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ザ・メンタルモデルをわかりやすくまとめてみた~紐解きセッション事例つき~

こんにちは。このnoteは「メンタルモデルとは何かを知りたい」人向けに、メンタルモデルについてわかりやすくまとめたものです。書籍「ザ・メンタルモデル」の要約としても読むことができます。

※なお、ここで言う「メンタルモデル」は書籍「ザ・メンタルモデル」におけるメンタルモデルを指しており、一般的な意味での認知を示すメンタルモデルについては触れていません。

私、菊地大翼(きくちだいすけ)は、15年以上にわたり、企業の人材育成や組織開発に関するコンサルティングやファシリテーションを行ってきました。人と組織に関する探求を深める中で、メンタルモデルの重要性に気づき、今では個人および企業を対象に、メンタルモデルをテーマにしたセッションやワークショップを提供しています。

無料からのギフト制で、お一人お一人固有のメンタルモデルを紐解くセッションも行っています。(これまでに99名の方に提供)以下のフォームからお申込みいただけます。

メンタルモデルのセッションを実施している中で、「メンタルモデルについてわかりやすく説明してほしい」といった依頼や質問を受けることがあります。

そこで、このnoteでは

・メンタルモデルって何?
・自分のメンタルモデルって何だろう?
・メンタルモデルのタイプを深く理解したい
・『ザ・メンタルモデル』を読んだ後、メンタルモデルについてさらに知りたくなった」

といった、よくいただく質問をもとに、メンタルモデルに関するわかりやすい紹介と解説を行います。

ただし、内容にはかなりのボリュームがありますので、ご自身のニーズに合わせて部分的に読むことをお勧めします。

①メンタルモデルの全体像を把握したい方→第1章から順に読むことをお勧めします。

②メンタルモデルの探求方法について学びたい方→第2章をお読みください。

③メンタルモデルを探求することでどのような変化が得られるか知りたい方→第4章をご覧になることをお勧めします。

④メンタルモデルの紐解きセッションで何をするのかを詳しく知りたい方→第5章をお読みください。


1:メンタルモデルとは何か?

「ザ・メンタルモデル」と一般的なメンタルモデルの違い

「ザ・メンタルモデル」で紹介されているメンタルモデルの定義は、一般的に使われるメンタルモデルの定義とは異なります。ここでは、それぞれのメンタルモデルについての定義をご紹介します。

●「ザ・メンタルモデル」におけるメンタルモデルの定義
人が人生の中で体験した痛みを切り離すために「自分/世界はこういうものだ」と無意識に決定づけた、人生全般の思考や行動の起点になっている信念・思い込みのことです。

『ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー』より引用

一方で一般的なメンタルモデルの定義は以下です。

●一般的なメンタルモデルの定義
人が無意識のうちに持っている物の見方、信念、価値観を指します。たとえば、コップを目にしたとき、「飲み物を飲むためのもの」と捉える人がいれば、「花を飾るためのもの」と考える人もいます。

ここで、改めて「ザ・メンタルモデル」と一般的なメンタルモデルの違いをまとめます。

●「ザ・メンタルモデル」と一般的なメンタルモデルの違い
【ザ・メンタルモデル】
ザ・メンタルモデルは「痛み」から生じる特定の捉え方や信念に焦点を当てています。つまり、個人が経験する痛みから形成される行動パターンや信念体系を指します。

【一般的なメンタルモデル】
一方、一般的にはメンタルモデルは「痛み」に限らず、「体験すべて」から生まれる捉え方や信念と考えられています。これには、ポジティブな体験や学び、そして日常の様々な出来事から得られる洞察も含まれます。

これから、「ザ・メンタルモデル」の定義に基づいたメンタルモデルに関して、もう少し詳細にご紹介していきます。

メンタルモデルの仕組み

「ザ・メンタルモデル」には、メンタルモデルが生まれた経緯が書かれています。

メンタルモデルは、15年以上にわたって個人が人生で抱える現実の問題や悩みに対して、ひとりの人間の内的世界が外側の現実を創り出している、という原理を元に、その現実に起きている事象がどこからどのように作り出されているのか、という仕組みを一人ひとりの内的世界の状態をある行動で可視化することによって見出してきたものです。

この、現実の事象を生み出す内的世界の構造を「生存適合OS(オペレーションシステム)」と呼んでいます。

外側で起きていること、体験していることのすべては、その人の内側にある内的世界から創り出されている、という仮説をもとに、1000名を超える方々の人生に起きている現実から、どんな内的な信念や痛みを抱えているのかということを個別にひたすら紐解く体験を通して、その臨床から見えてきた構造が、この生存適合OSです。

『ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー』より引用

以下の点から、メンタルモデルについていくつかの重要な洞察を得ることができます。

  1. メンタルモデルは、何らかの理論から派生したものではなく、現実の問題や悩みに基づいて形成されている

  2. メンタルモデルは仮説であり、人を理解するための一つの視点に過ぎない

  3. メンタルモデルは、「内面の世界が外の現実を創出する」という原理に基づいている

メンタルモデルを通じて人のすべてを説明することは不可能ですが、この視点を保ちながらメンタルモデルを理解し活用することが重要です。

これから、メンタルモデルの構造について詳しく説明していきます。生存適合OSを含むメンタルモデルの全体像については、以下の図を参照しながらご覧ください。

http://mentalmodel.jp/より引用

メンタルモデルを含む生存適合OSの構造

不本意な現実
私たちは生活の中で、すべてが思い通りに進むわけではありません。「なぜこんなことが起きるのだろう」「いつも同じような状況に陥る」と感じる体験をします。『ザ・メンタルモデル』では、このような体験を「不本意な現実」と定義しています。

不本意な現実に直面すると、それが自分の行動によって生じたとは思いにくく、事故や災害のような、自分の手の及ばない外的要因によるものと感じがちです。

しかし、メンタルモデルの根底には、「内面の世界が外の現実を形成している」という考え方があります。この観点からすると、不本意な現実も自らが生み出したものと考えることになります。これを絶対的な真理として受け入れるというよりは、そう考えることで新たな視野を開く、というのがポイントです。

回避行動
不本意な現実に直面した時、私たちはその現実に対抗するために行動を起こします。そういった行動を「回避行動」と呼び、回避行動は「克服行動」と「逃避行動」の2種類に分けられます。

「克服行動」とは、不本意な現実に立ち向かい、その状況を変えようとする行動のことです。たとえば、友達がいないという状況に対して、流行っている趣味を自分も真似して、社会的な居場所を確保しようとしたり、生き残るためにスキルを高めて、価値を高めようとする行動が該当します。

一方で「逃避行動」は、不本意な現実から目を背け、それを回避しようとする行動です。例えば、やりたいことがあるにもかかわらず、失敗を恐れて挑戦しない、人とのつながりを求めていながら、拒絶されることを恐れて孤独を選ぶ、といった行動がこれにあたります。

これらの回避行動は、個人の中で合理的なものと感じられ、「当然の選択だ」と自認されがちです。しかし、このような行動を続けても、不本意な現実を根本的に変えることはできません。程度はあれど、この構造に多くの人が漠然と気づいています。

では、なぜ私たちは、たとえ不本意な現実が変わらないと気づいていたとしても回避行動をとるのでしょうか?その根底には、生存適合OSの基本原理としての「痛みからの回避」という動機があります。回避行動をこの観点から定義すると、以下のように説明できます。

●克服行動:痛みを避けるためになんとかしようと(努力)すること
●逃避行動:痛みを避けるために敢えてやらないように避けること

『ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー』より引用

メンタルモデル
回避行動は、痛みを避けるために形成される思考や信念、つまりメンタルモデルが生み出しています。

例えば、「本当にやりたいことがあるが、失敗することを恐れてそれを避ける」という回避行動があるとします。この回避行動の核心にある信念は「失敗は恐ろしいもの」というものです。実際にはまだ失敗していないにもかかわらず、この信念によって行動が制限されてしまいます。

では、なぜ「失敗は恐い」のでしょうか?

この根底にある信念を掘り下げるためには、問いを通じて、顕在意識から潜在意識へと意識のフォーカスを変える必要があります。たとえば、「そう感じるのはだって●●だから?」と自問自答することから始めます。

「やりたいことをすると失敗するのはだって?」
→「だって、失敗するから」
→「失敗するのはだって?」
→「私にはセンスがないから」

というようなイメージです。

このようにして信念を深堀りしていくと、あるポイントで根本的な自己認識に達します。それが、あなたの「メンタルモデル」です。最終的には、「私は●●だ」という深い自己信念にたどり着きます。

メンタルモデルには以下のような代表的な類型があります。

  • 「私は価値のない存在だ」(価値なしモデル)

  • 「私はひとりぼっちだ」(ひとりぼっちモデル)

  • 「私は愛される資格がない」(愛なしモデル)

  • 「私には人として重要な何かが欠けている」(欠陥欠損モデル)

以下が、メンタルモデルの4類型とその特徴をまとめたものになります。(小さくてごめんなさい。)

『ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー』より引用

しばしば誤解されるのは、メンタルモデルが上記の4類型だけ、という見方です。しかし、実際には、メンタルモデルは個々人に固有のものです。

これらの類型は、理解の手助けとしての補助輪のようなものであり、個人の独自の体験を具体的に紐解く中で、その人独自のストーリーや気づきが生まれます。

ここまで掘り下げると、メンタルモデルを頭で理解するではなく、自分の人生にまさに起きていることだ、と腑に落とすことができます。

メンタルモデルは、その背後にある痛みから目を逸らすために形成されます。「あるべきものがない」という体験や感覚がその痛みの源です。

メンタルモデルは、痛みを避けるために形成されます。この痛みは、「あるべきものがない」という経験や感覚から生じます。例えば、孤独感を避けるために「そもそも自分は生まれたときから一人ぼっちだった」という感覚を持つことで、悲しみを感じなくさせるのです。

孤独感や悲しみを感じてしまうと、痛みに苛まれるため、人は無意識にそれを避けようとします。これが、メンタルモデルを形成する動機です。つまり、メンタルモデルは生存を維持するための最大限の努力という見方もできるのです。

痛みを回避することは、安心と安全をもたらしますが、それにより痛みの奥にある本当の願望や真実と向き合う機会を失うことにもなります。

この生存適合OSの転換には、不快な感情や痛みを理解し、認め、受け入れることが鍵となります。不快な感情や痛みを認め、痛みがあっても自分の存在は脅かされない、むしろ痛みがあったからこそ自分は生き抜いてこれた、という理解に至ると、痛みが存在しても問題ないという認識へと変わります。この認識のシフト体験こそがOS転換なのです。

OS転換により、痛みや不快な感情に対抗するために使っていたエネルギーを、自分の願望や真実を生きるために使えるようになるのです。

2:メンタルモデルをどのように探求していくのか?

メンタルモデルは、診断の対象ではなく、探求の対象です。

メンタルモデルを紐解く際には、「あなたのメンタルモデルは●●だ」と一方的に伝えるのではなく、痛みを感じた体験を一緒に振り返りながら、その中に存在するメンタルモデルを見つけていきます。これは、宝を探しだしてきて渡すのではなく、一緒に洞窟を探検して宝探しをするような感覚です。

では、具体的にメンタルモデルをどのように探求していくのでしょうか?ここでは、僕の経験をもとにしたプロセスを紹介します。

以下では、通常、セッションで60分~90分かけて行う内容をピックアップし、文章にまとめています。そのため、部分的に伝わりにくい点があるかもしれません。詳細を完全に理解するというよりは、全体の流れをざっくりと把握していただければと思います。

以下に示すのは、メンタルモデルを紐解く際に使うワークシートです。この概要を参考にしながら読み進めると、理解がよりスムーズになると思います。

メンタルモデル紐解きセッションのログを元に作成

不本意な現実を観る

僕が最初に掲げた不本意な現実は「常に努力し続けなければ、いまの生活を維持できない」というものでした。

ここで「では、その現実の何が不本意なのか?」ともう一歩踏み込みます。

僕が挙げたのは「努力を止めてしまうと、いまの生活を維持できなくなり、不安になることが不本意」でした。

不本意な現実を扱う際のポイントは

①具体的な現実を扱う
②自分ごとの現実を扱う
③不本意さのコアを明らかにする

の3つです。

①具体的な現実を扱う
これは抽象的、観念的なものではなく、実際に起こった出来事を扱うという意味です。不本意な現実を尋ねる際によくいらっしゃるのが、ふわっとしたことを挙げる方です。

例えば「母親から嫌われている」などです。なんとなくは伝わるのですが、どんな風な嫌われ方なのか、悪口を言われるのか、無視されるのか。それによって、だいぶ不本意さは変わってきます。

人は痛みに触れたくないので、ついついあいまいに表現しようとするのですが、それ自体が生存本能OSの仕掛ける罠なので、その罠をかいくぐって内省を進める必要があります。

②自分ごとの現実を扱う
時々、「日本の社会が弱者に優しくないのが不本意」などとおっしゃる方もいます。それはそれで不本意なのかもしれませんが、自分ごとにはなっていないので、もう少し距離を詰める必要があります。

もしこの例を出された場合、①テーマを変えるか、②では弱者に優しくないことがあなたにとって何が不本意なんですか?のいずれかの方向で紐解きを進めます。

この敢えて自分から遠い事例を出すというのも、やはり痛みを避けたいという生存本能の罠です。人は無意識のうちにこれをやっています。

③不本意さのコアを明らかにする
最後のポイントは「不本意さのコアを明らかにする」ことです。先ほど僕が挙げた「常に努力し続けなければ、いまの生活を維持できない」における不本意さのコアは「不安」です。つまり、究極的には、努力し続けなければならないことでも、いまの生活を維持できないことでもなく、不安になることが不本意なのです。

この不本意さを感じる=痛みに近づくことなので、顕在意識は隠そうとします。なので、「不本意な現実は何ですか?」と聞いても、最初は不本意さのコアは出てきませんし、自分だけで深掘りをしてもなかなか出てきません。

この不本意さのコアが理解できるだけでも、不本意な現実に振り回されている感覚が軽減され、ラクになることも多いです。

回避行動を観る

回避行動は、「もしその不本意な現実を自ら作り出しているとしたら、何をしているのか?」という問いから探求します。

このケースでは、「もし自分が自分に不安を感じさせているとしたら、何をしているのか?」と問います。

僕が挙げた回避行動は「自己表現としてのやりたいことをやる時間を確保せず、自分を満たすことをやっていない」でした。

信念を観る

信念を探るための問いは「回避行動をするのは、だって●●だから?」です。僕の例で言うと、「自己表現をしないのは●●だから?」となります。

僕の最初の回答は「自己表現をしてしまうと、生計が立てられなくなる」というものでした。

他者から見れば「極端すぎる」とか「理屈に合っていない」と思われるかもしれませんが、自分にとっては合理的で正当な理由として捉えられています。これがメンタルモデルに支配されている状態、つまり生存適合OSで生きている状態です。

次に、「自己表現をして生計を立てられないのはだって?」と問われたとき、僕の答えは「十分な価値を提供できるほど成長していないから」となりました。

さらに「価値を提供できないのはだって?」と問うと、「自分はまだ未熟だから。だから他の人よりもっと努力しなければいけない」という信念が明らかになりました。

ここで気付いたのは、

努力を続ける
→ 努力すればいつか未熟さを克服できる
→ そうすれば周囲からも認められる
→ だから努力を続ける
→ しかし、努力を続けても未熟さは克服されない不本意な現実を体験している
→ だから不安を感じる

という生存適合OSの構造でした。

メンタルモデル・痛みを観る

僕が次に問われたのは、「では、いつから自分が未熟だと感じているのか?」でした。

この段階まで来ると、多くの場合、幼少期の体験に繋がります。僕にとって、その瞬間は幼稚園時代、同じ年頃の子供たちと自分を比べ、自分が彼らに劣っている(人気、力、家庭の経済状況において)と感じたことでした。

この体験に対し、「人気、力、家庭の経済力は生まれ持ったものではなく、後から得られるものではないか?」との指摘がありました。確かにその通りで、僕は長い間、「自分には他人が生まれながらにして持っているものが欠けており、それは決して埋まらない」という感覚を抱えてきました。

この「自分は決して埋まらない」が、紐解きを経て気づいた僕のメンタルモデルです。

次に、このメンタルモデルを形成した根源的な痛みを紐解きます。

「自分が埋められないのは、だって?」という問いで、僕がたどり着いた答えは、「ありのままの自分では、人から相手にされない」でした。これが僕の痛みです。

つまり、認められるために足りないものを埋めようとする努力(例えば、仕事をすること)は、自己表現ではなく、生き延びるための戦略として行われてきたのです。この努力をしても、金銭や成果は得られるかもしれませんが、本来したい自己表現ではなく、満足感は得られず、結局は疲労や不安だけが残っていたのです。

メンタルモデルの奥のあるもの~自分の願いと真実につながる~

メンタルモデルの背後には、深い願いや真実が隠されています。これらの願いが実現されていない状態こそが、僕たちが感じる痛みの根源です。

例えば、僕の「自分のありのままが受け入れられない」という痛みの裏には、「ありのままの自分でいて安心したい」という深い願いがありました。

この気づきから、生き方に関する二つの選択肢が浮かび上がります。

  1. 相手の反応を気にせず、自分自身の安心感を求めて、自分が本当にやりたいことを選ぶ(自己表現を重視する)。

  2. 相手に受け入れられることを最優先し、埋められない空虚感と戦い続ける。

ここでの選択は、善し悪しの問題ではなく、どちらの道を歩みたいかという自己選択の問題です。

さらに、このプロセスを通じて、「人から必要とされるために努力する」という考えではなく、「自分自身のために何を求め、何に努力をするか」という捉え方が生まれました。
「人に受け入れられるためではなく、自分自身のために努力したい」というのが、私が不本意な現実から学んだ自己へのメッセージです。

これが、メンタルモデルを紐解くプロセスの概要です。一方的にメンタルモデルを定義するのではなく、問いを通して一緒に探求するのが、このアプローチの核心です。

文章を通じて全てを伝えるのは難しいかもしれませんが、紐解きの感覚が伝わればうれしいです。

3:自分固有のメンタルモデルを探求するには?

ここからは、自分固有のメンタルモデルを探求していく際のポイントを紹介します。

メンタルモデルはなくならない

メンタルモデルを紐解いても、そのメンタルモデルはなくなりません。

では、なぜ探求するのでしょうか?それは、メンタルモデルを知ることで、自分の痛みや真実を理解することができるからです。

そうすると、メンタルモデルに従って生きるか、自分の真実に従って生きるかを選択するスペースが生まれます。

メンタルモデルを紐解く意義は、メンタルモデルをなくすことではなく、固定化されてきた生き方を緩めて、新しい生き方を選択するスペースを作り出すことにあります。

メンタルモデルは複数存在する

メンタルモデルは一つではなく、複数存在します。

個人的には、「価値なし」「欠陥/欠損」「愛なし」「ひとりぼっち」といった要素がすべて自分の中にあると感じています。

一度紐解いて終わりというものではなく、不本意な現実を体験するたびにメンタルモデルを紐解いていくと、より自分の生き方の純度が上がっていく感覚があります。

コアとなるメンタルモデルは探求が難しい。
それだけ痛みがあるので、自分で覆い隠すから

特に、コアとなるメンタルモデルは痛みが深いため、自分で隠そうとすることがあります。

よって、自分だけでコアとなるメンタルモデルを発見するのは難しい場合が多いです。4つの類型はヒントになりますが、メンタルモデルをしっかりと探求したい場合は、個別のセッションを受けることをおすすめします。

実例としても、セッションをやる前に「自分はひとりぼっちモデルだと思う」と言っていた方も、セッションをやってみると「欠陥/欠損タイプだった」ということもしばしばあります。

※再掲:無料からのギフト制で、お一人お一人固有のメンタルモデルを紐解くセッションを行っています。以下のフォームからお申込みいただけます。

4:メンタルモデルを紐解いた先にあるものとは~ライフミッションとつながる~

メンタルモデルを紐解くことの意義は、メンタルモデルをなくすことではなく、選択する自由(スペース)を創り出すことにあります。

では、どんな選択が可能になるのか?もちろんこれも一人ひとり固有なものですが、メンタルモデルの類型から、ある程度の方向性はわかります。

ここからは、メンタルモデルを紐解くことで開かれる可能性(ライフミッション)について紹介します。

愛なしモデル(私は愛されない)のライフミッション

愛なしモデルを持つ人のライフミッションは、「自分はすでに愛されている」という感覚に基づいて、無条件の愛を世界に表現することです。

「愛されるために何かをしなければならない」という条件付きの愛ではなく、「行動に関わらず、ただ存在すること自体で愛されている」という無条件の愛を自覚すること。これが、ライフミッションを実現するための鍵となります。

無条件の愛に目覚めると、どんな状況でも、どんな場所でも、愛を感じることができる新たな世界が、その人の心の中に芽生えます。そして、内なる無条件の愛から湧き出る感情や行動を、周囲の世界に向けて表現することが使命となるのです。

これが、愛なしモデルを持つ人々のライフミッションの真髄です。

ひとりぼっちモデル(自分はこの世界で所詮ひとりぼっちだ)のライフミッション

「ひとりぼっちモデル」を持つ人には、独自のライフミッションがあります。それは、個としての自由を守りながらも、生命としてひとつである世界を広げていくことです。

初め、「私は孤独な存在」と感じている人も、メンタルモデルを深く探求する過程で、その認識が根底から変わります。「私は孤立している」から「私はすべてと繋がっている」という新たな理解へと進化します。この変化が目指す世界の構築を可能にします。

この過程を通じて、自らの痛みや願いを踏まえた新しい世界観や価値観、ビジョンを世界に示すことができるようになります。そして、自分と世界が繋がっているという認識が深まるにつれ、その影響力はより広範に波及していきます。

欠陥/欠損モデル(私には決定的に何かが欠けている)のライフミッション

欠陥/欠損モデルを持つ人々のライフミッションは、この世界に完璧な存在はなく、不完全さや凸凹がこそが本質であり、完全性の真の表現であるという真実を体現し、示すことです。

この視点を持つ人が、自分自身をありのままに受け入れ、安心感と安定感を持っていると、周りの人々もまた、同じような安心感と安定感を体験するようになります。自身と周囲の不完全さを受け入れることによって、安心感とつながりの環境を創出する―これが、欠陥/欠損モデルを持つ人々のライフミッションです。

価値なしモデル(私には価値がない)のライフミッション

価値なしモデルを持つ人々のライフミッションは、人の価値が行動や成果ではなく、単純に生命としての存在に由来するという真実に気づき、共有することにあります。すべての人や物には、その存在自体に固有の価値があるという真実を表現していくことが、ライフミッションです。

このメンタルモデルを受け入れ、自己の存在に対する価値を認めるようになることで、外部からの期待を満たすためだけに生きるのではなく、自分自身の願いや真実に基づいて生きるように変わります。この変化によって、価値を出す/出さないに関わらず、人生における充実感を深く感じることができるようになります。

5:メンタルモデル紐解きセッションについて

メンタルモデル紐解きセッションについて

メンタルモデルを紐解くセッションを無料含むギフト制にて提供しています。
お一人お一人のメンタルモデルをお話をお伺いして紐解いていきます。

メンタルモデル紐解きセッションではこのようなことが可能です。
①繰り返される人生の不本意な現実創造のパターンとその理由がわかる
②不本意なパターンを生み出している無自覚のOS(メンタルモデル)に気づく
③メンタルモデルの奥にある願いや自分にとっての真実につながる

諸条件は以下になります。

●時間:60分~90分程度(内容によって多少前後します)

●方法:対面もしくはオンライン(基本はオンラインが多いです)

●費用:0円からのギフト制としております(詳しくはお申込みフォームをご覧ください)

●差し上げるもの:紐解きワークシート(上記の縦長のものです)、動画(ご希望であれば)

●その他:ぼくの振り返りのために録画をお願いしております。振り返りも兼ねたアンケートをご依頼しています

お申込みはこちらのフォームからお願いいたします。

また、以下になぜそもそもぼくがメンタルモデルの紐解きに興味があるのか?
メンタルモデルの紐解きセッションを通じて、何をしたいのか?について書いています。

そもそもなぜぼくはメンタルモデルの紐解きに興味があるのか?

僕がメンタルモデルの紐解きに惹かれるのは、単に生存のためだけの生き方を超え、自分自身の深い願いや真実に根差した体験や知恵を分かち合いたいからです。

究極的にはその人が真実を生きるか否かは、個人の選択だと思っているので、そこに対するこだわりはあまりないのです。

しかし、願いや真実につながる体験が人生に大きな影響を与えると信じていて、そのような体験や世界観を一人でも多くの人と共有できればと願っています。

また、一人ひとりの願いや真実が世界に対する貢献になると考えており、そのための知恵をメンタルモデル紐解きセッションを通じて探求したいと思っています。また、その智慧を言語化・構造化し、このnoteを通じて皆さんとも分かち合いたいとも考えています。

僕がメンタルモデル紐解きセッションを通じて創り出したいこと、個人的な動機や背景とは?

僕がセッションを通じて創出しようとしているのは、命の夢を生きようと願うすべての存在が息づく世界です。命に繋がり、自分自身を充足させるような生き方を通じた世界を築きたいと願っています。満足感に満ちた自己から生まれるエネルギーが、周りの世界と繋がり、新たな可能性を広げていく体験を生み出すと考えています。

すごいことでなくともいい、素晴らしいことでなくともいい、ただ、いのちにつながって生きることで、何より自分が満たされる体験と世界、そして満たされる自分からエネルギーが解き放たれて、世界とつながっていく、そんな世界は可能なんだ!という体験を創りたいと思っています。

メンタルモデル紐解きセッションを受けた方からの感想

最後に、メンタルモデル紐解きセッションで頂いた感想を紹介します。

今回のメンタルモデル紐解きセッションはどんな時間でしたか?全体を通しての感想や気づきなどについて教えてください。

  • 軽い感じで受けたのですが、私にとっては想定以上に深かったです。

  • 「子の幸せを妨害している」というワードは私にとってパワーありました。日頃、面と向かっては誰もが言ってくれる言葉ではないので。あ、もちろんいい意味で、です。有難いと思っています。

  • 驚きの連続でした。スピリチュアルぽいのは苦手(わからないから苦手意識がある)ですが、そうではなかったように感じます。ストーリーを紡いでいくのが楽しいです。""ぐぐぐっと自分の中に入り込んでいく感じの時間でした。

  • 言語を使っているので思考は働くんですけど、感覚を大事にして進めることができました。

  • 過去の強烈な体験(アート合宿)と、その後の「あの経験はなんだったんだろ?」という釈然としない感じや、内省していたいくつかの出来事が繋がる感覚がありました。

  • 頭にぼんやり思っていたことをどんどん深掘りしていくと、しゃべっている最中にも「あれ、矛盾してる」とか「そんなわけないのに」とか頭の整理ができていきました。なんとなく頭にあったことを深く考えるだけで、へんな思い込みが取れていくような気がしました。

  • 質問自体はいつも一緒なのに、私の答えの中からいろんな方向にアプローチして鉱脈を探り当てていくような感覚でした。

  • 初めの「不都合な現実」の設定は簡単なことでいい、とのことだったので割とライトなものを選んだつもりだったのに、最終的に到達したのが私のど真ん中の(と思われる)メンタルモデルだったのには驚きました。いまのモヤモヤの原因を掴むことができました。

  • 不本意な現実「Facebookが嫌い」の原因について、なんとなく予想していたことは左脳的な理解だったけれど、導いてもらって出てきたものは予想外でした。でも、ものすごくしっくりきて、これまで経験してきた問題や傷の原因が一本の線でつながりました。

  • 予想とすごく違って、笑いが溢れてきちゃう時間でした。 痛みから作り出されているモノを見るのだから痛いかなぁと思っていたので、後半どんどんふわふわ軽くなって笑みが溢れてきちゃうのは予想外でした。

  • 内面のことを質問されていくのは、苦手なので、とても緊張しましたが、だんだんと慣れてきて、きくてぃさんの基準が面白くて、自分のことを深く言語化されていくのがとてもありがたかったです。

  • 第三者の目線から「こう見える」を言ってもらえたのは良かったし、それが自分の考えや過去他の人に見てもらったときのコメントにもないものだったので、新鮮で面白かった。

  • ものすごく自分の深いところ、普段見てみぬふりをしているところまで向き合うような時間でした。

  • お話しやすい雰囲気を作ってくださり、とても良い時間でした。一人では深掘りしきれなかったところまで考えられたのは非常に収穫でした。

  • 自分の求める美しさに届かないあり様(過程も結果も)を恐れて回避行動を重ねている現状は果たして美しいのか?という問いかけが響きました。恐れを現実にしているんだなと気づきました。

  • 自分の求める美しさに届かないあり様(過程も結果も)を恐れて回避行動を重ねている現状は果たして美しいのか?という問いかけが響きました。恐れを現実にしているんだなと気づきました。

  • セッションの中で、考えを声に出したり、ガイドしてもらって整理していく中で、真実に近づいていく感じがしました。

  • 自分のことに目を向けられる1時間でした。いつもの生活の中で、自分に向き合ってるつもりであっても1時間連続して、しかも誰かに相手をしてもらいながらなんてことは無いので、とても貴重な時間でした。しかも気付きがあり、セッション中に「は!」っと気がつく感覚があり、頭の中で点と点が繋がっていく感じというか、スッキリしていく感じがありました。

  • 思ってはいたものの言語化できていなかった部分を言葉に出してみて、色々と気付きを得られました!

  • 進め方はシンプルに感じましたが、現状の課題からスムーズに過去の記憶との結びつきや自分の固定観念につながる体験だった。 メンタルモデルに興味を持つことができた。

  • 痛みの裏側にある願いに気づけて本当によかったです。

  • お話をしていくなかで客観的な視点で自分を眺めることができました。薄々気づいていた部分もあるのですが、蓋をしていたと思っています。その蓋が自然と取れて、自分の気持ちをストレートに受容できるようになりました。

  • 初めてお会いしたにも関わらず、自分の今の本音を伝えやすく、しかも的確な言葉で私のモヤモヤした思いを言語化してくださり、正直驚きました。自分の角となる考え方に気づいたことで、考え方が変化していくと感じています。時間は1時間でしたが、何時間分もの濃い内容だったと感じています。無駄を削ぎ落として、玉ねぎの皮を剥くように確信をついていただけた時間となりました。

  • 自分の奥底に眠る信念を知ることができました。

  • 自分でする内省とは違う形で掘っていくような感じ (普段はスコップで一すくいずつだけど、鍬でがっがっと掘られるみたいな)

  • 最後にコメントをいただいた、「この場自体が、私の願いに生きている」ということがとても刺さりました。自分以外の人に「ああ、だからこうなっているんだね」という紐解きを共有して理解してもらえている感覚がすごく心地よかったです。また、これまで自分は「価値なしモデルだ」、と思っていて(それ自体は間違っていませんでしたが)、ある特定の出来事や行動に対してのみ観察していました。ですが今回のセッションを通じて、「あ!ここでもモデルを発動していたのか!」という気付きがありました。いい悪いではなく、いろんな面から内省ができてとても嬉しかったです。

  • 等身大で素直に色々話そうと決めていたので、その通りに話せてよかった。また、誤解なく受け取っていただいてる感じがずっとあったので、全体的に安心できる空気感のある時間だったと思う。 また、沈黙の時間があったことも個人的にはよかった。私は、熟考したり、自分の心に違和感ないかを確かめることにしっかり時間を使いたいタイプ(沈黙が苦ではない)なので、次々に質問せずにじっくり待ってくださったのがとてもよかった。

  • セッションが終了して暫くは、頭の中が言葉で埋め尽くされたように一杯になって、何も考えられない状態でしたが、予想していた以上に、意識の深いところまで潜っていた感覚で、子供の頃に両親から言われた一言が、意外にも自分の心に深く入り込んでいて、それに無意識に影響されて身に付けていたスキルなどがあった事に気づきました。

  • 愛なしモデルであることが分かったこと、自分の回避行動を知れたこと。終わってみたら自分の痛みを言語化でき、すっきりした感覚が得られたこと。

  • 本来の自分と向き合うという、どこか気恥ずかしく、でも温かく、懐かしい気持ちにさせていただける自由で有意義な空間、時間だったと感じます。

  • セッション前は、心理カウンセリングのようにもっと繊細に感情的になることも想像していました。また逆に、もっとビジネスに特化した展開になることも想定していました。 しかし、実際には、求めていたことが得られた心地良い時間でした。 丁寧に質問していただいて、途中で振り返って齟齬がないか確認していただいたりと、こちらのペースに合わせて進めていただいている安心感がありました。 寄り添っていただいているけど、同時にあくまでも体系的に、痛みと願いに近づいていっている実感があり大変有意義な時間でした。

  • すごく自分と向き合った時間。 自分のことをわかってるつもりでもちゃんと目を向けれてなかった、あぁこれか〜と自分を発見できました!

自分にとっての気づきは何でしたか?

  • 1対1で、対話するのは、初めてにも関わらず信頼感がかなりありました。私は性格的にバリアが分厚いタイプですが、きくてぃさんには本音で飾ることなく話せたことが大きかったです。

  • 一人では堂々巡りになりがちな点を俯瞰して見られたこと。きくてぃさんの言葉だから、入ってきました。

  • 「だって」の言い訳が許される時間。「だって」で本心を深掘りする、駄々をこねてもいい時間。大人にはなかなかない体験でした。新鮮です。

  • 出来上がったストーリーはヘンテコですが、自分は真剣に「そうに違いない!」と思っているのがさらに滑稽で面白いです。

  • 私は「理解力がなくてもいいよ」って言ってもらいたいんだなと思いました。私は理解力がない自分でも受け入れられていると実感できたら、きっとめちゃくちゃ自由になるんでしょう。自分の心が求める方向性が少しわかったような気がします。(←理解力がないので慎重です)

  • 自分と繋がる、感じることを大切にしている

  • 癖で思考優位になりがちだが、もっと感覚を大切にする時間を増やす

  • 目の前で起きていることの根っこにたどり着くには色々掻き分けてようやくたどり着く感覚があるので、一人でやるには難しいと感じた。つまり、必要に応じて人の力を借りることの大切さを再認識できた。

  • 僕は自分を100%生きたいということ

  • 私は、いろんな物事が進まなくなるつまりの原因は、自分が自分に許可を出していないことだと思っています。今回のメンタルモデル「私は存在している」が肚に落ちれば、これについても解消していくだろうなと思います。

  • 命を燃やしたいという自分の中にある情熱の核に気がつくことができました。

  • 「信頼」という言葉に、私は恐怖心さえ感じてしまう、という痛みを知れてよかったです。その原因を追究するというより、この痛みを感じながら少しずつ癒していきたいと思いました。「自分を信頼しなくてもいい」という考え方は目からウロコでした。でも、たしかに、人はどんどん変わるものだし、信頼しようがしまいが、私は変わらないと思えました。

  • 自分が空っぽだと思っていたことと、空っぽだと切り離されちゃうと思っていたこと。その切り離された状態っていうのは、現実ではあり得なくて、私の妄想の中にあることがわかったのはびっくりして、嬉しくなりました。 あとは、サボっていいし、必要なことしかできない人でもいいということ。 サボるを体験させてあげたいなんて、笑ってしまいました。思えば、サボってたけど、サボるをずっと責めてきた気がします。 そして、そうすることで本当にやりたいことをする時間を作れそうな予感もしました。

  • 途中のキクティからの要約が良かったです。 自分が思っていたよりも、自分が傷ついていて、それを繰り返していて傷を深くしていたのだなと気づきました。

  • 私は家族に対しては何もできない、という漬物石のような思いがあったが 1、何がうれしいか?を父に質問する(父を受け取る)→「私はやり切った」体験をしたい(父・家族について) 2、その上で、自分で自分のことを認めてあげる という要素が大事であるとわかったこと。 あとは、何よりも、どんなジャンルでも「私はやり切った」という体験をしたいのだ、という自己欲求がわかった。

  • 真実の声がわかったこと ・創造性をつかってアクションしていきたい ・枠を超えた自分は問題ない みたいに、自分がいつも悩むことの根本的な想いがわかったのが一番大きいです

  • 自分の願いまでたどり着けたのは良かった。もともと主観の回復がテーマだったので近いことはやっていたが、あのような形で「自分のために生きる」と明文化されるとまた意識に入りやすく良いなと思った。明文化されただけで、自分への信頼感も増したように思う。 あと、今回のセッションに直接的に関係あることではなく個人的な気づきだが、前とは少し違う感覚で「頭で考える」をやれた。前は「世の中の常識などの正解」という観点が強く入った状態だったけど、それから五感セラピーなどを活用しながら「なるべく頭を使わない」という期間を持って、そこから今回だったので、「世の中の常識などの正解」という観点が少し薄くなっていたと思う。

  • ・システマチックに自分を観れるところ ・ネガティブから入ってポジティブに変換されるところ が自分の好みに合っていると思いました。

  • 「一緒にいても楽しくない」という痛みがありましたが、今ここに「いる」ことは否定できないこと。楽しくある必要もないのではないか、「いる」だけでもいいのではないか。そんなところに思いが至りました。

  • 「多様性」や「どんな子どもでもありのままに」という組織で働いていて、本当にそう思っている部分もある自分と、発達特性のある我が子に関しては辛い気持ちがある自分のギャップが苦しかったと気づけたこと。そんな自分をまずは認めてあげればいいのかな、と思えたこと。

  • ・メンタルモデル、思考の癖は私の場合、幼少期から染み付いているものなのだということ ・自分が自覚していたよりも「かくあるべき」「こうせねば」という傾向が強いということ ・本来的には好き勝手やりたい、自由になりたい、と強く思っていること ・決める、やらやらないも自分次第

  • 「葛藤すること、葛藤できること」ことこそが、「自分らしさ」であり、「ありたい自分」である、ということに気がつけました。

  • ◆自分は赤ちゃんだ、という自己認識とはじめて出会って、それによっていろいろ説明ができる振る舞いや過去の出来事とも繋がったのが、衝撃でした。 ◆メンタルモデルの掘り下げの流れや、質問を知れて、体感できたこと自体が良かったです。(「だって・・・」「・・・なんだから」)

  • 「ちゃんとしていようとしていなかろうと存在している」という真実

  • 自分はちゃんとしているからちゃんと出来ないとしんどいと思っていたのですが、実はだらしない人間だったからちゃんとしようとするとしんどいということ

  • 自分にじっくり向き合う時間が作れたこと。向き合ったことで、わかることがあるという感覚がつかめたこと。自分のコンディションが悪くなる時のパターンがわかったこと。

  • 特に無理に変えようとするのではなく、そこにあるもの、自然な動きとして認識・観察をする、という姿勢が学べたと思っています。

  • シンプル。体系づけられている。キクティが落ち着いてるので落ち着いて話せた

  • やはり自分のほんとうの気持ちに触れられたことです

  • 今日知りたかったことが、とてもよく理解できました。 自分のことを「人と比べて劣っている」と認識いていたことが、何となくわかっているようでわかっておらず、今日言語化してもらたことで、はっきりと自覚できました。 今まで、そこが自覚できておらず、何となく、苦しい、生きづらい、、、あ、そうか! 自分は劣ってると思ってたんだと腑に落ちました。 そしてなぜそう感じていたのかは、母親が関係していることはわかってました。 ただもう、母親は関係ない、自分で選べる、この部分がこの1時間でクリアになったきがします。私は母親が厳しかったせいで自己肯定感が低いのだと、母親のせいにすることで 言い訳をしてたんですね。でもそうじゃない、母親は一生懸命愛情をかけてくれてた、ただ私が自分で「劣っている」こと決めて選んでいただけ。だったら、そこの選択を今から変えればいいし、 私は別に劣ってない、誰と比較してるんだ?と、いろんな気づきがありました。 比較も、今思えば、祖母や母はよくしていました。 特に同じ年頃のいとこと私を常に祖母は比較していて、 私を褒めていとこを貶していました。なので、いい子でいないと比較されてこんなふうに悪く言われるんだな、、、と思っていたことを、忘れていましたが今思い出しました。 母も、いろんなことを比較していた記憶があります。 ただ、それはもう過去の話で、これからは自分で不安ではなく明るい未来を選んでいきます。

  • 日常のちょっとしたことでも信念の影響を受けていることがわかり怖くも感じたけれど、逆を言えば、それを知ることで、人生全てのパラダイムが変わる可能性があるのだと思った。 本を読んでわかっていることと実際にセッションを受けて感じることは、全然違っていて面白かった。

  • これまでは今日斬りなどを見ながら自分にあてはめて内省していましたが、自分が話しながらそれをフレームワークにリアルタイムで落とし込んでもらえたので、感じることに集中できてとても心地よかったです。話の聞き手側のコミュニケーションの取り方などもとても勉強になりました。また、自分と同じモデルの方がどう生きているのか、といった情報は普段なかなか知ることができないため、お話を聞けてとても嬉しかったです。

  • ・自分が心の底から「やりたいこと」と「こわがっていること」を認識して言語化できたこと。 ・「今後こういうスタンスで過ごしてみたい」という新しい未来へのイメージができたこと。 ・だれかと一緒に自分の心を掘っていくというセッションの体験そのもの。

  • 子供の頃に感じていた、漠然とした寂しさや不安な想いがあった事を改めて思い出し、その痛みを避ける為に行動していた事もあったんだなと気づきました。今後、思うようにいかない現実が訪れても、今は昔の様な寂しさや不安は感じていないので、大丈夫だよと言って、その頃の自分を安心させてあげたい気持ちになりました。

  • 秩序を守りたいのは公平性を保ちたいから、ありのままの自分を出せていないことが痛みであることがわかった、仲間がいなくなることが辛い、離れることが嫌われるということではない

  • ①自分の願いに気づけたこと!やっと辿り着いた!という実感がありました。 ②なんとなく、自分の痛みの核になっている”ひっかかっていた”体験が、セッションを通して繋がったこと!

  • なにがモヤモヤしてるのか、なにがきっかけなのかがわかった。 自分の中に闇の自分が絶対いると思ってたけど、そうではなく、やっぱり根っからの人のためにがあって安心した。

今回の気づきや明確にできたことなどは、今後の人生や働き方・パフォーマンスにどんな変化をもたらしそうですか? 

  • 受ける前は「自分が色々とした方が上手くいくはず」と思っていたけど「子どもの幸せは子どもが決める」ということが整理できた。

  • メンタルモデル紐解きセッションはなにをするのかいまいち分かってませんでしたが、受けてみたら、その良さがわかりました。世界がひらけたような感じがします。

  • 受ける前はすぐに絵を始めるつもりはなかったが、すぐに始めようと思いました。

  • 受ける前は自分が感じている不都合な現実に対して悶々とすることしかできなかったが、願いを思い出すことで現実を「これでいい」と捉えれそう。

  • 「私は存在している」を全身で感じながら過ごしていきたいと思います。

  • 受ける前は現状に悩みを感じていて、命を守る意思決定になっていました。受けたあとは自分が一番エネルギーを発揮できている状態を思い出すことができました。

  • メンタルモデルの本を読んで「自分の好きなように生きてもいいんだ」「そのことが最も周りを幸せに豊かにすることなんだ」「自分に正直に生きることを一番大事にしよう」と思えるようになり、かなり生きるのがラクになりました。だから、今回のセッションではこれ以上の大きな変化を期待していなかったのですが、さらに深いというか斜め上からというか、予想外の癒しが起きました。

  • 一度やったら終わりということはなく、何度やっても幾層にも深まっていくことなのだと理解できました。

  • 空っぽ怖い!という感覚はずっとあり、 存在するだけで愛されるなんて、私は体感することはないのではないかと思っていましたが、 1人っきりを感じる時間をいただいて、あ、ないんだ!って納得できたことが、不安を減らしてくれました。大丈夫の経験が私のどこかにはあるであろうことと、それを自分で感じ、人と分かち合う願いがあるなんて、そりゃ幸せになるよねぇって感じています。埋まっていないラスト1ピースが埋まった感じがしています。

  • 受ける前は、とにかく両親のことが心理的に重たかった。 でも、何がうれしいか?を父に質問する(父を受け取る)、とにかくこれを心がけること。 そこだけに集中すれば良いから、とてもシンプルになって、行動の「手順」が見えたので、深く悩まないように日々過ごせそうである。 また、家族のことで煮詰まった時には、今日頂いた全体像をしっかりと眺めて、考え方と行動手順をシンプルに整えられる自信が持てた。

  • 上記に記載の通り、願いが明文化されたことで自分への信頼感が増した。(きっとこの願いを信じていけば大丈夫、その自分はきっと大丈夫と思う感覚)

  • 未成熟な自分はダメと思っていたけど、みんな未成熟だし、未成熟なままでいいと思いました。

  • 受ける前は「ひとりぼっち」モデルだと思っていたものが、「愛無し」モデルだったのかもとも思うようになりました。よって「ああ、そうなんだね」と自己受容をとにかく繰り返していこうと思います。

  • ・人に対して(特に息子に対して)「こうすべき」が強かったけど「そのまま」「ありのまま」を「まあいっかと思える」ようになった。 ・うまくできない自分、思い通りにできない自分が価値がないと思ってたけど、そんな自分でもいいかなと認められるようになった

  • 「葛藤にさらされている」のではなく、自分が自分らしくあるために、「葛藤を大切にして、受け止めている」という、自己認知をしっかりと持ちたいと思います

  • ◆自己受容と、それに伴う可能性の解放に対して、大きな階段の1段を登れた気がします。 ◆本当の願いに気づくきっかけ ◆エネルギー漏れの改善 ◆本当はチカラやコンパスを持っている自分の解放(持っていないを否定するために身に着けるのではなく、すでに持っているものをそのまま使っていける感覚)

  • 自分のコンディションの悪化の原因については「これかも」というなんとなくの認識はあったが、今回自分ひとりではなく、紐解きセッションを菊地さんと一緒にやっていただいたことで、「おそらくこれだろう」という原因がつかめた。日々の生活の中ですぐに認識できる内容であったし、悪化時には無理なく改善できそうなことであったので、セッション直後から意識することもできた。今後もし自分のパフォーマンスやコンディション悪化時にもこの紐解きセッションを思い出すことで改善することができるかもしれないし、それで改善しなかったた場合はこの「紐解きセッション」をもう一度実施してみるという解決方法(自分を助ける方法)を見つけたような気がする。

  • 心の動きをダメ、良いで判断するのではなく、一歩引いて、あ、今こういう風な方向に働いているな、と見れそうな気がしています。

  • 課題と今回出してもらったメンタルモデルはそれぞれ認知していたが、結びつきがあるものとして理解していなかった。 受ける前は課題の解決方法が見えていなかったが、受けたあとは現在の取り組みの延長線上に課題解決があると知れた。

  • 受ける前は、考えることで精一杯でしたが、受けたあとは、アクションが明確になりました。

  • 自分の気持ちを受容することで、一本の軸みたいなものが見えてきました!

  • 受ける前は、今のそこそこの自分に満足できずに不安ばかりが拭えずモヤモヤする日々でしたが、受けた今は、その不安は自分で選んでいたのだから、これからの明るい未来も当然自分で選べばいいだけだと思えました。

  • 受講前は注目されるために頑張り続ける人生を歩むことになりそうだったが、 受講後は自分が純粋にやってみたいことはなんだろうと考えるようになった

  • 家族やパートナーなどと会話をする際に、自分の要望を解像度高く伝えられるようになりました。例えば、これまでは「(解決はいらないので)ただ話を聞いてほしい」といった伝え方をしていました。(これ以前は、それすら言えず、解決策を言われて不機嫌になる、といった具合だったので、改善していた状況ではありました。)ただ、何かモヤモヤするなと思っていたことが、セッションを通じて分かった気がします。話を聞いてほしい時の大まかなパターンとして、①「ああ、そういうメンタルモデルだから、こういう行動になっているんだね」というところを知ってもらいたい時と、②「ああ、そう感じているんだね」とただ感情を受け入れてもらいたい時があることがあると気付きました。それぞれの想いに応じて、話し方や伝え方を変えることで、(相手からするとただ話を聞いている状況は同じでも、)より自分のニーズを満たせる・より感謝できるようになった気がします。また、自分だけではなく、相手の気持ちを考えるという観点でも、解像度があがったように感じます。パートナーが自分の気持ちをうまく言葉にできない時には、想像して寄り添うこと・聴くことを通じてより「分かり合う・受け止めあう」に近いコミュニケーションが取れるようになってきたように感じます。

  • ・普段接する人たちにもっと素直な自分で接することができそう。 ・自分が心の底からやりたいことを叶えてあげられる自分になれそう。 ・エネルギーを使う方向を見失っていたので、どこに注力したらいいのか見つかりそう。

  • 菊地さんと話ができて、改めて、普段自分が同じことに興味を持っている人とのつながりを持っていなかったなと感じた。 また、なんとなく自覚はしていたが、感じるということを切り捨てていることをより深く認識した。

  • 上手くできない事があると、頑張りが足りないからと自分を責めがちでしたが、昔感じていた痛みがあるからその結果になるのかもと、今までより自分を客観的に見て、自分を責める事を避けられそうな気がしています。

  • ありのままの自分を理解する(し続ける)ことで、ありのままの自分を表現できることに繫がると認識できたこと、回避行動をし続けることで、痛みを避けることはできるがありのままの自分を見失う可能性もある。

  • 今までは作品を作る=こもる、一人になる、人と繋がらない、繋がれない体験だと思っていたので、最近つまづきを感じていたのですが(これでいいのかな?何か違うな?という感じ)、これからは、むしろ繋がれるんだと気付いたので、真の方向に向かって前向きに制作することができそうです。

  • 受ける前はこれでいいのかなと漠然な不安があったけど、受けた後はこれを突き通すべきだ!と自信がついた。

4:参考書籍

この章ではメンタルモデルの探求を深める上での参考書籍を紹介します。
紐解きセッションの前後に読んで頂くと理解が深まるかもしれません。

メンタルモデルの全体像について書かれた最初の1冊です。
メンタルモデルとは何か?について知りたい方に、まずおすすめしたい本です

メンタルモデルの著者である由佐美加子さんと幸福学で知られる前野隆司教授の対談が収めされています。かなり読みやすいので「ザ・メンタルモデル」が難しかったという人にもおすすめです。個人的にはメンタルモデルに関する本の中で、今のところ最も読みやすいと思っています

メンタルモデルの紐解きのためには、思考ではなく自分の感覚をひらくというプロセスが重要になります。こちらの本はメンタルモデル紐解きの前段として「自分の感覚をひらく」ことに特化されていて、「ザ・メンタルモデル」は難しかったけれど、この世界観には興味があるという方にもおすすめです。ワークブック形式になっており、ワークに取り組んでいくと、さらにメンタルモデルに対する理解が深まります

「ザ・メンタルモデルワークブック」と近い位置づけでの紹介です。
メンタルモデルを紐解いていく中では、自分の不快な感情やその奥にある願いに気づいていくことがカギになります。ただ、その感覚を体系的に学べるものはあまり多くありません。本書はその数少ない1冊で、自分の感情につながるとは?自分の願いにつながるとは?ということについて、実践的に学ぶことができます。「ザ・メンタルモデル」の副読本としておすすめしたい1冊です。

こちらは直接メンタルモデルに関する内容ではありません。
ただ、自分の願い・真実に生きることを日常の中で実践するためのヒントがたくさん書かれています。
お金という具体的なテーマに沿って書かれているので、メンタルモデルを日常生活に活かしていきたい方におすすめしたい本です。

自分の内面やメンタルモデルを扱っていくと、人はどんな風に成長していくのか?
成人発達理論という人の成長や発達を扱った領域に関する知見を元に、そのプロセスが紐解かれています。
ビジネスパーソンから、超感覚やスピリチュアルを活かして生きていきたい人まで、人の成長や変容、発達に興味がある方におすすめです。

自分の真実につながり生きるとはどういうことなのか?
それはこれまでの生き方は別次元の生き方であることを、著者の体験を通じて知ることができます。
メンタルモデルの紐解きの先にある世界に触れられる1冊です。

表面的な変化ではなく、自己のあり方が根源的に変わり、その変化が世界にも広がっていくとすれば、それはどんなもので、いかにして可能なのか?
そんな問いから生み出されたのが、この本です。

先に挙げた「シンクロニシティ」とも関連があり、一緒に読むのがおすすめです

ひとり1人がそれぞれのメンタルモデルを探求・解放し、常に自分を変化させていく人々が集まった組織「学習する組織」について書かれている本です。

メンタルモデルを組織にも活かしていきたいという方に、ぜひ読んで頂きたい本です。

生存適合OSが人や組織にどのような影響を与えるのか?
成人発達理論の大家としても著名なロバート・キーガンによって書かれた本です。
免疫マップという手法が紹介されており、個人や組織の隠れた信念を探求するために活用することができます。

個人、組織、そして社会の持つメンタルモデルに気づき、いかに解放していくのか?
それを社会変革につなげていくには何が求められるのか?

そんな壮大な問いのもと生み出された「U理論」について書かれた本です。

個人の変化のみならず、組織や社会の変革に興味がある方にはぜひ手に取って頂きたいです。

ひとり1人が自分の真実につながりながら、組織化している組織にはどんな特徴があるのか?
この謎を解き明かしたのがティール組織です。

メンタルモデルは、ティール組織の中でも、進化する目的(エボリュ―ショナルパーパス)、全体性(ホールネス)と特に関連が強く、「学習する組織」と同じく、メンタルモデルを組織にも活かしていきたいという方に、ぜひ読んで頂きたい本です。

5:最後に おすすめのネクストステップ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

最後におすすめのネクストステップをまとめてみました。
今後の参考にしてみてください。

①自分のメンタルモデルについて知りたい
→紐解きセッションがおすすめです。こちらのお申込みフォームにご記入いただければ追ってご連絡いたします

②まずはメンタルモデルについて学んでみたい
無意識がわかれば人生が変わる - 「現実」は4つのメンタルモデルからつくり出される もしくはザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジーがおすすめです

③メンタルモデルを企業や組織で使ってみたい
→まずはご相談ください。まずはご自身で紐解きセッションを体験することをおすすめしています。紐解きセッションお申込みフォームにその旨を記載いただければ追ってご連絡いたします


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