サンドブラストでガラス皿作り(パート1)
お久しぶりです(生きてます😆)
三田市ガラス工芸館のガラスとマルシェの日曜日というイベントに行って来ました!
基本、子供向けの体験イベントにも関わらず、
一人ガチの作品を毎年作りに行く常連オジさんです😅
今回はガラス皿を作ってきたので、
作り方をレポします。
①下絵を描く
好きなように描けばいいんですが、切り絵みたいに切り抜く必要があるので、複雑過ぎると難しくなります。
絵が不得意なら好きなモチーフを検索して印刷してもアリだと思います。
今回のモチーフはナイトメアビフォアクリスマス!!
一番好きな映画を挙げろと言われたら
迷わずコレ一択ですねえ。
私の好みはジャックとサリーが対の構図なんですが…
それはもう↓のコップで作っちゃったんですよね。
今回は悪くてカッコいいジャックにしたかったので、自分で描き下ろし!
結構上手く描けたと自画自賛😤
満足いったらボールペンで清書します。
ちなみにジャックの左手や上下でパーツを重ならないようにしているのは理由があります。
実際の皿のサイズが分からんので、仮に合わなかった時は左手を無くすなり、家を削るなりして調整するための工夫です。
また、全集中すればマイクロ単位でも切れるんですが、
今回はミリ以上の太い線だけなシンプルなデザインにしました。
これも理由があって、
☝️みたいなサンドブラストして完成なコップだったら、技量の限り細かい絵にしてもいいんですが…
お皿の場合は、ガラスの平板の状態でサンドブラストした後、高温で少し溶かして縁を曲げて皿の形にするらしいんですよね。
なので細か過ぎる線(特に凹)は溶けて潰れてしまう。
奥さん用に作った時は、奥さんの好きなアリス要素をありったけ詰め込んだので、これはこれで綺麗なんですが…
溶けて輪郭がボヤけると、細かいパーツがいっぱいな構図はメインが分かりにくくなると気付いたんですよね。
なので今回はメインのジャックが目立つ構図にしてみました!
②シールに貼る
本来の体験はその場で絵を描くか、
予めスタッフさんが用意した絵のコピー→ガムテープ→色ガラス皿に貼って、
カッターで絵に沿ってガムテープを切り剥がします。
で、サンドブラストするとガムテープ以外の色ガラスが削れて、絵が浮き上がるんですが…
体験自体は2時間しか無いので、私の絵だと絶対に間に合わない😂
なので自分でまずサンドブラスト用のマスキングシートを買います。
で、このシートの上に100円ショップで買えるのりスプレーで下絵貼り。
ちょっと離してスプレーし過ぎないのがポイントです。
③頑張って切る!
シールだけ切って台紙まで切らんように力加減を調整しましょう。
ただ、ここでちょっと問題が…
抗がん剤治療は終わったんですが、後遺症で未だ指先がちょっと痺れてるんですよね。
普段は気にならんのですが、この手の細かい作業になると影響受けます。
指が痺れるので半日かけて、慎重に全集中を続けます。
ジャックの指が一番大変だった。
…なんで私、痺れるって分かってるのにこんなポーズにさせたんだ…
終わったら裏返して光に透かせて、
切り残しが無いかチェックします。
④いよいよ本番!ガラス皿に貼る
イベント当日になったら準備したシールを持って工芸館へ。
サンドブラストの先生が、私の顔を覚えてくれてるので助かります。
緊張のガラス皿とご対面!
(なんせ準備したシールより全然小さいと、構図を無理矢理変えないといけなくなる)
ラッキーな事に一枚だけちょうどいいのがあって良かった❤️
まず手持ちのアルコールでガラス皿を脱脂します。
次にシールを貼るんですが、顔のパーツとか一枚ずつ剥がして貼ると歪みやすいんですよね。
そんな時はコレ!
この転写シートをシールの上に貼り、台紙を剥がすとシートにシールが残るので、目的のところにペタッと貼るだけ!!
…の筈がトラブル発生😱
買った時、粘着力が分からんかったので、弱と中、両方買ったんですよね。
で、去年までは中の粘着力シート使ってたんですが!
余りが無いので弱でやってみたら…
台紙の粘着力に負けて全然シートに張り付かない!
目や鼻がポロポロ取れて、全然転写シートの意味が無く、ようやくなんとか準備できて皿に貼ろうとしたら…
肝心のジャックが落ちて、全然違う場所に張り付く!!
おいいい!!!
このシール自体は強力なので、一旦ほんまに貼りついたらビリビリに破かないと剥がれない!
慎重に剥がして本来の位置に貼り直す…
ふう、なんとか破れずに済んだけど、もしも破れてたら発狂するとこでした😰
ちなみに真ん中の透明な部分はガラス板を作る際に出来る凸を削った部分。
当然、ここは色が無いのでシールを避けないといけない。
この真ん中の穴の大きさもバラバラで、これは一番小さい方なので、ほんとピッタリサイズがあって良かった😂
ちなみにヒゲと帽子のフサフサは輪郭切ってあるけど、まだ剥がしません。
サンドブラストで、今の青い部分を全部削った後、ヒゲの部分を剥がして、今度はボカすように薄く削る用です。
⑤サンドブラストで削る!
コレが一番楽しい。
本来はスタッフさんがやってくれるんですが、
もう慣れてるのでサンドブラストも直接やらせて貰えます。
(ほんと毎年ありがとうございます!)
やり過ぎると凸凹になり過ぎるので、窓越しに観察しながら削ります。
時々取り出して削り具合をチェックし、途中でヒゲとフサフサのシールを剥がして更にボカします。
おお、カッコいい!(自画自賛おかわり)
毎年ガチの作品を作りに来るので、周りのスタッフさんも見に来てくれます。
まあ、こんなの作ってたらそうなるよね😅
でも見返してみると、今回は細か過ぎないようにしたつもりが結構細かい!??
特にサンタのソリとか手綱とかトナカイの角が溶かしたら潰れそう…
まあそうなったらしゃあないけどね。
溶かしてお皿になって返ってくるのは1ヶ月後です。
完成したらまたレポします!!
抗がん剤が終わった途端に仕事に明け暮れて、
note書けてなかったですが、再開しようと思ってます!
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