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変わりたいけど変われないアナタへ

皆さんコンニチハ。

松山英樹さんと同じ申年で(ひと回り上)、無職、貯金ゼロ、ドライバーを振った瞬間にギックリ腰になり、ヒザから崩れ落ちた事が有る秋山真之介です。(ホントだよ)

これまでの記事に『スキ』や『コメント』をくれた皆様、本当にありがとうございます。

本日は『人間そんな簡単に変われないけどさ、まあ別に、それはそれで、ねぇ・・』っていうお話をさせていただきます。

人は『変わりたい』と思った瞬間に変わっている。

変わろうとする必要はない、思い出せ。

3つ子の魂100まで。

色んな人が色んなことを言いますが、私の統計上、ヒトはそんなに変わりません。

私も毎日のように変わりたい、成長したいと思って生活していますが(ホントだよ)、禁煙も禁酒も出来ないし、noteの毎日投稿なんて2日しか続きませんでした。

「いや、変われるし」

「バカ言ってんじゃねえし」

「お前の意思が弱いだけだし」

という方々、私の負けです。(ハイボクです)

どうか『スキ』ボタンだけ押して、他の有益な記事に飛んでください。

「うんうん。分かるよ。中々変われないよね(ホジホジ)。で、それがどうかしたの」

という方々の為に、バーテンダー時代にお客様から聞いた話をさせていただきます。

          ※

大阪から来店された60代のダンディなお客様でした。

彼が贔屓にしている新地のバーに、カクテルコンペに出場しているバーテンダーがいます。

ダンディ(以下D)「大会の半月前くらいになったらな、そいつが俺に大会用のオリジナルカクテルを出してきおんねや」

私(以下W)「良いじゃないっすか」

D「飲むやん。ほなまあ、それなりに美味しいねんで。でもな、それが大会が近づくに連れて、だんだん味が悪くなっていきおんねん」

W「ダメじゃないっすか」

D「せやろ。でもこれが大会の2、3日前くらいになって初めの味に戻る事がある。こういう時は、大会で良い結果を出しおんねん」

W「戻らなかった時は」

D「あかん。予選落ちや」

W「結局初めの味に戻るんやったら、大会直前に完成するようにしたら良いんじゃないですか」

D「それがな、初めのレシピに戻ってるんやとしても、2週間試行錯誤した時間が、同じ味とバランスのカクテルに、深みを出してるんちゃうかと思うねん」

W「なるほど。中身は変わって無くても、変わろうとして努力して足掻いた分だけ、深みが出ると」

D「まあ、そういうこっちゃ。人間も一緒やで」

W「めちゃめちゃ良い話ですね」

D「せやろ。一杯分まけといてや」

W「前向きに検討させていただきます」

          ※

当時の日記を見ながら書きましたが、今考えれば、スポーツ選手のスランプも一緒ですよね。

私のスランプの定義は『短所を克服する事に没頭するあまり、自分の長所を一時的に失ってしまう状態』です。

3流選手にはスランプが無い。

2流選手はスランプが長い。

1流選手はスランプが短い。

もちろん周囲の期待値によっても異なります。

年齢や勤続年数で、周囲の期待値は上がり続けます。

『成長して当たり前』なので、少しづつ成長していたとしても、周りの評価基準が上方修正されている為、褒めては貰えません。

と、いうことは『お前はホンマに変わらんな』という評価を周りからされているので有れば、アナタは経年上昇している評価と同レベルの成長(変化)は出来ているという事になります。

『変わりたい』『成長したい』という気持ちは大切ですが、目に見えた結果が出ないだけで『私はダメだ』と自分を卑下するのは良くないよね、というお話でした。

今朝はマスターズを観ながら朝の9時まで酒を飲んでいたので、休肝日にしようと思っていたのですが、冒頭の「お前の意思が弱いだけやし」という文言を書いたところで、缶ビールをプシュってしまいました。

松山英樹さん、マスターズ優勝おめでとうございます。

ご静聴ありがとうございました。

今アナタは大変なモノを盗もうとしています。私の、心です。