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ひとり行動

仕事終わりの夜でも休日でも、ふと思い立って一人で出かけることがよくある。
散歩や買い物から、カラオケ、飲み、ライブ、焼肉、旅行とかとか。

職場の方と話していると「一人焼肉はレベルが高すぎる、俺にはできない」と言われた。

「誰かと話しながらだと会話が中心になって、途中からなんとなく肉を食べてしまってるんです。ちゃんと焼肉を味わいたくて、それなら一人で行ってみようかとなりました」と返すと、

「焼肉は二人でダラダラ喋りながら焼くのがいいんでしょーが」と怒られた。たしかに…

その人は、一人で動物園なら行ったことがあると
言っていた。そっちの方が相当レベル高いわ。
でも寂しくなって、すぐに帰ったとのこと。

一人の何が良いって、とにかく自由なことだ。

カラオケなんか特に。

納得いくまで同じ曲を入れ続けても誰にも怒られないし、誰かが歌っている時に(ああ次は何を歌おう…みんなが知ってて盛り上がる曲…かつ自分もしっかりと歌い上げられる曲…ない…ああ終わった…)などと絶望する必要もない。

それに、歌わなくたっていいのだ。

この前は、深夜1時のフェリーに乗って高松まで行ってきた。朝5時に港に到着して、始発電車を待つ。ローカル線の「ことでん」に乗り、その時の気分に合わせて降りたり乗ったりを繰り返した。

ことでん

都会と違って、電車は30分に1本しか来ない。
明らかに効率は悪いけど、駅のホームで風を浴びながらぼーっとする時間も良かった。こんなこと、誰かと一緒だとなかなか許されないだろう。

結局長距離の移動で疲れたので、温泉でのんびりと過ごした。ちゃっかりうどんも食べた。日の当たる座敷で本を読み、気づけば寝落ちしていた。夕方に温泉を出て、行きたかった珈琲屋に入り、カフェラテを飲みながらまた本を読んだ。

そうしていると日が暮れてきたので、また電車を待って、高松へ戻った。

誰かと会話を楽しながら歩くのも好きだけど、
何にも縛られずに、ありのままでいられる
一人の時間も同じくらい好きだ。

何歳になっても大切にしたい時間。

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