温泉芸者(医者)の役割
芸者、医者などの仕事に共通する点
えっと、今日ね前に聞いたことある話の続編でして、あぁ、やっぱりあの先生は深く考えてらっしゃったんだなぁ!というようなポロッといい話みたいなことを聞いたので。
ちょっと皆さんに共有しておきたいなというふうに思います。
前に聞いた時はね どういう話されたかというと役者、芸者、医者 全部「者」がつくだろ!って話だけでしたね。
仕事のカテゴリーは違えど、人を喜ばせる点について
「者」がつく仕事ってのは人を喜ばせる仕事なんだよ!ってそのドクターはおっしゃったわけです。
このドクターは故人になってらっしゃるんですけれども、生前にそんな話をした折に、「まあ、俺はね。芸者にならなきゃいけないのはわかってるし、もちろん俺は東大を出てるけども、一流の芸者ではない。 研究者じゃないんだ!」と。
「俺はね温泉病院の医者なんだ。温泉病院の医者っていうのは、わかるだろ!芸者にしてみると、あの一流の芸者と格が違うんだよな。」
続けて、
「だから来る人も違うんだわ。だから来る人も違う。だけど、客を喜ばすのは一緒なんだよね。芸者なんだから…。だからあの一流の芸者でも温泉芸者でも芸に磨きをかけないと客は喜んでくれないんだ。だから俺はいつも温泉芸者だけど、芸をちゃんと精進して鍛えようと。俺はちゃんとそれはしてるんだよ!そんなわけで今日は夜の酒はこのぐらいにしておいて帰るわ!」と言って帰られたらしいです。
それは体調に気遣ってのことなんでしょうけど、終始一貫してて、自分は まあ温泉医者って本人はちょっと謙遜した言い方されてるいたんだけど。
芸者っていうものと医者っていうものを重ね合わせるところに、面白さがあるんですけど。
とにかく一流の芸者にしろ、役者にしろ、医者にしろ、卓越した技術で患者さんあるいはお客さんを気持ち良くするっていうところに共通してるんだと。
温泉芸者ぐらいになるともう一線しりぞいてて、少しあの技も磨きがかかってなくて、客を喜ばすには何かが足りなくなっちゃってるんだよ!ってとこかな?
大病院と温泉病院における医療の違い
いわゆる一流の病院に行こうって人は、結構、前向きで、何をしても良くなりたいという人が行くところ。
だけど温泉病院ってとこはそういうもんじゃない。緩やかにちょっとでも楽になりゃいいと思ってきてらっしゃる方々で、対象が違うんだよね。
あの 大病院の医者とはちょっと違うんだよね。
そういう 対象に対してベストな方法として、例えば世間話でもいいし、冗談でもいい。
何でもして、その人の心も明るくして、生活全体を明るくする方へ持ってければ、俺たち温泉病院の人間の仕事なんじゃないか?
医者なんです私は!って 虚勢を張ったところで、患者さんやお客さんは結果を求めてきてる人たちであって。
温泉っていうところに来て治療しようという段階にある人たちが、最先端の技術を求めてきてるか?違うだろう!
もうちょっと安らぎも含めた、総合的な医療、全人的治療って言ったりしますけど。
そういうことを求めてきてる人たち相手の俺たちは違うよ!っていう。
考えてみてください。今、与えられているその温泉病院の医師という仕事に対しての一つのプライドということですね。
「一流の病院の皆さん、俺のようにできるのならやってみたらいいさ!」っていうことをそこで自信満々に言ってるっていう風にも取ることができる。
だから別に卑下してるわけじゃないんですよ、この人。
自分の今の与えられてる役職っていうものに誇りを持っているからこそ。
俺の立場っていうのは、こういうスタンスでやってるからね!っていうことを飲みの席の人たちに半分冗談めかして言ってみた!ってことなのでしょう。
温泉鍼灸師、あん摩師は使う手段を全部使うことで医療を明るくする
私、二番煎じながらは、いい話だなと。
鍼灸に大学病院の先生もいるけど、温泉鍼灸師もあん摩師もいるわけでございまして、どうやって人を楽しませるかというかね。
楽しませることイコール体を良くすることですから、全ての手段を全部使うんだ!という開き直りを持ってやったら。
世の中の医療も明るくなるのかな?という風に今日は思った次第です。まとまりなかったかな?
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00:12 芸者、医者などの仕事に共通する点
00:47 仕事のカテゴリーは違えど、人を喜ばせる点について
03:32 大病院と温泉病院における医療の違い
06:49 温泉鍼灸師、あん摩師は使う手段を全部使うことで医療を明るくする
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