スモールステップの話

大事にしていること、日々思うことを思い出した順に書いていきます。時系列に書くより、やりやすいので。

8歳になって乳児期を思い返すと、こう思います。
もっと、心の声に耳を傾けてあげられればよかった。

長男くんは、発語からハイハイまで、全てゆっくりでした。そして、おとなしい子でした。保育園に初めて預けたときも、まるで置き物。加えて、ミニオンズみたいなメガネのルックス、「大人しく良い子で、のんびり屋さん」の癒やしキャラでした。
2歳下の娘の同時期と比べると、それは大きな勘違いだったのだと、思っています。娘は目線がじー、と観察するような目線。今思うと、長男くんは目線がふわぁーとしていました。
おとなしいのは、単に表現方法を知らなかったからだったのだと思います。

ひとつエピソードを。

8歳になった今も、水が顔にかかるのが大の苦手です。1歳からプール教室に通っていました。常にパパが支えてのレッスンですが、最後は一緒に潜る、というのがお決まり。他の子並みに、嫌がっていました。「最初はそんなもんだ」とプチ体育会系で続けていました。しかーし、表現下手な彼があそこまで泣いたり、力を入れて抵抗していたのだから、相当嫌だったのかな、と思います。それが今の水嫌いにつながっているかは分かりません。でも、今でも不得意・嫌なことだったり、克服・できるまでに時間がかかったことのルーツを探ると、親が強引にやってしまった・やらせてしまった、そんなエピソードがいくつかあります。

何もかもゆっくりな長男くんですが、ちゃんとひとりでできるようになってきています。そして、彼なりに挑戦しています。水嫌いも、彼の気分が乗っているときは、一人で頭にシャワーをかけたりしています。

彼のペースに合わせて、少しだけ手助けをする、少しでもできたら褒める!

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