#4 転換期
今回、スポーツはおろか様々な事が中止になったりして、大きなイベントであれば、夏の甲子園、インターハイ、中学生の中総体、ジュニアサッカーで言えばフットサル全国大会等がその対象となりました
高校3年生にとっては、本当に残酷な現実を突きつけられて、言葉もありませんが、ことジュニアに関して言えば、全てが悲観するものでは無いと思うようになりました
今、ジュニアがおかれてる現状は、地域によって違いはありますが、リーグ文化の中でほとんどのチームが過ごしています。U‐12で上のステージで戦う為には、U‐11での成績が必要で、そのU‐11にはU‐10の成績が影響する
かなりの選手がいるビッククラブなら消化もできますが、うちも含め殆どのチームは、リーグ消化の為に年代を飛び越えて出場させたり、上のカテゴリーに選抜を出す事によりチーム内での弊害が生まれたり
雨天で中止が相次いだ時は、土日で過密スケジュールをこなしたりと、誰の為試合なのかを考えるようになりました
また、殆どのチームが勝利が大前提となってくる為、試合経験の差が生まれジュニア期で必要な、サッカーを楽しむからはどんどん遠ざかっていく様になってきました
ここ数年、指導していく中でやはりこの点で悩まされる事が非常に多くなり、多くの子供達の可能性を潰してしまったと後悔してます
今回の休止期間で、子供達はオーバートレーニングをする事や、過度なプレッシャーを与えられる事が少なかった為、引きこもってた子供以外は健全なる身体の成長ができてると思います
中には、少々ポッチャリさんになった子もいると思いますが、それはそれで悪いことではありませんし、多くの子供達がサッカーをやりたいという気持ちになってくれてると思います
リーグに関しては全てが反対ではありません、しかし消化をしないといけないであったり、過密スケジュールの中に無理矢理、子供達を押し込むのでは無く
全員が試合に出れるルール作りや、U‐10やU‐11の前期リーグ等の必要性等は議論していく事も必要かと思います。しかし、僕自身の現時点での考えを言えば、リーグよりも『楽しむ』というジュニアサッカーの原点を見直す。いい転換期では無いかと思います
子供達の成長に本当に必要な事をしっかりと考えていきたいそう思うようになりました
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