性善説とフグの毒
皆さん、こんにちは。
秋山真之介です。
和牛の水田さんと同い年の40歳で、無職、貯金ゼロ、友人のYouTubeが上手くいきそうなので、奇抜な髪型にしてオファーを待っているゴミ人間です。
これまでの記事に『スキ』や『コメント』を下さった皆様、本当にありがとうございます。
本日は、『性善説』と『フグの毒』というテーマで、お話させていただきます。
2013年に、京都大学や豊橋技術科学大学のチームが、アメリカのオンライン科学誌に、ある実験結果を発表しました。
青い球体と黄色の立方体を「攻撃者」と「攻撃される者」に見立て、一方がもう一方に、ぶつかり続けるという動画を作成しました。
生後10カ月の赤ちゃん20人にその動画を見せた後、両方の模型を置いて観察した結果、20人中16人が「攻撃される者」だった方の模型を手に取りました。
両者がぶつからない動画を見せた20人の赤ちゃんでは、手に取る模型に偏りはありませんでした。
「この実験によって、もしかしたら、『性善説』が、完全に、肯定された、可能性が、有るのかもしれない」
凄いですよね。
まだ言葉を発しない赤子達の、20人中16人が、『攻撃者』ではなく『攻撃される者』を選んだわけです。
5人中4人は、産まれながらに『善』の心を持っているのかもしれません。
ひとまず、5人中1人の『攻撃者を選んだ赤子』の事は忘れていただいて、『フグの毒』の話に参りましょう。
フグは、生まれ付き『毒』を持っているわけではありません。
彼らが餌としている、貝類やプランクトンの毒が内臓に溜まっていくんですね。
「じゃあ、無毒の餌を与えれば、内臓も食べれる無毒のフグを養殖出来るんじゃないの」と、食いしん坊の研究者は考えます。
やってみたところ、同じ水槽内のフグが、最後の1匹になるまで、殺し合いを続けたそうです。
結果、フグ1匹づつに水槽を用意しなければならず、『養殖無毒フグ』はめちゃめちゃ高額になりました。
ちなみに、同じ水槽に入れていても、有毒な餌を与えれば、彼らは殺し合いません。
自然界のフグは、毒を持つ餌から、覚醒物質を得る事によって、他のフグ達と共存していたわけです。
コアラのユーカリと同じですね。
突然ですが、個人的な話をします。
私はこれまで、何度か1ヶ月〜半年単位の禁煙を成功させて参りました。
その度に、同僚や恋人から苦情をいただきました。
禁煙中の私は、物凄くイライラして、周囲に攻撃的になるらしいのです。
禁酒はした事が有りませんが、想像するだけでゾッとします。
ここで、善良な聖人君子の皆様にお願いです。
5人に1人の割合で、毒を体内に入れないと、他者と共存出来ない人達がいます。
酒やタバコくらいは、多めに見てもらえませんでしょうか。
時々、酒(毒)を飲んで、毒を吐く人もいますが、『鼻うがい』のような物だと思っていただければ幸いです。
ご静聴ありがとうございます。
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