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「プロ」と思い込んだら、身体が軽くなって頑張れた!
山椒の荷づくりの仕事が、ようやく先が見えてきました!
昨年は、豊作で量が多かったにもかかわらず、エイやッ!と仕上げた山椒の荷づくり。
あてにしていた、1年のうち3分の2くらいの期間は、うちで働くアルバイト君は昨年からこの仕事にこなくなった。
どこを探しても仕事がない時には、「仕事をください」と言いにくるのに、自分の苦手な仕事だと何気に逃げる特性があるのは知っている。
手伝ってくれていた山椒の荷づくりを、ぜんぶヒトリで、しなくてはならない状況になった昨年、仕事が増えたことに疲弊しながらも、半ばやけくそにエイやッ!と仕上げた。
あとで後悔しても知らないんだから!
いいわよっ!これで、人件費削減OKじゃない?!ぜんぶ、ヒトリでやってやるわよっ!
いろんな思いが交錯するなか、勢いにのっていつの間にか終わっていたのを覚えている。(いつの間にか・・・は、ちょっと盛りすぎかもしれないけど)
今年は、そんな昨年のことも忘れて、作業に取り掛かった当初、幸先は悪かった。
おそるおそる、部屋を開けると、分かっていたものの、山のように積み上げられた山椒が目に入って来るや否や、ズンッと気分は落ち込んだ。
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第一工程の山椒の葉とばしの作業は、思いのほか体力を奪った。
木枠のざるに、山椒を入れ、作業をしやすいように、ざる(振るい)の両脇を持って、ポンポンッと上下に動かし種をふるい落としてから、ざるの背を扇風機にあて、回しながら葉をとばす。
作業工程のほとんどを占めるため、下手すると、一日中葉をとばしている気がする。
作業がつづくと、心なしかざるが重くなっていくような気がする。
お・・・重い・・・💦
ざる・・・こんなに重かったっけ?!(泣)
![](https://assets.st-note.com/img/1671444232870-CABxu6i1K6.jpg?width=1200)
葉をとばした山椒がたまると、残りの種を落とすため、次は種振るい機へ移動。
おけにたまった山椒を、目の前の数メートル先へ動かすだけど、重い💦
重さにして30kgほど。
作業の能率がよいので、山椒の袋2袋分を貯めて、次の工程へ移動させる。
こんなに重かったっけ?!(泣)
もうとにかく、何もかもが重く感じて、片付けのときには、50kgほどの山椒の種が入った麻袋を運ぶのが、これまた大変。
お・・・重い!(泣)
数日たつ頃には、目の先真っ暗で、尻込みしそうになった。
この作業、いつまで続くんだろう。(ずっと終わらないのでは・・・。)
こんな作業、何歳までできるんだろう・・・。
ヒトツ年齢を重ねたから、重くなったのかしら・・・。
ネガティブな思いのループが、脳を駆け巡った。
もう、出来ない・・・。
考えたところで、誰がやってくれるわけでも、ヒーローが助けに来てくれるわけでもない。
考えた挙句、思い立った!
わたしは、「葉飛ばしのプロ!」と思い込んだら、出来るんじゃない?
重い腰をあげて、一念発起して作業にとりかかった。
わたしは、葉飛ばしのプロよっ!
ザルふるいの名人よっ!
するとどうでしょう!
あれだけ重かったザルは軽く感じ、身体は軽快にうごき、作業がはかどりだしたのです。
それだけではありません。
身体が動くことへの感謝の念が、沸々と湧いてきたではありませんか。
身体が動くのはありがたいわ。
健康に動けるのだから、動けるうちはさせていただこう。
身体が老化で、キツクなったときには、一日にする作業量を減らそう。それまでは・・・。
それに、動いているうちは、ダイエットまでいかなくとも、体重の増加は防げるハズ!
とにかく、動くのだから♬
それまで抱いていた、ネガティブなループから一転、ポジティブなループが、脳を駆け巡るのが分かった。
葉をとばした山椒を貯めたおけを運ぶときは、「私はプロよ!」と思い込もうとしたけど、軽くならなかった!
その代わり、重そう・・・と、尻込みする気持ちにフタをすることに決めた。
とにかく、「無」の心で、ヨイショ!と持ち上げる。
重いので、どうしても「ヨイショ!」と気合を入れないと、持ち上げることができない。(ウエイトリフティングに似てる?いや、似てないか・・・)
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これは、朝のルーティンとして2年ほど続いている筋トレに似ているかもしれない。
ここ最近、メニューを変えたわけでも、回数を増やしたわけでもないのに、5分足らずの筋トレをしようとするその瞬間、躊躇してしまいそうな自分が居る。
とにかく、もう、続かへんかも・・・。しんどいかも・・・。の気持ちにフタをして、「無」の気持ちでとりかかる。
とりかかればこっちのもの!
すっかり、ルーティンになっているお陰で、身体は自然にうごく。
一連のことを通して、やろうとしていることを軽快にすすめるには、少し無理してでもプラスの言葉を脳にイメージするのが、よいのかなと思った。
私が若い頃、想像以上にしんどいと感じた農作業が楽しいと感じたのは、農作業を、「仕事」と思わず「運動」と、考えてみてはどうかと切り替えたのが、入り口だったけど、それに似ているのかもしれない。
他のクリエーターさんが、「脳をだます」ことに書かれているのを、いくつか拝見させていただいたことがあるけれど、それも当てはまるのかなと感じたりもする。
あと、音楽は偉大。
どちらかというと、流行りの音楽にはうとい方だけど、今まで音楽に助けられてきた。
畑での農作業のときも、時折音楽を聴いて、英気を養う。
今回も、途中で、あ、そういえば・・・と、昨年、音楽を聴きながらしていたことを思い出し、CDラジカセを取り出した。
隣近所と数百メートル離れている、田舎の山のなかの我が家は、大音量で聴くことができる。
なんと贅沢なことか!
音楽を聴きながら作業を進めていると、生気がみなぎるのが分かる。
音楽が、疲れた身体に活力を与えてくれているのだろう。
気が付くと、音楽に合わせて鼻歌交じりで作業をしていたり、ハウンドドッグさんの「ff(フォルティシモ)」なんて流れてきたときはノリノリだった。
♬あ~いがすべてさ! 今ーこそ、誓うよ! あ~いのかーぎり♬
♬ つ~よく! つ~よく! ♬
※ちょっとリズム感違うかもしれん!
と、両手が空いてたら、音楽に合わせて拳をあげたくなったくらい!(ホンマに!)
さぁ!こうしてアウトプットしてたら、元気でてきた!
あと、1日か2日で終わりっ!がんばろか!
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