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付き合い方がわからない

 割と自炊をしている方だと思うのだけれど、なんかよくわからんし苦手と思っている食材がある。マカロニ。マカロニって奴なんですが。

 いやマカロニって…、何かうまく調理できなくない?!
 何回か、何回かはマカロニ的のものを茹でて食べたことはあるんですよ。でもグニョっとして、うーん、正直美味しいとは思えない料理になる。そうなってくるとマカロニ的なものを買わないし、久々に買ってもやっぱり何だろう、、、美味しいとはとても思えない料理になってしまうんだなんで~~?;;; なんでだこれ? 多分相性がどうのこうのというよりは、私の腕が単純に悪いんだな。

 そもそもマカロニが何で苦手かって、色々な種類があって、茹で時間がさまざまなところ。難しくない? 指示に従っても、ビッミョーな茹で上がりになったりするし、火加減か? 沸騰の激しさ具合か? マカロニそのものの味が嫌いなわけではないんです。だってスーパーのマカロニサラダは好きだから。
 さらに言えば、マカロニの調理って、なんだかんだと工程めんどかったりする。鍋に水を入れて、ボコボコ沸騰するまで待って、マカロニを入れてタイマーをセットして、適当な時間にざるに上げて冷ます。コンロ1つを占拠して、シンクも開けなきゃならないわけだから高コスト。これで茹で上がりが微妙だったりすると「はぁ……、お前との付き合い方がわかんねーよ」「どうしたら良かったんだよ…」ってなる。

 つまりそう、ペンネとかいうアイツもダメ。どうしたってアイツを俺は幸せにできない。茹で上がってはいるが? このムニョっとした歯ごたう~~~~ん。う〜ん。しかもすぐお腹いっぱいになる。もういらんし明日も食べたくない。一人暮らしでペンネが余ると、ね……、ね………。(皆まで言わんが)
 レストランで食べるアラビアータは美味しいのに私が調理するとなんでこんな『頂けない味』になるのか。向いてない。向いてないんだな。まだソースであえるだけの料理ならいいい。茹でたマカロニに、ソースをかけて更にトースターで加熱するまでしないといけない料理。あれに関してはやらないと決めてるし…、決めてるよ……。

 よく自炊を褒められることがあるけれど、自分にとって自炊ってそんな大したことじゃない。節約の一環に近い。所詮はマカロニとの付き合い方がわからない人間です。
 やむにやまれずしている自炊だけど、楽しいは楽しい。でも凝りだすと大変なのでらくちん料理しかしないけどね。
 最近電子レンジをフラットテーブルタイプにしたので、シリコンスチーマーでパスタを茹でるのがすごい楽になった。ターンテーブル式だと茹でた後の手入れが大変で…。アジを三枚に下せるようになったり、クッキーを焼けるようになったり、出来ることが増えていくのはいいものです。自己満ですよ。それ以上でも以下でもない。

 実はなぜnoteを始めたのかというと、ぼんやりながら、いつか誰かと「くらす」がしたいって思うようになったんです。性別はどっちでもいい。性別が好きとか嫌いのトリガーにならない。昔から。
 別々かもしれないし、一緒かもしれないし、ときどきかもしれないし、ずっとかもしれない。ちぐはぐなのは当然として、誰かとくらすを共有できたらいいなって思うようになった。これは私にとって大いなる進歩なんですが(笑)
 なので創作とは違う、自分の「くらし方」だとか「すごし方」とかを見てもらえるような場を持ちたくて、スクラップブックみたいな使い方をしたいなと思っているんです、noteは。

 好きだって言えなくて、好きだって言わせようとして、好きだって言ってもらえなかったから、好きだって言えずじまいだったことがあります。片思いでもなかったな。衝動みたいな。後にも先にもあんなの初めてだった。帰りたくないと帰したくないで身体が腫れ上がるんです。ぼーんって身体が浮腫んで。外界の音とか色とかが遠のいていって。彼女とは花火をして、火薬の臭いがついたままマンガ喫茶に迷い込んで朝を迎えました。駄目だな。駄目なんだな。ということが本能的にわかって、今でも彼女とは遊ぶ仲なのですが。ここは見ないだろうから書いちゃう(笑) 百合とかそういうんじゃなく、破裂させてはいけない感情を、一晩ぐっ…とたたえて大変だったという思い出です。ドンキの格安花火がさ、一本全然もたないの。火ィつけてもショボボ〜って、10秒15秒で費えて忙しかった。でも大量に入ってて、どんどん燃やしてもまだまだあるよ!っていう、そんな夏の思い出です。

 一人でピクニックするのも好きで性に合ってるんですが、花火の火や、料理の火や、くらすやおいしいを人と分かち合えたら楽しいよなとも思うようになったのです。

 私はマカロニとの付き合い方がわからないので、たぶんこれからも茹でたらビッミョーな味になって、でも「食べれなくはないよ笑」と笑って言ってくれるような人がいいなあ。いやいっそお前が作ってくれ。そしたらもう言うことはない(笑)

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