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創業3週間の会社がもう使い始めたSaaSについて

SaaSは素晴らしい。
サブスクリプションは美しい。
SaaS×サブスクリプションは現代社会における最高に洗練されたビジネスモデルである。

僕は本気でSaaSが好きだ。サブスクリプションを愛している。

そんな僕は先月末に株式会社を設立し、現在で3週間。
ある思いを持って創業し、現在SaaSプロダクトを開発中です。
(その思いはまた別途、暑苦しく語りますが、今日は割愛。)

とはいえ、10月末まではサラリーマンをしているので、
新しい会社で完全稼働はしていない状態です。

そんな状態の赤ん坊レベルの会社ではありますが、
どこの企業にも負けない思いを持ち、実践していくという確固たる信念があります。

SaaSを使う。(導入意思決定のスピード)
SaaSを使い倒す(オンボーディングのスピード)
SaaSをみんなで使い倒す(自分たちがどう使っているのか隠さない)
効果がなかったらすぐやめる(ある種、これも意思決定のスピード)

個別の細かい説明は省きますが、こんな思いを持って社内のIT投資をしていきます。

まだ3週間ではありますが、すでに10以上のSaaSサービスを利用しています。
今日はそのSaaSについて、

・競合サービスはどれか。
・なぜ選んだのか。
・どんな効果があるのか。

ということを、具体的に紹介していこうと思います。

ずっと売り手側にいた僕が、売り手としての営業Tips系の記事を沢山書きましたが、僕が本当に語りたいのは今日みたいな記事なんです・・・w

1.G Suite

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文句なし、G Suite。
メールを中心にビジネスで必要なもの全部揃った、
これぞグローバルスタンダードなSaaS。

Googleスライドを使って複数人で資料を作って、
Googleドライブで資料共有したり。
Googleカレンダーは絶対使うし。

そもそもスマホにアプリ入ってるから準備もいらないし。

このG Suite選択に至っては、もはや思考停止レベルで選択
1ユーザ:680円/月なんだもん。

そういえば、SalesforceもZuoraもG Suiteだったな~。新卒で入社した会社だけOutlookだったなー。

ちなみに、弊社のCo-FounderがSSOの会社出身ってことで、G Suiteとかの初期設定とか諸々プロなので、ドメイン設定とか全部サクッとやってくれて、僕は座ってみてただけでした。

ちなみに、Office 365は多分、しばらくの間は導入しません。
Office 365でよく使うのってエクセルとパワポだと思うけど、
スプレッドシートとスライドで十分。もっとデザイン性重視したスライド作るときはMac OSで最初っから使えるKeynoteで行けるだろう。と判断しました。

競合:Office 365
選定理由:使い慣れているから。そもそも悩む金額じゃない。
効果:自分でメールサーバ立てたりする時間とお金を削減。多分、100万くらい。そんなことより、諸々グローバルスタンダード。

2.会社設立freee

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このSaaSには驚かされました。
導線と囲い込みが凄い。

僕とCo-Founderで「会社ってどうやって作るんだろう?」って今年の春先に話をしてたとき、当然のように色んなサイトを調べていくわけですが、

「あ、このサイトわかりやすい!」
「あ、設立に必要な書類、簡単にWebから作成できるんだ!」
と誘導されたのが、この会社設立フリー。
(くそー、やられた!)

あれよあれよと、登録。
簡単に会社を作るために必要な書類が作成できる。
その途中で必要なものも発注できる。会社登記に必要な印鑑とか。

なんか、途中で株式会社には毎年決算報告をする義務があります。

・紙の官報なら年間7万円
・自分で準備するとめんどくさい
・freee電子公告なら3980円/年

この時点で有料顧客へコンバージョン
とはいえ、3980円/年なのである。

最終的には、
紙書類で対応すると4万円かかる定款の作成が電子だから0に。
司法書士とかにお願いすると10万円くらいかかる作業が自分でやるから0に。
という、圧倒的な費用対効果を叩き出してくれました。

あとから調べたらマネーフォワードも同じ感じで会社設立するためのSaaSがあるらしいけど、意識せずともfreeeを僕が使っていたってことは、freeeの方が導線がきれいなのかもなーと個人的に思いました。

ちなみに、登記の届け出をした品川区の窓口のオジサンいわく、
「これ、フリーでつくりましたよね?最近登記する人の半分くらいがこれでもってくるんだよね~」なんて言っていました。

競合:マネーフォワード
選定理由:導線が鮮やか過ぎて、そもそも比較するという意識がなかった。
効果:電子定款によって、4万円削減ができている。もうこれだけで圧倒的効果。

3.Slack

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これもグローバルスタンダードなチャットコミュニケーションツール。
メールはゴキブリみたいなもの」という強烈なメッセージも素敵。

Salesforce時代はChatterというコミュニケーションツールがメインで、それが最強!!と思っていましたが、転職してSlackを使い始めてから、
「なるほど、これがグローバルスタンダードなツールだ。」
と実感しました。

そんなSalesforceもSlackとの連携強化をしたなんてニュースをみて、
良い。と素直に嬉しくなりました。

「XXさま いつもお世話になっております。」
「以上、よろしくお願いいたします。」
を打つ数千回とメールを探す時間を圧縮できてます。

社外の人とのやり取りもワークスペース作れば一瞬。
様々なアプリ連携もあるし、使っていて意外だったのがスタンプ。
これがあるだけでコミュニケーションって円滑になるんだ・・・と改めて実感。

競合:チャットワーク
選定理由:グローバルスタンダードで、APIも豊富。使っている人が多いから社外の人とも使える。もっと普及したらメール要らなくなると思う。
効果:いつもお世話になっておりますの圧倒的削減。

4.クラウドサイン

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電子契約システムはこれからのビジネスにおいて必須要件になると僕は本気で思っています。
ちなみに、電子契約のグローバルスタンダードなソリューションはDocusignで、SalesforceやZuoraでも活用していましたが、ここはクラウドサインを選定しました。

僕自身は電子契約大推進派で、できる限りすべてを電子契約にしたいと考えています。圧倒的に楽なので。
でも、それだけでなく、圧倒的な削減効果を発揮してくれます。

契約書に貼り付ける印紙代(役務だとすぐ高くなる)
製本テープ(今どきめんどくさい)
書類保管スペース(物理的に保管すること自体、リスク)

を削減可能。

貼り付ける印紙代だけですべてがペイできます。最高。

競合:Docusign
選定理由:Docusignと比較して、捺印という日本文化に対応している点。そして、クラウドサイン側の素晴らしいプライシング戦略によって、無料から有料へのコンバージョンの流れが美しすぎる。
クラウドサインのボス、橘さんのプライシング戦略の話も面白いので、興味ある方は調べてみてほしい。
効果:印紙代不要、製本テープと保管スペース、郵送代

近い将来(数ヶ月以内)に導入するであろうSaaS

このあたりも、具体的に導入検討→導入→活用まで進んだ場合、レビューしていこうと思います。

SmartHR
会計フリーもしくは、マネーフォワード
楽楽経費精算とかの経費精算系

もう使ってるSaaS(意思決定が僕じゃないもの)

GitHub
STUDIO(ノンコーディングのHP作成)
Zapier
あれ、あとなんだったっけ・・・

実は、まだ3週間足らずの会社ですら、ちゃんとやらないと
・誰が
・なんのSaaSを
・どのくらい
・いくらで
・いつからいつまでの期間で
・やめる時はいつに連絡して
・そもそもなんで入れたんだっけ?
・どれとどれがつながってるんだっけ?

の管理が煩雑になってしまいます。
このあたりはまた詳しく説明します。

まとめ

現段階ですでに導入済みのSaaSの共通点として、

・アウトプットが明確
・セルフサーブで営業を介さない(トライアルで利用できる)
・クレカ決済

があるなぁと思ってます。

まず、アウトプットの明確さって、導入までの意思決定のスピードにすごいインパクトあると思うんです。
会社設立フリーなら、役所に出す書類!!
みたいに、圧倒的にわかりやすいアウトプット。すると、利用イメージが湧きやすくなると思ってます。

利用イメージが湧くと、使ってみたくなる。
となると、無料で使えるトライアルは強い。
また、アウトプットが明確なので、本来自分が想像していたものと大きなGAPがなければ、そのまま有料版にしてもいいかなって思うわけです。

そして、有料版にするときも、
クレカ決済ができれば、その場で購入完了するわけです。

逆に、アウトプットが自由自在なSaaSほど、導入までの意思決定は長くなるし、セルフサーブでの対応が難しく、営業が必要になるのかなぁなんて、思ってます。

実際に、今まで営業として売る側にいた人間が、いざ、買う側になると、世の中を見る目が変わって、本当に面白い。

今後もどんどんいろんなSaaSを入れていこうと思うので、
良い提案があればいつでも持ってきてください!!
基本的に日程が合えば、SaaSの提案ならお断りしませんので!

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ご質問等あれば、Twitterでもお気軽にご連絡ください!
https://twitter.com/DJ_141
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