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【Spoiler】ファンタジースプリングスに対する正直な感想を書いてみた
先日5月28日にファンダフルディズニーのプレビューに当選したため9年間待ったファンタジースプリングスにようやく足を踏み入れることが出来ました。4つの新アトラクションにも乗ってきたので各アトラクションの正直な感想を書きたいと思います。
前回投稿した予想のnoteと見比べながらお楽しみください。
※ネタバレ三昧な記事なのでまだファンタジースプリングスに訪れていない人はブラウザバックを強くおすすめします
1.アナとエルサのフローズンジャーニー
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いやぁ~最高でしたね!!ここまで素晴らしいボートライドが東京に誕生したことがうれしくて仕方がない。美女と野獣の二の舞になってなくて本当に良かった(笑)。映画のストーリーで重要なポイントを漏れなく再現したのに加えて、まさかラストにアナとエルサがアイススケートをするシーンがあるとは。予想のnoteを書いている時点ではあったらうれしいな枠だったのでもちろん号泣フィニッシュです。ボートの中が僕の涙でびちょびちょになりました(笑)。
個人的にはアナとエルサのフローズンジャーニーは上海ディズニーランドのカリブの海賊と張り合える世界で唯一のボートライドだと思っています。ボートライドシステムは違いますが、一つの場所に長時間滞在したりするのが磁石で制御するかレールで制御するかの違いだけだと感じました。
実際にアトラクションに採用されたシーンは
エルサがアナの頭に氷を刺してしまうシーン(映像)
アナとエルサが扉越しに向かい合いながら歌う雪だるま作ろう
アナが歌う生まれてはじめて+エルサの戴冠式
アナとハンスによる愛の扉
エルサがアナにキレて自身の魔法がばれるシーン
アナとクリストフ、スヴェンがオラフと出会いエルサがいる場所に連れて行ってとお願いするシーン
レットイットゴー
エルサがアナの心に氷を刺してしまうシーン
ハンスに殺されそうになるエルサをアナが守るシーン
アレンデールが夏を取り戻すシーン
アナとエルサがアレンデール城の広場でアイススケートをするシーン
の主に11のシーンで構成されていました。印象に残っているのがこの11のシーンの多くが扉で仕切られていた点です。上海ディズニーランドのカリブの海賊でも扉で仕切られているシーンは1つしかありません。その点アナとエルサのフローズンジャーニーは5と6、10と11のシーンの間以外はすべて扉で区切られているためシーンごとの没入感が従来のボートライドと比べて倍増しています。またシーンごとに前向きや後ろ向きでの小ドロップが多く爽快感も感じられます(ドロップごとに信じられないくらいボート内に水が入ってきますが(笑))。ただ、ボートが詰まったり、ゲストが乗車や下車でもたつくとボートごとの間隔が乱れてしまうとすぐにシステム調整となってしまっていたので一長一短だなと感じました。
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また、WDIの新アトラクションでは恒例となっているオーディオアニマトロニクスのヌルヌル具合ですが、アナとエルサのフローズンジャーニーで使われているオーディオアニマトロニクスは冗談抜きで生きていました(笑)。
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アナとエルサのフローズンジャーニーのオーディオアニマトロニクスは動きが滑らかなのはもちろんのこと、キャラクターの表情が一人インパしているときの僕よりも豊かでした(笑)。特に凍ってしまったアナがエルサの愛で溶けるシーンでは、凍っていたアナが表情を取り戻すのですが、その時の一連の動きが本当に生き返ったようにしか感じられず、ただただ圧倒されました。
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このアトラクションに不満点があるとしたら、エルサが歌うレットイットゴーのシーンです。アトラクションで流れているレットイットゴーはベルトコンベアで巻き上げをされながら
Aメロのイントロである「降り始めた雪は足音消して 真っ白な世界に一人の私 風が心にささやくのこのままじゃダメなんだと」
Cメロのサビ前「冷たく大地を包み込み 高く舞い上がる思い描いて 花咲く氷の結晶のように 輝いていたいもう決めたの」
Bメロサビ前半「ありのままで 空へ風に乗って ありのままで 飛び出してみるの 」
そしたら急にCメロサビ後半「光あびながら歩き出そう 少しも寒くないわ」
といったようにサビでレットイットゴーで一番盛り上がるCメロ(「これでいいの 自分を好きになって~」の部分です)を使うのではなくなぜかBメロのサビを使ったことでバラエティー番組でひな壇から芸人が全員前に出てくるような出落ち感が出てしまっています(笑)。まあアナ雪のアトラクションでレットイットゴーが流れているのに「ありのままで~」のフレーズが流れない方が問題だと感じたのだと思いますが、それなら最初からサビ前もBメロで統一してほしかった…。逆に不満点が何度か乗らないと気付かないような細かいポイント程度というところがアナとエルサのフローズンジャーニーのアトラクションとしての完成度の高さを物語っていると思います。
世界最新のオーディオアニマトロニクスに加えて、間延び感がなくテンポがスムーズなストーリー展開、それらを際立たせると同時にゲストをアナと雪の女王の世界にさらに引きずり込む最新技術の数々。間違いなく世界最高と呼ぶにふさわしいボートライドが東京ディズニーシーのファンタジースプリングスに誕生したのでぜひアレンデールのロイヤルツアーに参加してみてください。私はこのアトラクションに乗って、来年行く予定だった香港ディズニーランドに行くか迷い始めています(笑)。
2.ラプンツェルのランタンフェスティバル
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うーん…なんでこうなってしまったんですかね(笑)。ファンタジースプリングスに導入されるアトラクションはティンカーベルのビジーバギー以外はすべて大型アトラクションだと思っていたのですが、まさかラプンツェルのランタンフェスティバルが中規模アトラクションだとは思いもよらなかったです。しかも、アナとエルサのフローズンジャーニーで危惧していた美女と野獣"魔法のものがたり"の二の舞がまさかラプンツェルのランタンフェスティバルで起こってしまうとは。加えて、上海ディズニーランドのカリブの海賊の磁石で制御するライドシステムが導入されていなかったりといろいろ予想が外れました。そうした要因とアトラクションの内容が自分の期待していたものを全く満たしていなかったので、乗り終わった後の虚無感が強いだけのアトラクションとなってしまいました。
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アナとエルサのフローズンジャーニーと同様にアトラクションに採用されたシーンを整理すると
ラプンツェルが塔の上で歌う「自由への扉+自由への扉(リプライズ)」
ラプンツェルが初めて塔を出て「人生最高の日だわ!」とはしゃぐシーン
スナグリーダッグリングの外観
ラプンツェルの髪が傷を癒す能力があると初めてユージーンに打ち明けるシーン
ランタンフェスティバル
の主に5つのシーンで構成されていました。
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前回のnoteでは「ここではいろいろ書きましたが、実際にアトラクションに乗ったらランタンフェスティバルのシーンで泣く自信しかないです(笑)」と言っていましたが、実際は全く泣きませんでした(笑)(逆に絶対泣かないと思っていたアナとエルサのフローズンジャーニーとピーターパンのネバーランドアドベンチャーで泣きました)。なんで泣かなかったのかを自分なりに分析したところ、ランタンフェスティバルのシーンで自分の想像を超えてこなかったというのが大きかったのではないかと考えました。ラプンツェルのランタンフェスティバルの設計図がX上に流出した際、上海ディズニーランドのカリブの海賊と同じ大きさの超特大スクリーンが導入されていると話題になったためそのイメージのままアトラクションに乗ったため期待と実際のギャップが大きすぎたのかなと感じました(実際に大型スクリーンは導入されておらず、壁面がスクリーンになっているだけだった)。また、ランタンフェスティバルのシーンの天井の圧迫感も原因の一つではないかと思います。アナとエルサのフローズンジャーニーではエルサがレットイットゴーをアイスパレスの中で歌うシーンでは天井が高く開放感を感じたのですが、ランタンフェスティバルのシーンではゲストの目線にあるランタンの量が創造よりも多かったため天井が実際の高さよりもだいぶ低く感じました。そのため映画の中でラプンツェルが体験したような何もないところからだんだんとランタンが増えていくという演出がなかったのが残念でした。一応ランタンフェスティバルのはじめとして、コロナ王国からランタンが上がっていく様子を体験できるシーンもありましたが、あのシーンこそ立体のランタンを使ってやってほしかったです(コロナ王国の城がアンコール!ザ・モーメンツ展のワンスアポンアタイムにしか思えなかったのは内緒)。
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ラプンツェルのランタンフェスティバルが誕生したことにより、もっとできた感を強く感じてしまうアトラクションが東京ディズニーランドと東京ディズニーシーに一つずつ存在することになってしまったことがとても悲しいです。
3.ピーターパンのネバーランドアドベンチャー
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世界最高のアトラクションが東京ディズニーシーに誕生しました。予想のnoteでは「USJのアメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライドを超えることが出来たのか」と書いたのですが、全くの杞憂でした。ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが世界で初めてUSJのアメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライドのようなモーションビークルと3D映像を組み合わせたアトラクションを作ったわけですが、特許で固められているUSJスパイダーマンよりも素晴らしいライドシステムと映像美を作り出したのにはただただ脱帽です。
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ピーターパンのネバーランドアドベンチャーのストーリーとしては予想通り完全オリジナルでした。またライド乗車前にプレショーがあり、予想ではピーターパンやティンカーベルのオーディオアニマトロニクスが出るのではないかと考えていましたが、実際は映像のみでした。内容は簡潔にジョンがフック船長にさらわれたためゲストがロストキッズの一員となりジョンを救いに行くというというストーリーを説明しています。プレショーでストーリーの説明だけでなく一瞬でゲストがアトラクションの登場人物の一人となる演出は上海ディズニーランドのズートピア:ホット・パシュートやアナハイムやオーランドにあるスターウォーズライズオブレジスタンスなど海外パークでは近年の主流なのですが、東京ディズニーリゾートではソアリンくらいでしか導入されていなかったので、プレショーを見ていると海外パークにいるような気分でした。
ライドの乗車してからの大まかなストーリーとしては
ロストボーイズと合流し川に向かう
ピーターパンとティンカーベルと合流して船に妖精の粉をかけてもらう
人魚の入り江にいるウェンディと合流
インディアンと一緒にいたマイケルと合流
ジョンを救うため海賊船でフック船長と決闘
いつも通りフックが負ける
いつものフック船長とチクタクワニの茶番
ダーリング家のみんなとロンドンに戻る
ダーリング家のみんなをロンドンに送り届け、ネバーランドに戻る
ピーターパンやロストキッズとお別れ
という構成となっています。個人的に出してほしかったナラやタイガーリリー、人魚が登場してくれたのがとにかくうれしかったです(笑)。そしていつも我々オタクの予想を超えるものをアンサーとして提示してくるでおなじみのWDIがまたもややってくれました。なんとアトラクション内でユーキャンフライが流れながらロンドンまで飛び、ロンドンからネバーランドに戻る際に実際に自分たちが右から2番目の星に入るという激アツ演出がありました!いや~、まさか自分が実際にロストキッズの一員になるだけでなく、妖精の粉で空を飛び(うーんと楽しいことを考えることは忘れずに)、実際にネバーランドやロンドンの空を飛び、フック船長らと戦うことが出来るというオタク大歓喜のアトラクションが東京ディズニーシーに誕生したことは、間違いなく歴史に刻まれる出来事です(笑)。
アトラクション最後でピーターパンが我々ロストキッズに向かって「いつまでも子どものままでいてね!」というセリフを残してくれるのですが、ピーターパンがこのセリフを言うのがエモすぎて気づいたら泣いていました(笑)。永遠に子どもであるピーターパンがいい大人になってしまった私たちに向かって「子ども心あることを忘れないで」というメッセージを別れ際に言うというエモすぎる演出を考えてくれたWDIは神様以外の何物でもないです(笑)。目まぐるしく変化する現代の中でも時間や仕事に忙殺されるだけでなく、子どものような遊び心、夢を見続けていたあの気持ちを忘れないでというイマジニアからのゲストに向けたメッセージをピーターパンが伝えてくれるのに本当に感動しました。
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メッセージ関連で言うと、ディズニーパークのアトラクション名物の出口のメッセージがピーターパンのネバーランドアドベンチャーはファンタジースプリングスのアトラクションで唯一ありました(ほかのアトラクションで見落としているだけかもしれません)。長距離・国際通信事業を行っているNTT communicationsがスポンサーのアトラクションのため、アトラクションやパークとゲストのつながりを感じられるとても心に沁みるメッセージが新たに誕生しました。
5月28日のプレビューではピーターパンのネバーランドアドベンチャーに7回乗ったのですが、不満点は全くありませんでした。元々ピーターパンという映画が大好きなため贔屓目がだいぶ入っていますが、そうした視点を抜きにしても世界のディズニーパークのアトラクションでダントツで1番のライドがファンタジースプリングスに誕生したと考えています。これから少なくとも10年以上ピーターパンのネバーランドアドベンチャーという世界最高アトラクションに乗れるという喜びを嚙み締めながら、ピーターパンのネバーランドアドベンチャーに乗りたいと思います!!
4.フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー
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小規模アトラクションとしてはすごくよかったと思います。上海ディズニーランドのプーさんと同じようにトラックがあるアトラクションでしたが、分離していて回転するのは予想外でした(笑)。こうしたトラックありのライドでゲストが乗車している部分と土台が分離するのは世界でビジーバギーが初めてだと思います(僕の記憶が正しければ)。
期待していたチーズとグラフが登場してくれたのはとてもうれしかったです!!(初めて乗ったときはチーズがチーズに見えなかったのは内緒)グラフは目が映像で登場しただけですが、他のフェアリーズが一人も登場しなかったことを考えると登場してくれるだけでありがたいし、チーズに至ってはアトラクション唯一のオーディオアニマトロニクスでの登場となりました。
個人的な思い出になりますが、プレビューで行った5月28日は夜に台風規模の暴風雨となりました。そんな中ビジーバギーに3ループしました(笑)。アトラクション内にはキャスト以外誰もいなあったので顔を覚えられて逆に恥ずかしかったです(笑)。結局この日はビジーバギーに10回乗ったのである意味ファンタジースプリングスのアトラクション一番思い出が詰まっているアトラクションになりました(笑)。
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皆さんもぜひフェアリー・ティンカーベルのビジーバギーびしょ濡れMAXに乗ってみてください!!
5.最後に
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ここまで素晴らしいエリアが東京ディズニーリゾートに誕生したことがとても嬉しいです。新たに東京ディズニーシーに誕生した第8のテーマポートであるファンタジースプリングスをこれからも全力で楽しみたいと思います!!
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