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ペンは剣よりも強し

『ペンは剣よりも強し』。
この言葉は、言論の力は、政治権力や軍隊などの武力よりも時に民衆に大きな影響を与えることのたとえだ。言葉の力を示すとても素晴らしい言葉で、わたしも好きな言葉の一つだ。
このnoteもそうだが、最近はSNSなどで自分の意見を自由に発信することができ、そして時にはそれが世を動かすこともある。よりこの言葉が実践できる素晴らしい世の中になったのだなと思う。

ただこの言葉、逆の意味でもしかと的を得ていると思う。ペン=言葉は、時に肉体的な暴力よりも人を傷つけ、死に追い込むことさえもある。そして、暴力による傷よりも深く長く残る傷をつけることもある。しかも、物理的な傷ではないから、傷つけた本人でさえも実感しにくく、他人からもわかりづらいから非常にタチが悪い。
SNSでの誹謗中傷が、最近よく話題になっているが、これがよく当てはまると思う。
またSNSだけではない。加熱する報道もそうだ。著名人、芸能人のちょっとした言動を取り上げて、読者の購買意欲を掻き立てるために、面白おかしく報道することで、時に人を深く傷つける。

ペン=言葉は、良い意味での強力な武器にもなるし、悪い意味でも強力な武器にもなる。
わたしもこのことをしかと受け止めて、世の中でペン=言葉が良い意味での武器として使われていくよう願うばかりだ。

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