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【WBC】オリックスファンの僕が抱く、1/3の微妙な感情。

WBCが盛り上がっています。

侍ジャパンは無敗で準々決勝に進出。ここまで世帯視聴率は全て40%超え、日韓戦はなんと44.4%を記録しました。

オリックスから送り出した選手たちも存在感を発揮。栗林投手の離脱を受け、山﨑颯一郎投手の追加招集も発表されました。

そんな中、僕はというと……、

心の1/3は微妙な感情が占めていて、素直に喜べずにいます。

原因は、オリックスファンとしての悩み。

慣れないボールとマウンドで調子を崩し、シーズンに影響が出てしまうのではないか、あるいは燃え尽き症候群になってしまうのではないか。

しかし、僕がなにより感じているのは……、

選手たちの魅力が世界にバレてしまうッ!という焦り。

例えるなら、今まで身近な存在だった女子が、街角でいきなりスカウトされてアイドルデビュー。全国区の人気者になってしまった、みたいな?

僕だけがわかっていたのに~!って笑

選手たちが海外志向になって、次々とオリックスを〝卒業〟なんて事態が訪れるのではという心配もあります。

昨シーズン限りで卒業していった吉田正尚選手も、僕に微妙な感情を生み出す要因になっています。

ここまで4試合で8打点。

Twitterで「味方になった吉田正尚wwwww」なんてコメントを見かけましたが、僕にとっては「よその子になってしまった吉田正尚(涙)」です。

例えるなら、元カノへの未練。

かっこつけて別れたものの、近況が気になるからインスタなどをチェックしてしまう。そして「なんだよ、僕がいなくても元気そうにしているじゃないか」と寂しくなる、みたいな?

あァ、オリックスに残っていてくれたら、3番・森選手、4番・正尚選手、5番・ラオウ選手なんて打線が組めたのに。

しかし、壊れるほど愛しても、正尚選手には1/3も伝わらないんですよねー笑

振り返ると、WBCで微妙な感情を抱くのは初めてではありません。

2009年、日本vs.韓国の決勝。イチローさんがセンター前に勝ち越しタイムリーを打ち、日本中が狂喜乱舞したあの場面もそうでした。

実は僕、直前の打者が凡退した時点で、結果が見えていたんです。

なぜなら、オリックス時代に何度も何度も何度も見てきたパターンだから。パチンコで言うところの確定演出。ここまでの不調も、この一打のための伏線だったのだと思えました。

そう、あのときの僕は……、

すっかり遠い存在になってしまった元カノを見守るような気持ちでした。ふっ、その仕草は結婚しても変わらないんだな、みたいな? なあ、僕たちあのまま別れなかったら、今ごろどうなっていたかな、みたいな?

あの世界一から、もう14年も経つんですね。

さあ、あすは準々決勝のイタリア戦。僕はまた微妙な感情を抱きながら観戦したいと思います。

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