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弱さを受け止めて、決断することのカッコよさ

人としてのカッコよさは何で決まるのでしょうか。
私が最近、カッコいいと思った方は「自身の弱さを受け止めて、今の自分のできることで勝負しようと決めた」方です。

その方は自身のことを「夢見る少年のまま大きくなった大人」だと言いました。

バリバリ働いて活躍していた若い頃と同じようになりたいという夢。若い頃と比較してできないことが多い現実の自分。もう一度自分を奮い立たせて、頑張りたいという想い。もう社会からは必要とされていない人材なのではないかという苦しみ。有限実行しなければいけないというプレッシャー。

きっといろんな葛藤があったと思います。

もがいて、あがいて、最終的に「決めた」のだと。
「もう若い自分には戻れないのだと」
「今の自分にできることで勝負しようと」

泥臭くても、スマートでなくても、必死に自身と向き合い、後を追いかける私のために言葉を置いて行ってくれました。自身の子供ほどの年の差のある私に。私がこの方だったらできたことでしょうか。

誰もが年を重ね、病気になってしまうこともあります。
それはマイナスのことなのでしょうか。

若さのものさしだけでは測れない。
体力のものさしだけでは測れない。
思慮深さ、経験、学び、落ち着き、いろんなものさしで測ってみると、若い自分にはなかったものが今の自分にはあると気づけるかもしれません。
それが今の自分の魅力であり、カッコよさなのかもしれません。

これまでの生きざまを語り、若い私たちに気づきを与え、風のように去っていく。そんなカッコいいあなたのように、私も年を重ねたいと思いました。