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5分で分かる! LGBT+人権問題 日本の現状と課題を当事者カウンセラーが解説! 社会全体の取り組みが大切

にじいろ保健室へようこそ、セクマイ発達カウンセラーのダイヤです。
セクシャリティについての質問に、当事者目線でお答えします。
今日のテーマは「LGBT+ 日本の現状と課題」。
3つのポイントで日本の現状と課題を話してみるね。


1 制服とトイレ
全国の高校で、自分の好きな制服を選べるっていう学校がかなり増えてきてるんだよね。
それから、性別に関係なく使える「誰でもトイレ」の設置が少しずつ広まってきてるよね。

ただ、正装。
正装については、ジェンダーレスな正装のデザインっていうのがまだまだ少ないのね。
だから、例えば友達の結婚式に参加したいなと思っても、体は女性だけど心は男性だから、スカートは履きたくないとか。
体は男性だけど心は女性だからネクタイをしたくないとか。
そういう人にとっては、結婚式に着て行くものがなくて、結局行けないっていうことがよくあるんだよね。
正装については、ジェンダーレスな正装のデザインっていうのがまだまだ少ないんだよね。

2 結婚
結婚については、パートナーシップ制度っていうのがあって、ちょっとずつこれもね、増えて来てはいる。
このパートナーシップ制度っていうのが始まったことで同性婚についての認識、関心って言うのがちょっとずつ上がって来てるよね。
ただし、このパートナーシップ制度っていうのは、法的効力がないのね。
だから、パートナーシップ制度を利用していても、同じ国で暮らす資格をもらえなかったり、相続ができなかったり、共同親権が持てなかったり。
そういうことがあるんだよね。

だからやっぱり、同性婚っていうことについて今後も進めていかなくちゃいけないよね。

3 メンタルヘルス
セクシャルマイノリティーのメンタルヘルスっていうことはね、ものすごく重要なのね。
セクシャルマイノリティーだと、恋愛のことで問題を抱えてたり悩んだりしていても、友達や家族になかなか相談できないんだよね。
カミングアウトしてなかったら相談できないし、相談したとしてもけっこう特殊なケースだから、相手もなかなか返事がしにくいよね。

最近は、各自治体で無料電話相談とかね。
そういうのができるところが増えてきたよね。
特に都市部では利用できるところがけっこうたくさんあると思う。

ただし、精神科のお医者さんとか。臨床心理士とか、カウンセラーであっても、セクマイの問題についてはまだまだ知らないっていう人も多いんだよね。
すごく特殊なケースで、専門性の高い分野だから、対応できない部分もあったりするの。

それに、患者さんの方もね、お医者さんとかカウンセラーに、なかなか自分のセクシャリティを打ち明けるって言うのは、なかなか勇気がいることで、あんまり言えないっていう人も多いんだよね。
だから、一般のお医者さんとか、カウンセラーがある程度はセクシャルマイノリティの問題に対応できるようになること。
「対応してますよ」って表明すること。
そして、対応できない部分については専門家を紹介すること。

そういうふうにできるようになってくるといいのかな。

はい、そんな感じでした。

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