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感情の波風を穏やかにするために「ストレス反応」を把握しよう

人はストレスに曝されたとき、ストレス反応が生じるそうです。
ストレス反応には、

  1. 身体的サイン

  2. 気分的サイン

  3. 行動のサイン

の3つがあります。

ストレスの時期によってこれら3つの反応が時期ごとに異なっている場合が多いそうです。
ということは、自分に生じているストレス反応のパターンを時期ごとに予め把握しておけば、自分の状態に応じて対策をとることができるということです。
対策を講じることで、感情の波風は穏やかになるのではないか、と私は考えます。

ここからは私個人のストレス時期に応じたストレス反応を書き留めます。
皆様の参考になれば幸いです。

【急性期(ストレスに直面したとき)】

  1. 身体的サイン
    動悸、血の気が引く、息切れ、覚醒

  2. 気分的サイン
    恐怖、緊張

  3. 行動のサイン
    意識を他に向ける。避ける。

  4. 対策の方針:気分を落ち着かせる。


【抵抗期(躁状態・ストレスに抗う、適応しようとしているとき)】

  1. 身体的サイン
    環境や対人において過敏になる。集中力が増す。食欲が増す。

  2. 気分的サイン
    焦り、緊張、成長したい、頑張りたい、乗り越えたいと意欲的になる。肯定されたい。責められたくない。

  3. 行動のサイン
    人に教えを乞うようになる。頻繁に人に確認するようになる。人によく相談する。人によく話しかける。周りが見えなくなる。ひたむきに取り組む。自分と違う意見を持つ人と距離をとる。眠るよりも取り組みを優先する。

  4. 対策の方針:活動しすぎないようにする。休む時間をつくる。


【下降期(低調・ストレスに負け始めているとき)】

  1. 身体的サイン
    涙が止まらなくなる。集中力が落ちる。効率が落ちる。食欲がなくなる。

  2. 気分的サイン
    苦しい、辛い。自分や他人を責める感情。人間不信。完璧主義が強くなる。他人の言動に一喜一憂する。

  3. 行動のサイン
    休みがちになる。親しい人とも距離をとる。相談しなくなる。取り組みたいのに眠ることを優先してしまう。何か理由をつけて通院するようになる。人に心配してもらうための言動をとるようになる。

  4. 対策の方針:人に相談する。環境を変える。気分転換をする。


【深刻期(うつ状態・ストレスに負けてしまったとき)】

  1. 身体的サイン
    フラッシュバック、悪夢を見る、強い眠気、重量感

  2. 気分的サイン
    無気力、自傷的な感情。何もかも終わりにしたい。

  3. 行動のサイン
    自分の殻に閉じこもる。布団から出られない。1日中眠る。排泄、食事、入浴をしない。取り組むことをしなくなる。

  4. 対策の方針:医療の力を借りる。


皆様はどうですか。可能な範囲で過去を振り返り、そのときの自身の状況をそれぞれのストレスの時期へ当てはめると個人的には埋めやすかったです。
ご参考までに。