして使えます。
過去にそんな内容も書いてました。

変えたあとほとんどがラクドスミッドレンジで一度もサイドインしなかったのはご愛嬌。

AOE過多だと思うので全体除去は減らした方がいいかも、こんな何枚もサイドインしないし。
色対策の1マナ5点火力なんかもいいかもしれないけどソーサリーなんだよなぁ……。
もっとしっくりくるのないか探してみます。



ミッドレンジが減ってかなり大味な呪文が増えた事で勝てるようになってるコントロール。
今の環境は嫌いじゃないので下手に禁止出してまたミッドレンジ環境に戻ってしまうんじゃないかと心配でなりません。
禁止改訂の中身はどうなるのか、禁止があったとしてその後どのような環境になるのか。
今回はワクワクよりもドキドキの方が大きいかも……。
もっとコントロールが息出来る環境になればいいなぁ。

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