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人の手を借りて、新しい考え方を手に入れる

私はこの3日間、リワークスクールで初めての経験をしました。新しい考え方を、多くの利用者やスタッフの力を借りて、自分の心臓の奥に取り入れられた。このことが私は嬉しくて嬉しくてたまらないのです。

これまで生きてきた中で、自身の考え方を形成してきたものは、母親が主です。様々な方からアドバイスを受けたり、書籍を参考にしたりしてきましたが、結局は母親由来の完璧主義、白黒思想を変えることができませんでした。故に、私はずっと自分とは違う価値観を持つ人を許容できずにいたのです。

では、この3日間で何が起きたか。
新しい考え方のことを「他人を魅力的に捉えるためのコップ」に例えて、コップを手に入れるまでの過程を書いていきます。


イライラの水が溢れているから新しいコップ作りを始めよう。


他人の背景や状況を頭では理解できていても、イライラの感情が溢れてしまっていました。そんな一方で、私の恋人は他人との距離感を調節することが上手く、どんな方にも興味を持って接していました。私はそんな彼を羨ましいと思っていました。一度この思いを全て臨床心理士の方にぶつけてみました。

相談に乗ってもらってアドバイスの粘土を集める。


臨床心理士の方からは彼にアドバスを求めてみてはどうかといわれ、彼に相談してみました。彼は何時間も私の話を聞いてくれ、彼なりのアドバイスの粘土をたくさん与えてくれました。また、彼はいろんな人に聞いてみたら良いと私を後押ししてくれました。私はさらに利用者の方やスタッフの方に相談して周り、アドバイスの粘土を集めていきました。しかし、私の中で粘土はまだ塊のままでどう扱ってよいのか、迷子になっている状況でした。

私とそっくりの利用者の方とスタッフに協力してもらって成形する。


利用者の方の中で私にそっくりな方(Aさん)がいました。Aさんの言葉は私の心臓に届きやすいことを直感で分かっていました。Aさんとスタッフの方にお願いして、これまでの話を聞いてもらい、Aさんの言葉でアドバイスの粘土を成形していきました。

成形した粘土を彼氏に聞いてもらい一緒に焼いてもらう。


成形したアドバイスを彼氏にとことん聞いてもらいました。アウトプットすることでコップを焼くイメージです。そして、「他人を魅力的に捉えるためのコップ」を手に入れることができたのです。


利用者の方の一人からは、

ずっと同じコップを使う必要はないだよ。イライラの水がまた溢れたり、コップが壊れたりすれば、また新しいコップを作ればいいんだよ。

と声をかけてもらいました。

これから私はこのコップを使ってトライアンドエラーを繰り返していくのですが、私は今とてもわくわくしています。エラーが出てもまたコップを作ればいい。一度作り方を学んだのだからまた私にはできると思えるからです。

私一人ではコップを完成させることはできませんでした。改めて私は実感しました。私は人に生かされているのだと。