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【感想文】たった一言で興味を引かれました。

先日、ある映画をdtvでダウンロードしました。

おそらく、ホーム画面の「あなたにオススメ」に載っていなかったら、クリックはしなかったでしょう。だって……。

お気に入りの俳優さんが出演しているわけでもなく、

劇場公開時に大ヒットしたわけでもなく、

心を動かされるようなタイトルでもなかったので。

でも、オススメされるからには何かしら僕好みの要素が含まれているのだろうと思い、概要欄を覗いてみたんです。

「なるほど」

僕の心を動かしたのは、たった一言でした。

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ダウンロードした映画は、こちらです。

『前田建設ファンタジー営業部』

そして、概要欄に書かれていた中で興味を引いた一言がこちら。

「うちの技術で、マジンガーZの格納庫を作っちゃおう!」

この一言が冒頭にあったおかげで、ぐっと引き込まれました。

なんと、この作品は「アニメの建造物をリアルに作るとしたらどうなるか」をシミュレーションする事業の話だというではありませんか!

実際に作るわけではないけど、光子力研究所から受注したという体で、設計図を出し、工期を立て、見積書も完成させる。実物を作るときと同じ作業を大真面目に行っていくという。

確かに、僕に合っているかも😏

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ということで、見てみることにしました。

今回のミッションは、マジンガーZの格納庫。

出撃(マジンゴー!)の際はプール(本当は下水処理施設)の水面がざーっと2つに割れて、下からウィーンとせり上がるわけです。

でも、忠実に再現しようとしたら、安全、経費、環境などの面で無理が出てきてしまうらしいんです。だからといって、アニメとは違うように設計すると、ファンの夢を壊してしまいますよね。

では、どんなアイデアを使ったら不可能を可能にできるのか。

壁を1つクリアしたら、また次の壁。その壁をクリアしたら、また次……。

時には昔のアニメにありがちな「ゆるゆる設定」に泣かされつつ、技術者の熱いものづくり魂で乗り越えていく主人公たち。

個人的には、終盤の演出にチープさを感じたものの、楽しく見ることができました。ほんと、概要にあった一言のおかげですね。

〝お仕事系エンタメ〟が好きな方はチェックしてみてください。

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見終わったあと、作品について調べてみたら、驚きの事実が発覚しました。

前田建設は実在する。

劇中に出てくる長島ダム(この記事の見出し画像)も実際に手掛けているそうです。

そして、ファンタジー営業部も実在する。

2003年からWEBコンテンツとして連載されているプロジェクトで、マジンガーZの格納庫にも取り組んでいます。工期は6年5カ月、工事費は72億円で実現できるそうです。

こちら(↑)に挙がっているプロジェクトリスト、ガンダム好きの僕としては地球連邦軍の本拠地・ジャブローが気になります。

ジャブローといったら、シャア専用ズゴックがジムを貫くあの名場面。

工期は272年で、工事費は2532億円ですって笑

そんな大事業だったのに、ティターンズはあっさり放棄しちゃったのか……。

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