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「放送作家」関の成分表

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🌟僕の心が丸裸になってしまう文集🌟放送作家はどんなことを考えるか🌟亡き妻との思い出🌟シングルファーザー奮闘中🌟たまにはオリックス愛も語らせて笑🌟
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2021年10月の記事一覧

その歴史的瞬間、あなたはどこで何をしていましたか?

オリックス優勝の影響で、1日遅れのネタになります。ご了承ください。 きのう、10月28日は何の日? 「空条徐倫が物語のきっかけとなる交通事故に遭う」と答えた方は、相当なJOJOマニアとお見受けします。 しかし、今回取り上げたいのは1993年のある出来事。 そう、ドーハの悲劇です。 カタール・ドーハで行われた、サッカーW杯アメリカ大会のアジア最終予選。 日本はあと1勝で初出場の悲願を叶えるところまで来ていました。最終戦でイラクに勝利したら、確定。試合は2-1でリード

【祝🎊優勝】うれしくて眠れないなんてことがあるのか。

きのうは忘れられない1日になりました。 オリックス・バファローズのリーグ優勝が決まったのです🎉💐🍾 その瞬間を僕は息子と分かち合うことができました。こんなに幸せなことなんて、なかなかありませんよ。 僕にとっては25年ぶり、息子にとっては初の歓喜。金メダルを取ったかのようなうれしさです。 J SPORTSの緊急特番を見たり、祝福メッセージに返信したり、優勝記念グッズの予約をしたり、ネット民の反応をチェックしたり、過去のダイジェストを見返したり……。眠気が襲って来ないんで

タイムマシンに乗って、4歳の僕に教えてあげたい。

きょうは、ちょっとした試みをしてみようと思います。 4歳のころに見ていた番組を、44歳の僕が見たらどんな感想を抱くのか? 時は1980年、タイムマシンに乗ったつもりで遡りましょう。 今回、見てみたい番組はこちら(↓)。 男児なら誰もが一度は通るであろう、仮面ライダー。その7作目、スーパー1です。 シルバーを基調としたカラーリング、スズメバチをモチーフにしたというデザイン。両手をかめはめ波のように突き出して、くるっと回す変身ポーズ。 4歳だった僕はこう思っていました

ツーイてねえ、ノーッてねえ🎵

〝不運〟というのは重なるものなのでしょうか。 まず、先々週のことです。 息子が「本当にごめんなさい」と、これを差し出してきました。 あー、スロットの『北斗の拳』でこんな演出あったわー。画面にひび入るのー。 ……で、なにこれ? 事情を聴いてみると、部活の帰りに落としたようで、見つかったときにはこのような変わり果てた姿になっていたそうです。おそらく、車に踏まれてバッキバキになったのだと。 電源が入らない状態になっていたため、交換する羽目になってしまいました。あと1カ月

頼まれたら「NO」とは言えない妻でした。

きのう、10月16日は亡くなった妻の誕生日でした。 生きていたら、53歳だね。1日遅れになってしまったけど、おめでとう! 見出し画像には、好きだった色のリボンをかけてみたよ。 さて、きょうは妻について書きたいと思います。 妻は僕より8歳上の〝姉さん女房〟でした。 同じ会社の古株で、放送作家の大先輩。僕が中学生のころには、もう業界で働いていたそうです。数々の情報番組に関わってきたからか、とても物知りでした。 こう書くと、しっかり者のような印象を受けるでしょう? とこ

「好き」は言葉にして伝えないと、死んでしまうらしい。

先日、とても印象に残るセリフに出会いました。 ドラマ『お耳に合いましたら。』の第1話より。 「なにかを好きになる感情ってのは、言葉にして誰かにちゃーんと伝えないと、心が麻痺してしまうらしいよ。要するに、好きなものがあるのに、長い間ずーっと誰にも言えないでいると、心が感動する必要性がないって風に判断して、なにかを好きって感じることすらやめてしまうんだって」 「恐い言い方しちゃうけど、好きが死んでしまうんです」 誰かに伝えないと〝好き〟が〝死ぬ〟……、とな? このセリフ

季節外れの卒業アルバムを見たら、心がキュッとした。

先日、娘が通っていた小学校から卒業アルバムが届きました。 春が終わり、夏が過ぎて、もう秋だというこの時期に、卒業アルバムとはなんて季節外れな! ……なんて思いつつ、ページをめくっていったわけです。 そしたら、心がキュッとなってしまいました。 理由は4つあって、 ①集合写真の何枚かに娘がいない娘は小4の後半から学校を休みがちになりました。ちょうど妻が亡くなった後のことです。きっとストレスだったのでしょう。朝になるとお腹が痛くなり、トイレから出られなくなってしまったんで

【感想文】たった一言で興味を引かれました。

先日、ある映画をdtvでダウンロードしました。 おそらく、ホーム画面の「あなたにオススメ」に載っていなかったら、クリックはしなかったでしょう。だって……。 お気に入りの俳優さんが出演しているわけでもなく、 劇場公開時に大ヒットしたわけでもなく、 心を動かされるようなタイトルでもなかったので。 でも、オススメされるからには何かしら僕好みの要素が含まれているのだろうと思い、概要欄を覗いてみたんです。 「なるほど」 僕の心を動かしたのは、たった一言でした。 ダウンロ

〝はじめの一歩〟を踏み出せないのなら……。

近年、僕にはある願望があります。 「新しい自分に出会いたい」 このまま日々の仕事に追われるだけでいいのかな。自分の成長を実感できるような刺激が欲しいな。そのためのチャレンジはなんとなく浮かんでいるのだけど、現実的には難しいよな。 ……なんて思っていて。 そんなとき、渡りに船の記事を目にしたんです。 レイエレミさんは、伴走型コンサルタントというサービスを行なっている〝棚卸しのスペシャリスト〟です。 棚卸しとは物流用語のひとつで、在庫商品の価格を評価するために数量や品

6年半にも及ぶレースを完走しました。

こんなに緊張したのは久しぶりです。 実はけさ、僕が6年半にわたり関わってきた『TOKYO応援宣言』が最終回を迎えました。 立ち上げから最後まで完走した制作スタッフは僕だけ。オンエアー後に出演者とスタッフに挨拶をするため、出社することにしたんです。 しかし、テレビ朝日に足を運ぶのは実に1年半ぶり! これまでの僕はというと、完全リモートワーク。収録などに誘われても、頑なに断ってきました。その結果……。 僕を生で見たことがないという若手が何人も出現。 さらに一部では「せ