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今現在、「薪」で風呂を焚いている、我が家のお風呂事情。

我が家のこの時期の恒例の、風呂焚きに使う一年分の薪づくりが、やっと終わりました。

春の農作業の合間を見て、数日かけるこの作業は、実はものすごく負担で、時々、主人もぼやくほどですが、今年は、私が「柿の剪定」を頑張ったお陰で、仕事が終わるのが一カ月ほど繰り上げになり、多少余裕ができての作業でした。!(^^)!

私が嫁いできて、数か月後に、「薪づくり」の作業を初めて目にすることになった二十数年前のこと。

主人が「斧(オノ)」を持ってきて、「ヤァ!!!」とばかりに、チェーンソーで程よい長さに切った柿の木を割り始めたとき、私の血の気が引いて青ざめたのは言うまでもありません。

エッ?!原始時代?!・・・(昔話の)金太郎の世界?!
うっそでしょう?!(;'∀')!

やってみい!」とそれとなしに言う主人に、まだまだ若く「何事も一人前にできないと!」と思いの強かった私はやってみることにしました。

エイッ!」「ヤァ!」とばかりに薪を割ろうとしますが、そうそう割れるわけありません。それどころか、次の日には、腰がたいへんなことになってしまって、主人に懇願したのです。

農作業はしようと思ったらできるけど、薪割りはアカンわ。できひん・・・。薪割り機みたいなん、ないの?」と。

主人もそれは考えたことはなかったみたいですが、ホームセンターへ見にいくことになり、薪割り機を買ってもらい、20年以上たった今でも、現役で活躍してくれています。(出番は年に一回ですが。)

我が家の柿の木は、どんどんと山椒の木に変わっていき、「剪定作業」で出てきた、柿の木でできる薪はわずかとなったので、今年は随分と我が家の山から木を切って引きずりだしてきて穴埋めすることになったのですが、息子の手助けもあり、何とか終了しました。

義父が居るあいだは、「薪の風呂」に入らせてあげるのが親孝行

実は、息子が産まれてしばらくたって、「ヒノキ」で出来た以前の風呂釜がいよいよ寿命になり、現在のホーローで出来た風呂釜へリフォームしなおしたのですが、その時、主人と義父がひと悶着したのです。

主人が「今はスイッチ一つですぐに暖まる便利なボイラータイプのお風呂もあるし、『薪』と両用いけるようにしておいたらどうか」と提案し、追い焚きもスイッチ一つで可能だと説明を加えても、義父は首を縦に振らずに「あんなん、お風呂の湯がじきに冷めるし、身体が湯冷めするのも早い。いつまでも暖かい『薪』に限る!」と却下して、湯釜は「ヒノキ」のものから、「ホーロー」に変わったものの、依然、『薪』のみでしか焚けないタイプのお風呂を再度取り付けてもらうことに。

こちらの集落でも、『薪』と『ボイラー』の、両用使用できるタイプのお風呂を使っている家が2軒ほどあるとは聞きましたが、『薪』のみしか使えないお風呂を使っているのは我が家のみだと聞きます。

私自身は、どちらでも良かったのですが、後々、『風呂焚き』の担当が、主人から私へ代わったことで、不便さを感じたのは言うまでもありません。

数年前、柿の木だけでは、足りなくなって、山の木を伐りだす必要がでてきたときに、主人がさすがに農作業の合間の作業に疲弊しているようだったので、「もういいんじゃない?『ボイラー』のお風呂に変えようよ!薪づくりのモトがなかったら仕方ないじゃん」と切り出すと、「あれだけ、『薪』の風呂に入りたいって言ってるんだから、生きてるあいだは、今のままの風呂しか仕方ないだろ」と言うので、私も主人の親孝行に乗ったまでのことで、それ以来、お風呂のことに関しては何も言いません。

「何も」ということは、ないかな。

時々「いつかは『ボイラー』のお風呂にしてよね。」といいつつ、お風呂を焚いている毎日です。






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