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502 頑張れ‼斎藤元彦 兵庫県知事「チャンネル独自県民アンケートの結果」

はじめに

兵庫県の斎藤元彦知事と幹部らを告発から始まった一連の問題は、百条委員会の調査を経て、その全容がほぼ見えてきました。
公益通報者つぶしの実態や法令違反が現在も続いている状態について消費者庁はどのような見解を示すのか、私は今はそこに注目しています。この文書書問題の決着はいかなる形でつくのかは定かではありませんが、日本維新の会をはじめとするすべての会派から知事の辞職を求める声明が出されています。「出直し選挙」をするよう申し入れをしているといった差はありますがいずれにしても知事がその職を追われる日はそう遠くないことが予想されています。
もしも、県議会の解散となれば、これこそ前代未聞の県政史上初の歴史的瞬間を私たちは目の当たりにすることになります。今日は、斎藤知事が昨日、報道陣への取材に対して辞職を否定した際にお話しになられた、「頑張れと激励の声をいただくことが多い」と話された件について少しお話してみたいと思います。

僕は悪くない

斎藤元彦知事が辞職しない理由を様々な専門家やコメンテーターのみなさんが解説されていますが、私の意見は当初から変わりません。彼がどうしてここまでタフかと言えばそれは「僕は悪くない」と本気で考えているという一言に尽きると思います。
私は自分のYouTubeチャンネルで「頑張れ」という言葉を付けて様々な注意喚起や批判的な意見を述べてきました。その最初の頃の動画が次のようなものでした。私は、当初から斎藤知事に頑張れという言葉を送り続けてきました。それは、彼があまりに不勉強であまりに傲慢であまりに知事にふさわしくなくそして、自らの出処進退を決める力に乏しかったからです。だから頑張っていない斎藤元彦知事に「頑張って辞任してください。」「頑張って謝罪してください。」「頑張って法令違反を解除してください。」と呼び掛けてきたのです。

斎藤元彦知事は、「頑張れと激励の声をいただくことが多い」と記者会見で述べ、知事の続投に意欲を示しました。ご批判の声を聞くことよりもこうした応援の声を聞くことの方が多いというような趣旨でお話ししたともとれるお話しぶりでした。
この言葉を聞いて、吉村知事の一生懸命に説得しようとした経緯や記者会見を見て、私は改めて斎藤元彦という人間が人の思いを大切にすべき政治家の資質に欠けていると感じました。吉村知事の記者会見の様子をぜひご覧いただきたく思います。知事として何が足りなかったのかがしっかり指摘されています。

「頑張れと激励の声をいただくことが多い」というあまりにも現実とかけ離れた斎藤知事の発言の真意を見定めるべく私の出来る範囲で兵庫県民の方の斎藤県政に対する考えをたった一つのシンプルな質問のみで、自由回答していただき、ごく簡単ではありますが集計してみました。

【質問:1文のみ】
「斎藤元彦知事が兵庫県政を前に進めることについてどう考えますか」

調査期間は、9月10日午後から11日の深夜までの27時間で、規模は42名の兵庫県民の方です。年齢層や男女比などは全く考慮していません。また、職業やお住いの市町村についても満遍なく様々なお立場からお聞きするといった配慮をしていません。基本的に、私の仕事上でのつながりや教え子などの関係者、またチャンネルにコメントをいただいた兵庫県民の方などのご意見をまとめています。若干の偏りがあることを念頭に結果をご覧ください。

アンケート結果

自由記述による回答を類似のものをまとめて、年代の横に人数を表記してまとめたものが次です。全42名分のアンケート結果ですので、この結果が兵庫県民の皆さんのご意見の傾向を表す様な統計的なデータではありませんことをあらかじめ断っておきたいと思います。
「斎藤元彦知事が今後も県政を前に進めることについてどう考えますか」
という質問の回答について、〇印は今後も斎藤知事に任せたいというご意見のものを示しています。また、▲印は総じて内容が辞職または、否定的なご意見のものとなっています。

【自由記述のアンケート内容と人数】
〇20代(2名) 10代(1名)

 「新しいことをやろうとしていた知事が、古い勢力に負けてしまったのか
  と思う。できれば知事には頑張ってほしい。出直し選挙になったら応援
  したい。」
▲50代(3名) 30代(1名) 20代(1名)
 「兵庫県知事のふるまいは権力者としてやってはいけない行為であり、辞
  職し出直し選挙すらもあきらめるべきである。」
▲40代(2名) 20代(2名) 10代(1名)
 「恥ずかしい。兵庫県のイメージがとても悪くなった。斎藤知事にはこれ
  以上県政を進める資格がないと思う。」
▲30代(2名)20代(3名)
 「少なくともパワハラは、認めてほしいと思う。知事が人を威圧するとか 
  権力を乱用して犯人探しをするといった行動が問題だと気付いてほし
  い。もしも知事のあの行動が許されるなら様々な現場で、知事の行動を
  基準に今以上のパワハラが許されてしまうと思う。おねだりについては
  知事としてPRしているのであれば問題ないと思う。パワハラだけで十分
  に辞職に値すると思う。」
▲30代(1名)20代(2名)10代(2名)
 「やってることはいじめと変わらない。知事が自分で反省しないのであ
  れば、県議会が責任をもって早く辞職させてほしい。」
▲60代(2名) 40代(3名) 30代(3名)
 「早く消費者庁に公益通報者保護法の趣旨に反していることを諭してもら
  い、行政職に就くものとして法的な面から知事には過ちであったと認め
  辞任してもらいたい。」
▲70代(1名)
 「例え知事への誹謗中傷であっても、多くの意見を聞き我が身の間違いを
  正して多くの県民に理解を深めていく努力が大切だと思う。ましてや自
  分に対する嫌疑を自分やその部下の手を汚させて調べさせ、公開の場で
  個人を攻撃したことは卑怯者としか表現できない。情けない。」
▲20代(1名) 10代(2名)
 「百条委員会での知事や副知事の発言を聞いて、告発文章が真実かどうか
  を調べることに恐怖を感じた。知事と幹部4名は処分を受けるべきでは
  ないかと思う。北朝鮮のような独裁国家を想起してしまう。」
▲30代(2名)
 「パワハラをした人やおねだりをした人、公益通報者つぶしをした人がど
  んなことをしたのかを調べる場だからこそ、余計に紳士的に県議の皆さ
  んがふるまってほしいと思う。でもそれだけ特に知事や弁護士の態度は
  気持ちを逆なでするものだったと思う。いずれにしても早く謝罪して辞
  めてほしい。」
▲30代(3名) 40代(2名)
 「言葉がない。情けない。一日でも早く辞任して百条委員会の奥谷委員長
  が知事選に出馬し、就任した後もこの問題の調査を県として進め、亡く
  なった職員の方の名誉を回復してほしい。」

結果 
頑張ってほしい   3名   7%
辞職してほしい 39名 93%

調査日:2024年9月10日11日 兵庫県民42名への聞き取り調査 (Diver Study調べ)

結果は、以上のようになりました。一定数、やはり当然のように知事に「頑張れ」と声をかけている人はいるようです。一方で辞職を望む声があまりに多いことも見えてきました。
最後に「頑張れ」という言葉の難しさについて少しだけ考えてみたいと思います。

頑張っている人にかけてほしい言葉

最後に「がんばれ」という言葉について考えてみます。「頑張ってない人」に基本的に「がんばれ」という言葉をおくることが多いように思いますが、逆に頑張っている人にこの言葉を使いすぎるとプレッシャーになることがあることを考えておいてほしいと思います。特に受験を控えている子どもたちにこの言葉はかなりプレッシャーになります。
「頑張ってるのに、何をこれ以上頑張るんだ!」という強い抵抗感を持つ場合もあります。そこでおすすめの言葉がけを少し紹介します。10月を超えて受験勉強も煮詰まってくる頃です。よろしければ参考にしていただけたらと思います。

【頑張れ以外の言葉で励ます一例】
・応援しているよ
・無理をしないでね 
・終わったら一緒に(飯、遊びに)でもいこう
・何かあったら相談してね、何もなくても話聞くよ
・体調に気を付けてね
・助かってるよ
・いつもお疲れ様ありがとう
・何か手伝えることある
・私も頑張ります!
・一緒に頑張ろうね!

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