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【糖尿病】転職活動をやってみる

こんにちは。久々の記事。ここしばらく&今もしている転職活動について、書いてみようと思います。
活動中なので転職先は決まっていないのですが、当落共にぼちぼち出ているので今思うことだけでもさっさと記事にしようかなと。

なぜ、いま転職?

うまく言えないです。少なくとも今後数年は今の会社で仕事がもらえそうだし、仕事や職場に大きな不満もないし、むしろ感謝や恩義はたっぷりあるし、アラフォーだし、なぜ、いま転職?と私自身が思っています。
でも、この環境を変えてみるのも面白いかなと思ってしまったので仕方ないです。本当に転職するのかは後で考えようと思い、転職活動を始めました。
いわゆる転職エージェントや転職サイトを活用しています。

転職における不安。

石橋を叩く&プライド高め、めんどくさい性格なので、転職失敗への不安が大量にあり行動開始までに相当時間がかかりました。とりあえず病気関係は以下。

・1型糖尿病って転職で不利にならないの?そもそも採用ってもらえるの?
・新しい勤務先では健康的に働けるの?
・仕事における制限はかからないの?
・残業とかストレスとか環境変化は耐えられるの?

本当はそれらに対して安心材料を得てから進めたいという石橋叩心なのですが、結局は転職活動をやってみないと、その企業で働いてみないと、わからないものばかりなんですね。

転職活動って、どう?

転職活動を始めて実施していて感じていることは、やることのメリット多いなということです。何事も経験などと言いますが、この転職活動もまたその一つです。

・人生の決断というプロセスを味わえる
・職務経歴/自己分析をすることで自分のことがわかる
・応募企業を調べる/面接をすることで自分の価値、今の企業の価値がわかる

エージェントに紹介してもらう求人に応募して面接したり、サイトで募集を見て応募して面接したり、サイトで企業から来るオファーに興味をもって応募して面接したり、ということをやっています。
最近は知人の紹介=リファラル採用というルートも流行っているようですが、それはやっていません。
この転職活動、なんか面白い、独特な世界をちょっと紹介したいです。

学校卒業時の新卒の就職活動でも思ったのですが、数回の面接で合否が決まることにすごいなと改めて感じます。企業も応募者もその裏で時間はたくさん使っているのですが、企業と応募者の接点は1時間×2~3回。短いと30分×2回。たった1時間会っただけ(しかもオンラインが多い)で「君はうちの望む人ではない」か「さぁ、一緒に働きましょう。」となります。
新居の購入で感じる違和感と同じで、「建ってない時点で一生に一度の高額商品を買う」ような、「お互いの相互理解が不足した状態で1年の1/3の時間をXX年過ごす環境を決める」感じがあります。
昔からだと思うのですが、ミスマッチって解消しているのかな~、と考えてしまいます。新卒採用だと最近はインターンシップ=企業就業体験の機会も増えているようで、それが採用につながるならミスマッチは若干減らせるのかなとも感じます。

もう一つ面白いのは、そんな少ない接点でも、企業の色が出るところですね。マメにコンタクトを取ってくれる企業(良いとは言っていない)、面接開始に面接官が名乗らない企業(それが企業評価につながるとは言っていない)、人事が/現場がしゃべる企業、役員が優しい/恐い企業、オンライン回線が不安定な企業、バーチャル背景を使う/使わない企業、会議アテンドをする総務がいる/いない企業。
そんな些細な情報から企業をイメージするのは楽しかったりします。

他にも転職エージェントの独特なビジネスモデル、求人傾向の移り変わり、転職に対する心構え、職務経歴の彩り方や彩られた求人の本質の見抜き方などいろいろ面白く学ぶことができています。

あ、結構大変です。落ちれば凹みますし、受かってもあれこれ考えますし、労働との両立も大変ですし、何より人生の決断という慣れない作業にライフゲージをガシガシ削られている気がします。

1型糖尿病でも転職できるの?

結論を言うと当たり前ですがイエスです。この国でも罹患者に職業選択の自由はありました。
ただ、私が驚いたのが、忌避する雰囲気のなさです。

そもそも、既往歴保持者は「1型糖尿病罹患を応募企業に伝えるのか」問題がありますが、私は伝えることにしました。新卒就活時も伝えましたし、腰回りについたポンプや管やらを仕事しながら隠し通せる自信も全くないので。

伝え方は悩みましたが、ある程度選考が進んだタイミングで伝えるようにしています。大量に募集が来るであろう書類選考だとさすがに勝ち目が薄すぎると思い、その後の追加履歴書に書いたり、面接時の「何か質問ありますか?」で「通院とかがあるから一応」という形で伝えたりしています。

ダイバーシティアンドインクルージョンというのでしょうか。事実を聞いた面接官側に大きな動揺は見られません。勤務に影響がないのか、といった最低限の確認が多かったです。病を持つ相手に明確にNGと言えない世界になっているようです。もう20年ぐらい前の新卒就活時は違ったなぁという記憶です。私が勝手に世間の印象を悪く捉え過ぎなのですかな。

私なんかは医療費の負担すごい、健康保険料を負担する事業主も嫌がるのでは?まで気にしていましたが、一切聞かれませんでしたね。そんな不安を感じている人が他にもいましたら杞憂かもしれません。

全ての企業がこうであるとは思いませんが、結果、罹患者本人が心無い反応に無駄に傷つくことは減ると思います。これは、結構大切。いかんともしがたい理由なわけです。発症原因が不明確な病を理由に、露骨にNGを突き付けられるのは。

ただ、気を付けるべきは、「表向きNGと言われなくてもそれが理由でNGは出うるので心は強く持ちましょう」「新卒就活は横並び比較がまだ色濃いでしょうから、先方の態度にも出てくるのではないか」「言わないも選択です、言って後戻りはできないのでよく考えましょう」かなと思いました。

同じ悩みを持つ患者はいる、のでしょう

Web検索すると、10年近く前の資料ですが、PDFのレポートが出てきました。サイト内の特集「1 型糖尿病患者にとっての就職」になります。

レポート内で厚労省の労働担当事務官の話がありました。個人の感想じゃないか、とも思いましたが、関係者の意見なのできっと貴重なのでしょう。

Q】就職に当たって、IDDM であることをオープンにした方がよいか ?
A】 聞かれなければ答える必要もないだろう。言わないといけないということではない。
Q】IDDM であることは不利になるのか ?
A】 自己管理できれば問題ない病気である。特段の配慮が必要な病気ではないだろう。就職先(企業等)は、1 型と 2 型の区別もつかない。糖尿病は珍しい病気ではないので。

1 型糖尿病患者にとっての就職
https://japan-iddm.net/publication/whitepaper_2011/

これから、どうしよう

まだしばらく活動を進めてみようと思っています。前述のとおり今の企業から逃げたいといった切迫感はないので、これだ!という企業に出会えるのを待とうと思っています。結局、今の企業にとどまり続けていたりして。それもひとつの答えかなと思います。

私は残念ながらこれをやりたい!この仕事で食べていきたい!という働く夢のようなものは無いですが、こうありたい。ぐらいはあるので、その状態に近いところを探します。業種で言うと、今は糖尿病に限らず病に対する何かを手掛けている企業を中心に募集を探しています。

どうか、良いめぐりあわせに出会えますように。

見出し画像:ia19200102さん:START

https://note.com/ia19200102/n/n0875f45fdd6d

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