お酒とおつまみと夜

夏の夜。

コンビニでビールとチキンを買う。

家についたら、まずは汗を拭きたい。ふかふかのタオル。化粧を落として、着古してクタクタになったTシャツにてろてろのショートパンツ（人前にはでられない）に着替えたら準備万端。

ぷしゅっと小気味よい音を立てて開け、まずビールを一口。次にがぶりとチキンにかぶりつく。垂れてくる油をお行儀悪く手で拭いつつ、またビールを一口。

昨日録画していたドラマがあったっけ？とぽちぽちテレビのリモコンをいじる。それとも映画見ようかな、なんて思いながらビールをもう一口。

なんてことない日常だけど、このとき飲むビールは間違いなく生活を彩る。サイダーじゃちょっと物足りない特別感。

今日は○○が食べたい！そしたらそこに合うお酒はなんだろう？と考えるのも楽しいし、○○のお酒を飲むから食事は何にしようかな？と考えるのも楽しい。

あれは？これは？と自分の中で案を出し、これだ！と決めてから、飲むまでの時間もウキウキわくわく嬉しい時間である。

家でも外でも変わらず楽しい。

誰かと飲むお酒も楽しいけれど、1人で飲むお酒も好き。

ここまで書いて改めて思う。

お酒好きだなあ。

実は現在妊娠中でして、当然ここしばらく飲んでいない。

自分が飲めないから、友だちの結婚祝いはついついワインなんかを選んでしまう。飲めないけど選ぶのは楽しいから。

子どもが産まれるのは不安もあるけれどとても楽しみ。

ただ、欲を言えば早くまたお酒が飲みたいなーと早くも思ってしまう。

産後も授乳があるし、その道のりはまだ少し遠い。

子どもがいると仕事帰りにコンビニに寄ってビールを買ってぷしゅっも急にハードルが上がるので、念願叶うのはまだまだ先になりそうだけど、その頃には飲めない今の生活が懐かしいものになるんだろうな、と想像しつつ。

授乳開け最初に飲むお酒はなににしよう、と早くも悩んでいます。