【エッセイ】 言えるって、いい。
ゆっくりできる3月。
ただ時間が流れるのは勿体無いと思ってto do リスト を作ってました。
そのリストの1つ、「温泉に行く!」を実行。
こんな快晴の平日、温泉日和。
心配性のわたしは、たくさんの荷物を持ってしまいがち。
今回は、勇気を振り絞って小説1冊とKindle、マスクを持って、いざ出発。
Kindleだけは、他の本を読みたくなったらどうしよう…という心配が拭えず。
朝から電車に揺られて2時間。
おかげさまで1冊の本を読了し、気持ちがよい。
車内は静かで、穏やかな陽射しが入り、ゆっくり走ります。
いざ、目的地に到着。
自然に囲まれているのに、全くクシャミが出ない。
普段の生活のクシャミは大気汚染によるものだと痛感。
空気よし、緑よし、青空よし、混み具合よし。
狙っていた
テラスで食べるハンバーガーとビールのランチはお店が閉まっていて断念…
こうなれば、お昼なんて後回しだ。
そのまま、温泉に直行。
服を脱ぎ捨て、屋上にある天空大露天風呂。
あー、幸せだ。
思わず、独り言。
大きな大きな露天風呂は森のなかに囲まれていて見上げれば青空が広がる。空気は美味しくて、まだ何となく冷たい風が温まった身体に気持ちいい。
こんなに最高なお風呂はあるのか、と思うほど、気持ちいい。
温泉、ビール、休憩、寝る、温泉・・・
そんな贅沢な時間を過ごして、
お魚のみりん干しをお土産に買って、
少しずつ沈む日を背に帰路。
温泉も街も意外と学生のような若い人たちが多かった。
あー、もう春休みか。卒業旅行かな。みんな、楽しそう。
おいしいね、気持ちいいね、楽しいね、幸せだね って
誰かと言えるのいいな、と思ったり。
1人でイタリアに行こうと思ったときも、
結局は、感動を共有できる人と一緒に行って良かったと思った。
この温泉だって
こんなに気持ちいいのに、独り言でしか伝えられない。
あー、やっぱり1人で来るのはちょっと寂しいな。
そんなリフレッシュした1日でした。
帰りの電車は
疲れてもいないのにサラリーマンに混ざって何故か寝ながら揺られ、到着。
心配して持ってきた Kindle だけが充電満タンで元気そう。
働いていた皆さん
社会を動かしてくれていた皆さん
本当にお疲れ様でした。
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