Chafer

ザ・卑屈

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ザ・卑屈

最近の記事

入れ墨のひとびと

俺は自分と違う意見を持つ他人というのは、常識も何もかも異なる宇宙人のようなものであると思っている。 というよりも、自分自身が宇宙人であるという意識で生きている。 今まで受け入れられず、否定されることが多かったからだ。 そのため様々学習し、表面上「善良な地球人であるふり」をする技能に磨きをかけてきた。故に俺は人モドキ、宇宙人である。 世で生きるためには、常に地球の常識を観察し、最新の善良さを実行せねばならない。さもなくば、やれハラスメントだの蛙化だの言われてしまう。 こうした

    • サブマリン・メンタル

      時はなんと既に6月、すっかり暖かくなった…。 半袖の登板が増え、年間20勝ペースだ。 明かりには大量のカメムシが群がり、 ドブ川の上では羽虫どもがランデブーである。 孤独な俺への当てつけだろうか。 兎にも角にも時の流れが異様に速い。 加齢をヒシヒシ感じるところである。 俺の心は相変わらずカサカサの冷え冷えである。 毎日一時も気分は晴れず、ひたすらクソを全身で感じる叙情的エブリデイだ。 大切な友人(多分一方的にそう思ってただけ)から、いわゆる新興宗教の道に進むことを告げ

      • 憂鬱と創作とおっさん

        おっさんは暇である。 週末やることといえば、ぼちぼち部屋の掃除をするぐらいしかないので、 大抵は一人、その辺をお散歩をするなどして時間を無駄に消化している。 孤独感や虚しさが無いという訳ではない。 むしろ無駄に感受性が強いので、高頻度でこんな人生を嘆いている。 俺は誰からも肯定されない。 場所、時代、コミュニティといったものが異なっていたら、 異なる常識の元であれば、違うものだったかもしれないが、 この社会においてはそうだ。 肯定され得ない人間であることは、実績から明らかで

        • この世について

          いやぁ〜このところ大変本を読みました。 アホがこんなに本を読むとは思いませんでした。 私が本を読むということは、友人や親にメンタルの不調を心配されたりする程度には異様なことであります。 もちろん読書家の皆さんと比較してしまえば、私などの読書量はミジンコ同然ですが、大事なのは量でも見栄でもないとだけは思うのです。 まず、ニーチェなどの実存主義、東洋哲学から大変に影響を受けました。 最近では、数学者の岡潔さん、哲学者の井筒俊彦さんの著書から大変な感銘を受けたところでありま

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          俺の五月病

          ゴールデンウィーク。 何もすることなく終わりそうである。 独り身で、誰からも必要とされない俺は、 大抵こうして一人、何もしないで過ごすのだ。 今の家には昨年夏に引っ越したので、 最近知ったことであるが、 この時期は毎年、地域恒例の祭りが 大々的に開催されるそうだ。 家の周りは賑やかになり、 かなり交通規制も入るらしい。 ガキの頃には愉快だった祭りの賑やかさも、 歳を食ってゆとりがなくなるにつれて、 すっかり鬱陶しさが勝るようになった。 最後の仕事を仕舞うと、 喧騒を

          俺の五月病

          生きようと、試みねばならない

          お気に入りの喫茶店で コーヒー片手にボケっと考え事をする。 最高の週末の過ごし方である。 デカいスピーカーが置いてあって、 絶え間なく大音量でジャズが流れている。 おひとり様用シートが沢山用意してあって、 1人で行くと、そこに通される。 この感じが大変お気に入りである。 おじさん達が、互いに干渉することなく、 椅子と音楽に身を委ね、 リズムに合わせて揺れている。 そんな光景を見るのも好きだ。 どんなことを考えて、 どんな風に生きているのだろう。 そんなことに思いを馳せ

          生きようと、試みねばならない

          フラれた後の呪い

          いや~、今日はずいぶん暖かだった。 そろそろコタツを仕舞わねばならん。 こんな季節、どこに行ったって、 色んな所に新しい風、若い力を感じる。 エネルギーを分けていただいて、 元気いっぱい、やる気いっぱい、 良い形で年齢を重ねて参りたいものだ。 …そんな風情を感じながら、今日の私は 花粉症の薬をキメる程度しかしていない。 猛烈にやる気がでねぇのである。 踏ん張りが効かない感じがする。 我々はかったるい所ををグッと踏ん張り、 家事やら仕事やらに立ち向かう訳であるが、 この

          フラれた後の呪い

          料理はいいぞ

          こんばんは ちょっと考え疲れたので、 今日は何も考えず、マイブームの話をします。 色々あって自炊するようになりまして、 今では料理がちょっとした趣味に なりつつあります。 上の写真は本日の自信作、 カルボナーラちゃんでございます。 なんとなく作れたらカッコいい気がして 練習したんですが、思いがけず簡単で 今やすっかり主力選手であります。 それはもう意味わからんぐらい大量のチーズと ベーコンをぶち込むのが私流であります。 毎日食ったら絶対血圧やべーっすよ つっても料理上

          料理はいいぞ

          鉄仮面のおっさん

          突然だが、私はいつも、 とんでもなく分厚い鉄仮面を着用している。 言い換えると、私の考える良いやつを全力で演じている。 ビジネスモードというのだろうか。 最近はその精度が上がってきたのか、 割とご好評いただいており、 苦手だった人との会話も、 比較的スムーズに運べるようになってきた。 演技は洗練され、 仮面着用のストレスもかなり減ってきた。 中々にして自然に見えるのではなかろうか。 人間関係や社会をうまく渡るため、 長い月日をかけてたどり着いた処世術である。 …ここ

          鉄仮面のおっさん

          ふんわり希死念慮

          本日もお疲れ様でございます。 皆々様におかれましては、良い一日をお過ごしになられましたでしょうか。 こちらはというもの、 今日も生きるのめんどくせぇ! これに尽きる。 毎日こうである。一生寝て二度と起きたくない。 とりわけハッピーの最中にある人には縁遠い思考かもしれないが、私はとんでもなく卑屈な人間であり、絶えずそんなことを考えている。 この世はあまりにも考えることが多い。無駄な悩みも多い。 考えると疲れる。でも考えないと生きていけない。 実にめんどくさい。故にさ

          ふんわり希死念慮

          あゝ筋肉

          …筋肉信仰、あると思います。 現代社会において、肉体的強さなんてものは、 もはや飾りでしかない。 マッチョだろうが、ガリガリだろうが、 さしたる権力には直結しない。 世間において、多くの場合あんまり意味がない。 学生時代はずっと運動部、ガタイの良さだけ一丁前の私は ロンリーライフを極め、私の友人K君は、ぽっちゃり小兵ながら 幸せ掴んで楽しくやっている。 そう、「筋肉=モテる」なんてものは、所詮全くの幻想である。 しかし私のような阿呆は、どうしても筋肉の可能性を信じてし

          あゝ筋肉

          自己紹介

          遅ればせながら、一応自己紹介をしておこうと思います。 インドア趣味のアラサー、変人と言われます。 うるさい音楽とモコモコの犬が大好きです。 経歴としましては、瀕死で最寄りの高専を卒業し、新卒で入った大きめの会社で施工管理になるも全く合わずにケチョンケチョン、紆余曲折あり、2度転職して現在に至る、結構ダメな経歴のサラリーマンでございます。 昔から面倒くさく、拗らせた性格をしています。 そんなこともあり、毎日己の内面と取っ組み合いの喧嘩をしております。 散らかった考えを整

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          ネガティブって悪いのか

          自己啓発本ってやつを必死こいて読んだ時期があった。 思想を押し付けてくるような、それでいて人を鼓舞してきやがるような、なんともストレートで軽快な言葉ばかり並んでいる。でも頭を空っぽにして読んでいると、「あれ、なんとなく私にもできるんじゃね、もしかして」となって、細かい内容を無視すりゃ、漠然としたパワーをもらうにちょうど良い。 でもだいたい共通して、「ネガティブ思考は毒だ」「ポジティブ最高」「ポジティブに考えるからこそ上手くいく」といった具合に、激烈にネガティブ思考が否定され

          ネガティブって悪いのか

          春とおっさん

          おっさんの自分語りなんてものは大変醜く映るもので、 SNSで何の興味もない私見を語るおっさん達は 大抵おもくそ避けられる。 さっさとブロックブロックですわ。 そんな私もまたおっさん。 特にめんどくさい思考のおっさんである。 4月という季節は、特にいろいろ思うところがある。 こんな季節は自分語りしたくなっちゃう。 おっさんは一応社会人である。 何度かの転職はあれど、工業系の仕事に従事して長い。 この季節はいろんな人と、新たに会ったり別れたり、 人について、考えてしまうのだ。

          春とおっさん

          ストレス発散

          昔から好きだったのもあってか、いまだにつらつらと絵を描くことがあります。 ちょっぴり得意な気はしていましたし、躍起になって描いた時期もありましたが、結局普通にサラリーマンです。 基本ムキムキにしたアンパンマンだとか、小学生のような絵ばかり描いています。 基本アホの極みといった具合の絵しか書いていないのですが、稀に薄暗い気持ちが溢れ出したとき、ものすごいエネルギーを持って筆が走り出す時があります。 上手い下手、いい悪いとかではなく、ただ純粋に筆が動くというか、地獄のよう

          ストレス発散

          好きなあの子はキリスト教系異端

          29歳春、シンプルに振られた。 理由は明白、私に魅力がなかったからだ。 それだけならよかった。 なのになんでか知らないが、 所謂キリスト教系異端とされる宗教、 もとい宗教そのものについて、 足りない頭で考える羽目になった。 私の中には大きなしこりが残ったのだった。 今まで誰よりも本気になった人がいる。 貰った2度目の告白の返事は、 信仰を理由にした、実質的な絶縁であった。 寂しいが、仕方ないと思う私がいる。 まだ何か、できることがあったのだろうか? そうも思うが、今

          好きなあの子はキリスト教系異端