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ゲームの王国(上):小川哲:これ、日本SF大賞なの…!

年間、文庫本で、小説ばかり、約150冊を読み続けているGGが、今年は読んだ本の読書感想文を書いていこうかと

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「ゲームの王国(上)」(002/2020年)

え、これ、SFなの?!1950年代のカンボジアから物語はスタート。

独立、革命、これ歴史小説でしょ。ポル・ポトにクメール・ルージュ。虐殺、処刑、抹殺。罪のない人々が、意味不明なルールの下で、次々と殺されていく悲劇。この惨劇は、あまりにも馬鹿馬鹿しい。でも、これが人間という愚かな動物の本性なのかもしれない。疑心と恐怖を操ることが勝者の条件なのだろうか、、、

この上巻の悲しい歴史が、下巻で、どうやって「未来」に展開していくのか、全く予想できない、手探りの読書体験。新年早々、刺激的。今のところ「主人公」と思われる少年・少女が、下巻でどんなオトナになっているのだろうか。

さ、いくぜ、下巻





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