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【育て方】葉焼けについて

先日、お気に入りの株をやらかしました。
↓のめちゃかっこいいアガベ チタノタ 狂刺夕映なのですが、タイトルの通り葉焼けさせてしまいました。

超ショックなのですが、ここで投稿してこの思いを成仏させようかと思います。
ついでに、葉焼けのメカニズムについても知っている範囲で記載しようかと思います。


今回の株の育成環境としては、以下でした。

  • 室内

  • LED(Helios green LED)を12時間/日

  • 24時間サーキュレーター稼働で送風

この環境で約2ヶ月間管理しており、特に問題なく育っていました。
しかし、先日1日家を空ける用事があり、その1日の間だけLEDを当てていませんでした。

家に帰ってきた次の日、いつも通りLEDを12時間当てたらなんと下のように、葉が焼けてしまったのです。

かろうじて下葉だったのですが、お気に入りの株だったためにショック。
まさか、1日LEDに当ててないぐらいで葉焼けするとは思ってもいませんでした。
もしかすると、他に原因があるかも?と思い、いろいろ調べたので記載します。

まず、具体的な葉焼けの原因ですが、基本的には以下です。

  • 日光の量が多い(急に日光の量を増やす)

  • 日光の割合に対し、水の量が少ない

  • 日光の割合に対し、二酸化炭素の量が少ない

  • 光合成に適した温度ではないのに、日光の量が多い

植物の光合成に必要な三要素は、日光と水と二酸化炭素になります。
この三要素のバランスが取れることにより光合成が行われますが、
日光を光合成で使いきれない場合、余った日光が活性酸素となります。

この活性酸素、植物だけでなく人間の体内にも存在し、有害物質を攻撃してくれる免疫機能として働いてくれているようです。ただし、酸性が強すぎるため、自分自身の細胞をも傷つけるという厄介者なのです。

葉焼けの原因もこの活性酸素による葉の細胞の破壊で起きてしまっています。
そのため、「日照時間は長ければ良い」というわけでなく、適切な量を与えないと日光が使いきれなく活性酸素が作られてしまいます。
今までは日影管理だったけど、急に日光を当てたら葉焼けしたとかもよく聞きますよね。

また、日照時間が普通でも、水や二酸化炭素の量が相対的に少ない場合は光合成ができないので日光が余ってしまいます。これも活性酸素が作られてしまうので、葉焼けの原因になります。

二酸化炭素の量ですが、室内で育成する場合はサーキュレーターで送風してあげることが大事です。風のない場所に植物を置いても、その植物周辺の二酸化炭素がなくなっていくだけなので、空気をかき混ぜ常に植物の周辺に二酸化炭素がある状態にしなければなりません。

また、温度も原因の一つとなり、そもそも光合成に適さない温度で日光を当てても使いきれないだけです。(適正温度はたぶん30~15度ぐらい)

今回の原因ですが、家を空けていた1日の間は暖房をつけておらず、温度が下がっていたようなのでこれも葉焼けを起こさせた原因なのかもしれません。

とりあえず、LEDからは離してしばらくは療養期間にしたいと思います。。

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