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銅板レリーフ・リベンジャーズ①

私は完璧主義ではないんですが…
ものづくりには私なりの基準があります。

例えばディズニー系のモチーフ作品なら、
ディズニーストアにあっても違和感が無く、
仮に一万円以上の高価だったとしても買いたくなる完成度でないと満足できん!

世界はそれを完璧主義と呼ぶんだぜ

byサンボマスター

それは去年、抗がん剤治療が終わった頃の事。
子供向けの職業体験イベントが神戸であり、
久々に家族でお出かけして。

息子と一緒にハマったのが、
板金屋体験でやってた銅板レリーフ作り。

大概は用意された絵を使うんですが、
オリジナルでも良いって事で、
大好きなナイトメアビフォアクリスマスを作ったものの。

私が初めて作ったレリーフ


……コレジャナイイイ!!!

昼飯も忘れるくらい2時間くらい熱中したんですが、どうにも満足できない。
(ちなみに息子は私が一枚作る間に👇を3枚も作ってる😅)

息子が初めて作ったレリーフ
ぶっちゃけ私より上手い🤣

これじゃディズニーストアで売れない!
(いや、そもそも売って貰えない笑)

ってな訳で自宅で銅板レリーフを作る事にしました。

①銅板、道具の購入

どうせならデカく見栄え良くしようとホームセンターで👇を購入。

検索すると厚さ0.3mmが推奨みたいですが…
無かったので0.1mm。
薄過ぎて凹むのを危惧したんですが、やってみたらこれで充分!

ちなみに銅板の購入は奥さんに呆れられまして😅
頼りになるのはやはり息子!
余りの部分は息子の工作に使って良いよと話したら、目を輝かせ。
親子で必要なものだからと二人で説得しました✌️

他に必要な道具はクッションシート、ヘラ、ボールペン。
更に色を変えたいなら、いぶし液と仕上げ液ですね。

②デザイン決め、下絵

👇ガラス皿を作った時に息子から

「これでレリーフ作ったらカッコいいと思う」
と。
おお!
さすが息子!!
即採用。

親バカなんですが息子の発想力は私を超えてると思う。
余った銅板の使い道を聞いたら、折り紙の兜作りたいと。
確かにカッコ良さそう🤩
子供の自由で豊かな発想がほんと羨ましい🥰

デザインが決まったので、ガラス皿の下絵を4倍に拡大コピー。

下絵を貼ったところ

四隅の空白がもったいない。
字を入れよう。
レタリングしてもいいんですが、めんどくさいから探したら、すばらしい無料フォント発見。

コレコレ!
更に中央の余白には月を入れたらカッコいいと息子にアドバイスされる。
イイね👍 さすが!!

で、こうなる。

pumpkin kingにtheをつけるか迷ったけど、
劇中の歌詞にはついてるっぽい。
妙なところにこだわるのである😅

③銅板に転写

メンディングテープでしっかり固定。
間にカーボン紙を入れて転写してもいいんですが、下絵をボールペンで強めになぞれば、下の銅板に跡がつくので省きます。

裏を見て跡があるかチェック

但し力を入れて何度もなぞるのでめっちゃ疲れる

ほぼ1日かけて指がつりながら転写完了

なぜこんな疲れるデザインにした私よ

④線を筋彫り

充分に跡ついてそうに見えますが、
まだ足りないので銅板を直接なぞります。

☝️参考にした説明だとヘラで線描するんですが…
やってみるとあまり深くならない。
たぶん棒状のヘラじゃないせいで、圧が一点にかからないからだと思う。
ボールペンで代用できました。

ちなみにわざとインクが切れたボールペン使ってます。先端のボールがある分、ヘラより滑りがいい。

筋彫前のジャックの手
筋彫後。 写真だとほとんど分からん😓

更に1日かけて筋彫も完了!

指つりreturns!
もうこれで完成でいいかと一瞬思う😅

⑤裏から押し出し

ひっくり返して、線の1mm内側をヘラで押します。
表から見ると、押された側が浮きでます。

ただねえ。
いきなりヘラは失敗すると思う。
前回の敗因として、ひたすら立体的にしようと押しまくったら、逆に輪郭がボヤけたんですよね。

輪郭のエッジが立ってないせいだと分析。

ふりかえりと分析はエンジニアの性だと思う😅

そこで今回は線の内側もまずはボールペンでなぞってエッジを出す。
次にヘラでエッジを潰さんように更に輪郭を強調した後、木製の箸やスプーンで全体的に緩やかなカーブになるよう押し出す。

①右のトナカイだけ裏からボールペンでエッジを出す
②ヘラで線に沿ってエッジを強調
③木製の箸で全体的に押し出す
④表から見たところ
隣の押し出し前のトナカイと比較すると分かりやすい


ただこれがすこぶるめんどくさい!
時間かかる!!

私はものづくり大好きなんですが、
めんどくさがりなので、もっと効率よく作りたい。
いい方法考えるので今回はここまで。
次は完成編の予定です♪


鳥山明先生の訃報を見た時はフリーズしました。
初めて買った漫画がドラゴンボールでした。
ジャンプも知らず、表紙の絵に惹かれたのを今でも覚えてます。
絵を描く時の最初の参考にしたのもドラゴンボールでした。
私のものづくりの原点な方です。
心からご冥福をお祈りします。

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