喰えない詩人の為のバラッド

神ともつながってるのが詩人なら
インスピレーションを得る代わりにパンに事欠いているのでしょう

喰えないことも分かりきって彷徨っているのですか
何処にも属さないのが詩人

霞を食って生きているのは最初から空腹を約束したから
十字路で悪魔に魂を売りたいですよ

ボロは着てても心は透明であらなければ

とてもつとまつません

占星術師が自らを占わないのと同じで
森羅万象を語るイタコに徹しているようで

詩人の血があるのならば
それを宣言した以上誰もが詩人になれる

その時あなたは空腹を約束される




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