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AIにも世代がある。
巷でなにかとニュースや新聞記事になっているAIについて。
AIにも世代があります。ざっくりと解説すると、
第一世代
迷路の解き方や定理の証明のような単純な仮説の問題を扱う
※明確なルールがある問題に対して高い性能を発揮
第二世代
専門分野の知識を取り込んだ上で推論することで、その分野の専門家のように振る舞うプログラムです。エキスパートシステムと呼ばれ、人の手で予め知識やルールが組み込まれています。
例えば、Amazonや楽天でよく見られる、その人の見た商品情報からの類似商品をお勧めや、その人が日頃見るニュース・記事から、次にその人が読みたいであろう関連ニュース・記事一覧を表示。(FacebookやTwitter、noteも使っているでしょう。)
第三世代
機械学習とビックデータの組み合わせで人工知能(AI)が自ら習得するディープラーニングをします。
第二世代のAIで手入力していた知識をネット上の知識から引っ張ってきているとも言えます。これが、ビックデータの活用です。(乱暴な解説ですが)
巷であふれているAIシステム
AIが解決!な業務系システムは大体第一世代と第ニ世代の組み合わせでしょう。昔もICやらファジーやらの宣伝文句で洗濯機や炊飯器などの家電で使われていたやつです。条件によって判断を分岐させているだけです。だけといっても難しいことには違いはありませんが。
昔からある機能をさも新技術であるかのようにAIの言葉を使って売ってるのは売り方の戦略の一つだけれど釈然としません。
AIには間違いないのですが、AI搭載!なんていえばユーザーは第三世代を思い浮かべてしまいますよね。そもそも明確なルールが決まっている業務に「余計な知識」を取り込ませてどうするの?と突っ込んでほしいところでもあるのですが。
飛びつく前に、ちょっと頭を冷やして考えてみましょう。
第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc142120.html
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