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ぢゃぽんの感想。

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音楽や文学、映画などのレビュー。 サブカルこじらせおじさんの偏った思い。
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源さんの誠実さの「不思議」。

編曲も自らで行うシンガーソングライターであり、小劇場の舞台からキャリアをスタートして今や…

樋口毅宏は村上龍の後継たるか?

80年代後半から90年代始め、日本がバブル景気に浮かれていた時代に、「トレンディドラマ」主演…

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オタクとサブカルの違いについて。

「サブカルこじらせおじさん」を自称する私にとって、「MJ」といえばマイケル・ジャクソンでも…

あたらしくんのマジックについて。

立て続けに、あるYouTubeチャンネルの動画を観続けてしまった、ここ数日。 「ブレインダイブ…

東京の漫才にピンとこない。

水道橋博士が自分にとって一番のエバンジェリスト(伝道師)である。 ブログもツイッターも、…

わたせせいぞうの絵の中に入りたかった。

「コロナ鬱」とひと言で言ってしまうと、何もかもをコロナのせいにして、いろんなことからただ…

春樹的クワイエット・ライフ

1988年、当時自分は17歳で高校2年生。 前年に講談社より刊行された「ノルウェイの森」は、上下巻の装丁がそれぞれ赤と緑のクリスマスカラーでプレゼントにぴったりだったという理由もあいまって、その年末に爆発的な売り上げを記録し、400万部を超えるという純文学としては異例の大ヒットとなった。 社会現象とまで言われたブームだったから、そういう作品が多くの人に読まれているということは知ってはいたが、それまで村上春樹作品どころか純文学の単行本を書店で手に取ったことすらない。 幼少

L⇔Rに会釈した話。

1990年に鹿児島から上京してきた自分にとって、いわゆる「渋谷系」の音楽が与えた影響はものす…

そしてフィッシュマンズは1曲だけ演って去っていった。

高校生の時から佐野元春の音楽を聴き続けて、今も自分が尊敬するアーティストの一人である。 …

「志村魂」は受け継がれてゆく。

振り返れば2020年の話題はコロナ禍一色だった。そして現在もまだ完全に収束する日は見えてこな…

「ヒバリのこころ」を5万3千円で売った話。

上京してから約30年、常にスピッツと共に歩んできたという思いがある。 鹿児島の高校を卒業後…