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“あえて”イバラの道へ!? 少数精鋭のマーケティングチームで見つけた自分らしい働き方

DMM Boostで働く社員をインタビュー形式で紹介する #DMMBoostVoice 。今回は、2022年1月からマーケティングディレクターとして活躍している洪泰英(ホン テヨン)さんです。

DMM Boostを選んだ理由に「自分が生きる感覚を味わいたかったから」と語るテヨンさん。働きはじめてもうすぐ1年、その想いを叶えることはできたのでしょうか?

和気藹々とした楽しい雰囲気だけでなく、言葉選び一つひとつに常に全力を尽くしていることが伝わるインタビューとなりました。

厳しそうな道を選び続けた先に、DMM Boostがあった

株式会社DMM Boost マーケティングディレクター 洪泰英

——テヨンさんのこれまでの経歴について、教えてください。

大学を卒業した2020年4月、楽天グループ株式会社にマーケティング職採用で入社しました。入社してからは、楽天会員向けメンバーシッププログラムのキャンペーン企画やデータ分析が中心でしたが、1年目には自ら副社長直下プロジェクトに参加。業種の垣根を超えて、とにかくがむしゃらに働いていました。

——新卒からマーケティング職に就くのは、珍しいですよね?

当時、新卒採用のマーケティング職の枠が4人しかいなくて。「挑戦してみよう」と、あえて厳しそうな道を選びたくなったんです。あと今後を見据えても、マーケティング職はどんな業界でも活かせる職種だと思っていたところもありますね。

——あえて厳しい道を選ぶとは……! DMM Boostにジョインしたのはいつですか?

2022年1月です。前職では、入社1年目でプロジェクトのR&Dリーダーに抜擢されたのですが、正直なところ会社の規模が大きいと1人あたりの裁量の大きさにも限界があると感じてしまったんです。仕事も常に戦いというか、僕自身がソルジャー気質なので、もっと緊張感のある環境で「自分が生きる」感覚を味わいたいなと考えるようになっていました。

とはいえ初めての転職だったので、かなり慎重になっていました。そんな思いも抱えていた時期に、知り合いだった嶋田から熱烈なスカウトをもらい、DMM Boostで働くことを決意したんです。

マーケットシェア「No.1」を目指す! マーケティングチームがやることは?

——現在のチーム体制や業務内容について教えてください。

Web広告の運用ディレクションのほか、マーケティングに関わるさまざまな施策をプロジェクト単位で進めています。よくも悪くも、社内のお困りごとを解決する「何でも屋さん」のような立場に近いかもしれません。チームメンバーも5名なので、一人ひとりの裁量に任されている部分も多いと思います。

——人数が少ないなか、Webマーケティングという幅広い分野に取り組むのは大変ですよね。どのように施策の優先順位を決めているのでしょうか?

当たり前のことですが、事業のKPIに大きく影響がありそうな施策から率先して取り組むようにしています。優先順位を決めるにあたっては、短期的な視点だけではなく「レバレッジ」や「不可逆性」を意識していますね。

——KPIにインパクトのある施策から取り組むだけじゃなく、中長期的にみて価値があるかまで意識するということでしょうか? 詳しく教えてください。

そうですね。事業成長のためには、成約数や売上を伸ばし続けることが大切です。さらなる高みを目指していくために、常に今と同じツールを使って、同じ運用フローを続けることがベストなのか? と考えると、立ち止まって考える必要があるはずです。

よくある「緊急度と重要度の掛け算」の話になりますが、緊急度に比べて重要度を導き出すって、結構難しいと思うんです。ではどうやって重要度を導き出していくかというと、「レバレッジ」や「不可逆性」を意識することではないかな? と。

マーケティングチームとして、目標を達成するために何が必要なのか、どの道を進んでいくのがいいのか、常に試行錯誤しながら進めています。

——基本的な方針はマーケティング責任者の嶋田さんが決めているのでしょうか?

舵取りは嶋田ですが、トップダウンではありません。チーム内で意見を出しあって、自分の意見も伝えているので、全員が納得感を持って進められています。

——施策を実行するなかで、前職と比べて難しく感じたことはありましたか?

前職はBtoCのサービスだったので、最初はBtoBサービスにおけるマーケティングの考え方を理解するのが大変でした。

BtoBサービスの場合、ターゲットが企業になるので、BtoCよりも購買までの時間も長く、契約方法も複雑。どのタイミングで契約に至るかは、企業ごと、担当者さんごとに変わってくるんです。Web広告の配信ロジックやKPI設計も変わってくるので、頭の切り替えには時間がかかりましたね。

——逆に面白いと感じる部分はどんなところでしょうか?

「DMMチャットブースト」の場合、LTV(※)が高いので、いろんな施策を試すことができるのは面白いところですね。

LTVが高いからといって、なんでもできるわけではありませんよ。低コストで獲得することは、利益を出す上で一番大事なことだと思っています。目先の利益のために低コストで獲得できる施策をしていては、いつか限界がやってくるからです。マーケットシェア1位を目指し、取り組んでいます。

※LTV:Life Time Value(ライフ タイム バリュー)の略。「顧客生涯価値」とも訳される

5時間考えたことも、1秒で返される。痺れるほどに刺激的な環境

——ちょっと話はそれますが、嶋田さんが運営しているTwitterアカウントにも度々テヨンさんが登場されていますよね。和気藹々とした雰囲気が伝わってきますし、PDCAをリアルに回している動画は思わず笑ってしまいました!

ありがとうございます。しょうもないことしてますよね(笑)。チームの雰囲気がTwitterからも伝えられたら嬉しいなと思って投稿しています。

僕たちは、何でも気楽に意見を言い合える関係性を大切にしています。なので、これから入るメンバーともフランクな関係性を築きたいですね。

——これまで、あえて厳しい場所に進まれていたテヨンさんですが、DMM Boostにジョインしてからは、どんな働き方になりましたか?

和気藹々とした雰囲気で自由に働けていますが、仕事内容は痺れるほどに刺激的です。

裁量権や責任があるぶん、考えることがハイレベルすぎて正直きついときもあります。でも気がつくとメンバーたちと「この仕事、楽しいよね」って言いあいながら働いているんです。

——ステキですね! どんな時に「刺激」を感じられますか?

一緒に働いている人から、刺激をもらっています。代表の横関さんをはじめ、仕事で関わる外部の方も優秀な人たちばかり。話す内容が本当にハイレベルなので、めちゃくちゃ痺れます。

たとえば、取締役と今後の施策について会議している時も、5時間かけて考えた施策が「それって〇〇のほうがよくない?」と一瞬でひっくり返される。しかも「その手があったか」と自分では見えていなかった部分を広げてくれて、新しい視点ももらえるんですよ。

常に「中長期視点」から事業をみている人たちだからこそ、事業において本質的かどうかをすぐに判断できるんだと思います。毎回、会議の後は「まだまだ思考が足りないな」と反省しますね。

事業の成長を“自分ごと”にできれば、踏ん張れる

——DMM Boostのマーケティングチームをさらに成長させるために、どんなことが必要でしょうか?

成長のためには、「再現性」「不確実性」「主体性」の3つがキーワードになると思っています。

——3つのキーワードについて、それぞれ詳しく教えてください。

「再現性」については、偶然の成功や、全然違う変数が成功に寄与することもあるので正しく解釈したり、担保したりすることって難しいと思うんですが、それでもこだわる。事業の成長のためには、欠かせないと考えています。この「再現性」を高めるためにも、データ基盤の構築やデータ分析のためのツールの導入・活用を進めているところです。将来的には、データドリブンに大きな意思決定ができて、数を追うごとに着実に再現性が高まっていく。そんな組織にしたいですね(ちなみに、僕のバイブル本はマシュー・サイド『失敗の科学』です)。

2つ目の「不確実性」については、「再現性」と相反するかもしれないですが、データで説明できる範囲の外側に関しては柔軟に、臨機応変に対応する心構えが必要だと考えています。答えのない事象でも、最後まで向き合って解き明かしていく、そういった姿勢が理想ですね。

最後の「主体性」は、事業を伸ばすために各々が自発的にインプット・アウトプットすることです。強い組織を作る上でも重要な要素なのですが、「主体性を持って」と言って持てるものでもありません。組織としてみんなが持てるようなアプローチが必要だと考えています。

——なるほど。これらの3つのキーワードを実現させていくためには、高いスキルが求められるように感じます。これから一緒に働きたい! と考えている人のマーケティング知識や経験も重視されるのでしょうか?

もちろんマーケティングスキルがあったほうがいいですが、スキルは努力を続けないと追い越されるもの。いくら知識や経験があっても活かさなければ意味がありません。常に目標達成に向けて内省を重ね、PDCAを回せることが大切だと思います。

DMM Boostは事業をまだまだ成長させていくフェーズなので、正直なところ結果がすべて。だからこそ自分の成長と事業の成長を重ねて考えられる人であれば、きっとしんどいときも踏ん張れるのではないでしょうか。

——かっこいい……! 最後に、テヨンさんの目標を聞かせてください。

先のことはわかりませんが、30歳までにはマーケティングのプロとして活躍できるようになりたいと考えています。

あとマーケターとして活躍すること以外にも、マジックのサーカス集団、お笑い芸人、サッカーの指導者……など、挑戦してみたいことはたくさんあるんですよ。

——え……!? 最後に気になることを言いますね(笑)。将来の夢についてはまた別の機会にたっぷり聞かせてください!

はい! 将来やりたいことができるように、今は仕事を思いっきり頑張りたいです。

取材協力:CASTER BIZ recruiting


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