キル・リスト 上:フレデリック・フォーサイス:最終的にはヒューミント、なのか?

年間、文庫本で、小説ばかり、約150冊を読み続けているGGが、今年は読んだ本の読書感想文を書いていこうかと

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「キル・リスト 上」(022/2020年)

久しぶりのフォーサイスです。自伝以外で文庫化されている作品は全て読んでます。僕を読書に引きずり込んだ作家の一人です。「第四の核」とか「ネゴシエイター」とか、当時はマジで興奮したものです

本作品は狂信的イスラム主義者の抹殺がテーマです。実に淡々と、静かに事件は進行していきます。翻訳者の黒原敏行のテクニックもあるのでしょう、緊張感のない描写が、逆に背後にある「何か」を感じさせます。

敵「説教師」を追い詰める「追跡者」。上巻で、やっと追跡者の準備が出来たって感じ。無人飛行機とか、偵察衛星とか、AIによる判定とか活用しつつ、最後はヒューミントってことになるのか?ま、敵も簡単に捕まらないと思うけど、これは下巻、一気読みでしょ。

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