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宝物というより、湯たんぽ。~のんちゃさん~

放送作家の僕があなたのnoteを読み、感じたことを書いていく企画、1本200円で承っております。きょう僕が描くのは、のんちゃさんです。

のんちゃさんのnoteを見て、気になったことがあります。

それは、自己紹介文が短いこと。

ドラッグストア勤務 / 登録販売者/コンビニ勤務歴通算10年ほど/ 大事にしてるもの…家族・時間・お金・筋肉/ 好きな言葉…凡事徹底

今回で40人目の紹介となりますが、一番短いです。140字まで書けるのに、半分も使っていません。好きな言葉「凡事徹底」に人となりは垣間見えるものの、どんなnoterさんなのかは今ひとつ見えてきません。

一体、どんな記事を書いているのでしょうか。

水色

はじめに、こちらを読んでみてください。noteをはじめて5カ月、7月時点での活動が書かれています。

お金、現金を稼ぐノウハウなどもなく、

人様にレクチャー出来るような専門的知識もない。

ただ好奇心だけは旺盛で、おもしろがってやってみる事だけは、スキ。

と書いてある通り、企画への参加に積極的なんですね。

でも今回、僕が推したいのは、誰かのお題に乗っかったものではなく、のんちゃさん自身の心に響いた〝言葉〟が出てくる記事。

例えば、こちら。

20年以上前、保育士の勉強をしていた頃のお話です。

縁があって、保育園でお手伝いをすることになったのんちゃさんは、りんちゃんという2歳の女の子と出会います。

普段はとても人見知りの激しい子が口にした、気遣いの言葉。

「しぇんしぇいも?」

その場面を想像すると、心が温かくなります。

こちらは職場であるドラッグストアでのエピソード。

ある日、店に口数は少ないけれど、礼儀正しくて努力家な新入社員が配属されてきます。業務を覚えるための研修ですね。のんちゃさんは「短い期間でもできるだけのことを教えてあげたい」と熱心に指導しました。

そして半年後、人事異動の季節。他店へと移った彼を訪ねてみると、そこでうれしい言葉をかけられたんです。

「いい子に育ててくれて、ありがとうございます✨✨」

実はこの記事には伏線がありまして。

3月、のんちゃさんはお世話になった先輩について書いているんです。そのとき、かけられた言葉が……。

「私にお返しはしなくていいから、のんちゃさんがいつか先輩になった時に、後輩にしてあげ」

受けた恩を送っていく。優しさの循環に心が温かくなります。

こちらは、家庭の事情で経験した2度の転校について書かれた記事。

大阪から佐賀へ。そして佐賀から大阪の同じ学校へ。

何と言っても子どもたちのリアクションが素直で微笑ましいんです。

「友達になろうよ!」
「なんや〜転校生ちゃうやん😆😆😆」

なんだか、心のバリアフリーを感じさせられたお話でした。

ちなみにこの記事では、のんちゃさんのルーツも触れられていて興味深かったです。まるで『じゃりン子チエ』のテツだというお父さん……。キャラ、濃すぎです笑

水色

よく「思い出は宝物」なんて表現をしますけど、のんちゃさんの思い出は「湯たんぽ」だと思います。

あなたも、ひょっこりほっこりさせられてみませんか。

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