マガジンのカバー画像

「放送作家」関の成分表

221
🌟僕の心が丸裸になってしまう文集🌟放送作家はどんなことを考えるか🌟亡き妻との思い出🌟シングルファーザー奮闘中🌟たまにはオリックス愛も語らせて笑🌟
運営しているクリエイター

記事一覧

〝長文アレルギー〟は「書けない」のではなく「書き方を知らない」だけ。

創作大賞の募集がはじまって、1週間が経ちました。 大手メディアから書籍化・映像化のチャンスということで、昨年は3万4000もの応募があったそうです。今年はもっと増えるでしょうね。 しかし一方で、 「自分に創作の才能なんて……」 「そもそも、そんな何万字も書けないよ」 と思った方も多いのでは? 長い文章を書くのが苦手。 話がふくらまない。 おもしろさが今ひとつ伝わらない。 実はかつての僕自身もそうでした。そこで今回は〝長文アレルギー〟の方に伝えたいことがあります。

僕の闘病生活が、あまりに唐突に第二章へ突入した。

みなさん、急展開です! 実は先日、畜尿バッグから〝卒業〟しました!! あまりに、あまりに唐突で出来事で僕自身も戸惑っております。一体、どういう経緯でこうなったのか。 それは「朝活」を終えた直後のことでした。 下腹部に違和感。おそるおそるカテーテル(管)を確認してみると……、 なんと管が、さーーーっと赤く染まっていくではありませんか! さーーーっと青ざめていく、僕の顔色。こんなこと、手術を受けてから初めてです。すぐさま病院へと電話をかけ、診察をお願いしました。 は

この気持ちを「放送作家の焦れんま」と名付けよう。

〝ジレンマ〟という言葉があります。 あなたにもあるでしょう?  なにかを優先すると、なにかが犠牲になる。 どちらを選ぶか、とても悩ましい。 そんな状態に陥ることが。 もちろん、僕にもあります。 今日は仕事でよく陥る〝放送作家としてのジレンマ〟について。 僕の〝ジレンマ〟とはどんなものか。 それを語る前に、僕が毎週どういう流れで仕事しているか説明させてください。 大体、こんな感じ。 <企画準備> ネタ出しとネタ選び。さらに、通ったネタについては取材などに向けて

自堕落だった僕の「朝活」デビュー。病気よ、ありがとう!

どうも、壊死性膀胱炎(仮)の放送作家です。 退院して、1カ月。 うれしいことに、体のほうは大きな問題もなく、痛みを感じる場面も減っています。畜尿バッグとの付き合いも、だいぶ慣れてきました。 さて、今日はそんな闘病生活で得た〝発見〟がテーマです。 ええ、噂にはかねがね聞いておりましたが、予想以上に絶大でしたよ。 ――「朝活」の効果ってヤツは! 病気になるまでの僕はというと、それはそれは自堕落なものでした。 夜型を通し越して、深夜型人間。だらだらと夜更かししては、日

〝ひと〟を描く書き手に伝えたい。キャラしか勝たん。

『成瀬は天下を取りにいく』という小説が話題です。 10日に発表された「2024年 本屋大賞」でみごと大賞に輝くなど、合計〝14冠〟達成! 著者の宮島未奈先生は、これがデビュー作とのことです。 僕は半年前、書店でこの作品と出会いました。 表紙を見ると、西武ライオンズのユニフォームを着た女の子。 「もしかしてオリックスの描写もある?」なんて好奇心で手に取ると、帯にこう書いてあるわけです。 「かつてなく最高の主人公、現る!」 これは「買い」だと。ストーリー作りにおいて、

放送作家からの〝悪文注意報〟その表現がより伝わるために。

うちの息子と娘はある点でとても対照的です。 例えば、一日で起きた出来事について僕に教えるとき。「あのさ、今日は〇〇なことがあって」と切り出すところまでは一緒なのに……、 その先、話が入ってくるかどうかがまるで違う😅 一方はスッとくるけど、一方は今ひとつ。不思議なことに、3歳年下の娘のほうが昔から伝わりがイイんです。どうして、そんな差が生まれるのか。 話の構成がうまいから? いえ、原因はもっと「そもそも」な部分にあります。 〝話〟の構成ではなく〝一文〟の作り方がうまい

新生活、はじまる。息子と過ごした〝最後の週末〟

東京は開花宣言が出てから、一気に暖かくなりました。新生活がはじまる、春。せき家にも大きな変化が訪れています。 一番は、息子が家から巣立っていったこと。 大学進学のため、遠く離れた土地に移り住むことになったんです。 引越し日は日曜日でした。退院して半月、まだ畜尿バッグ生活が続く僕ですが、無謀にも現地まで行って手伝ってきました。 今回は、想定外の連続だった息子との〝最後の週末〟について。 それにしても、一体どこから狂ったのでしょう? 余裕を持って土曜日から前乗りして、

病気との向き合い方。僕の〝QOL〟が爆上がりした理由。

病気になったからこそ、見えるもの。 人とのつながり、距離感。 健康のありがたみ。 そして〝QOL〟の大切さ。 〝QOL(クオリティ・オブ・ライフ)〟とは「生活の質」「人生の質」を意味する言葉で、近年は医療だけでなく様々な場面で使われるようになりました。 蓄尿バッグ生活を送る僕にとって、 〝QOL〟の向上は重要なテーマであります😙 退院してから3週間、生活はがらりと変わりました。心と体に優しくなりました。〝QOL〟が上がるって、こういうことだったのか! 大きく変えたこ

「読みたい」と思わせるには。僕のヘッダー&プロフィール論。

火曜日、こそっとリニューアルしました。 どなたか気付いた方はいるでしょうか? ……ハイ、いるわけもありませんね(反語)笑 実は、ヘッダーとプロフィールを変更したんです。 〝空白の半年間〟を経て、僕の生活は一変。ここ1カ月は家族と病気の記事ばかりに偏っていました。 もしかしたら、読者から「看板に偽りあり?」なんて思われているのでは……、なんて不安になったりならなかったり笑 なので、今回は放送作家な切り口で書きます。 ヘッダーとプロフィールを変えたのは、1年ぶりです。

退院後の悟り。脱「あきらめるな!」で優しい生活に。

今のところ、病名は「壊死性膀胱炎」とのことです。 悩ましいのは、過去の症例が数えるほどしかないこと。そのどれもが手遅れの状態で見つかったものばかりで、原因も明らかになっていないし、治療の実績もないらしいです。 手探りの闘病生活はいつまで続くのでしょうか……。 さて、前回は退院後の〝気付き〟について書きましたが、今回は〝悟り〟がテーマとなっております。 はじめに質問です。 あなたは「あきらめる」という言葉に、どんなイメージを抱いていますか? 前向きか、後ろ向きか。お

退院後の気付き。子供たちの〝距離感〟が心地よい。

せき@闘病中の放送作家です。 退院してから、1週間が経過しました! 現在は膀胱にカテーテル(管)を通して、畜尿バッグ生活をしています。違和感はそれほどでもないのですが、調子が悪くなってくると尿道、肛門、前立腺が痛みます。どうも胃腸の動きが関係しているようです。 その時間帯は座ることも横になることも苦痛なので、困っています🥲 とはいえ、経過は順調といえるのではないでしょうか。 懸念されていた腎臓・肝臓の数値は軒並み良化。管理栄養士さんにアドバイスしてもらって食生活を見

受験の半年間。娘が報われない日々から羽ばたくまで。

僕の記事が更新されなくなった〝空白の半年間〟に起こった出来事。 命も危ぶまれた、僕のがん疑惑。 マイナスから始まった、息子の進路問題。 今日は大トリ、娘が抱えていた問題について書いていこうと思います。 まさか、高校受験の本番目前であんな事態になるなんて……。 一体、なにが起こったというのか。 先に書いておきたいのは〝前提〟です。息子と同様、娘もまた母親の死に直面したことで、生活に大きな変化が出ました。 朝になるとお腹が痛み出し、トイレから出られなくなる。学校に行っ

マイナスからの進路探し。〝運命〟を信じて手紙を送った。

ご報告。 2週間の入院生活を経て、このたび〝電撃退院〟しました。 腎臓と肝臓の数値が悪いままなのですが、元気そうな僕の様子を見て許しが出た感じです。この先はステロイドによる治療とカテーテル生活を送っていくことになります。その話はまた今度。 さて、前回はかなりぶちまけてしまいました。 息子がお世話になっていた高校野球部との、度重なる問題。裏切り。 夏休みが終わろうかという時期に、マイナスからの進路探しを余儀なくされるという。さあ、どうしたのものか。 今回は、逆境から

空白の半年間で、激怒。マイナスから始まった息子の進路探し。

せき@闘病中の放送作家です。今回も、空白の半年間について書きますので、お付き合いください。 きょうは『①』について。 見出しのとおり、僕は怒っています。 息子も、怒っています。 卒業式など出たくないと、欠席したほどです。 一体、なにが起きたのか? 話は、昨年4月に遡ります。19時ころ、家で仕事をしていた僕に、息子から電話がかかってきました。 とても弱々しい声でした。 「体が動かせない」「目覚めたら、周りに誰もいない」 もともとメンタルヘルスに問題があり、意識を失