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✨ICUの入試✨ 私がICUを選んだ理由 高校1年生編!

周りが志望するのは国公立大学と、早稲田大学や慶應大学、上智大学。GMARCHとやらもいいかもしれない。
美大も少し興味があるな。
理系は数学と化学が苦手だから難しいかもな、と思っていたその頃。
高校一年生の夏、突如聞いた「国際基督教大学」という言葉。

皆さんはご存知ですか?
このnoteにたどり着いてくださった皆さんならもちろんご存知かとは思いますが、
高校一年生、当時の私の反応は


「え、何それ。どこの大学?」
「大学名にキリスト教?...怪しくない?」


皆さんこんにちは、Discover ICUのシオです!
このnoteでは、なぜ私がICU 国際基督教大学を志望するようになったのかをお話ししたいと思います。

私が弊学、国際基督教大学の存在を知り、志望するようになったのは、上述の通り高校生にしては少し早くて、高校一年生の時のことです。

偏差値は早慶と並ぶくらい高いらしい。
少し離れた都心郊外にあって、三鷹市というところらしい。え、そこどこ?(田舎出身であまり東京を訪れたことがない私は、当時渋谷・原宿・八王子くらいしか東京の街を知りませんでした笑)
英語に力を入れていて、留学がしやすいらしい。これは良いな。
でもリベラルアーツって、なんじゃそりゃ?

国際基督教大学についても、リベラルアーツについても無知だったために、読めば読むほどわからないことが増えていきます。
それまで読んでいた、他大学の教育システムや学校の雰囲気の気色の違いに驚きます。

それでも、知らないこと、珍しいものが好きな私にとって、このなんだか正体不明の「国際基督教大学」という存在はなんだかすごく魅力的に見えたのでした。
志望する学問分野が定まらなかった自分にとって、「入学時に専攻を決めなくても良い」という公式サイトから読み取った数少ない情報に「なんかここ、いいかも」と思ったのです。


急いで両親に交渉し、1週間ほど前(かどうかは忘れましたが、かなり直近だったことは覚えています)に、オープンキャンパスの予約をし、バタバタと東京に向かったことを鮮明に覚えています。


4年も前のことなので、実際に何を聞いたか事細かく覚えているわけではないのですが特に印象に残っていることは3つ


まず全体説明会を含め、その日何度も耳にした「自分の興味が、学問になる」という言葉。入学時に文系は人文社会科学、理系は自然科学をそれぞれ選択し受験しますが、入学時に専攻を決める必要はありません
むしろ、入学してからいわゆる文転・理転をすることが日本のどの大学と比べても容易だと思います。文系専攻・理系専攻をダブルメジャー・メジャーマイナーとして両立することも可能です。
ICUがまず第一に近いほど掲げ、実践しているリベラルアーツを一番よく表しているなと個人的には思います。


そして第2に、在学生と実際に話すことができる交流スペースです。話したいことも決まっていなかったのですが、対応してくれた学生さんの明るさと、すぐ私と似た高校出身で同じ志望入試形態で入学した別の学生スタッフさんを探し出して、「この子に色々聴きな!」と対応してくれた気さくさ・親身な対応に良いな、と思いました。
(実際に在学生とお話して憧れが強まる、というのはあるあるだと思います笑)


そして最後に、これは具体的に、特に強烈に印象に残っていること。
オープンキャンパスの中で参加した留学に関するセミナーの中で、レズビアンカップルの元でホームステイを経験した学生さんの体験談です。

今となっては当たり前に女性活躍が謳われ、LGBTQに関しての法案が審議され、結婚や夫婦別姓に関してニュースで頻繁に聞きます。少しずつ理解や、差別解消が進んできたとも言えます。
身近に当事者だという方に出会ったことがある、もしくはあなたがその一人であるかもしれません。
高校でディスカッションをしたり、何か取り組みをしたことがある、セミナーやイベントに参加したことがある人もいると思います。

しかし今よりは理解の進んでいなかった2017年当時、LGBTQに関して人生で初めて耳にしました。新しく知識を得たこともそうなのですが、
決して遠くはない年齢の先輩が、こうして全く知らない世界について、生き生きと語っていることにかなりの衝撃を受けたことを覚えています。
同時に、「大学は、このような経験を味あえる場所なのか!」と、の新しい世界が開かれたようなその感覚を今でも覚えています。

全く知らないこと、わからないことと出会うチャンスって日常生活の中で、予想以上に少ないものだと思います。
少なくとも、高校一年生の私にとってはそうでした。
毎日似たようなことを授業で扱い、内容はほとんど中学の内容からの引き継ぎか、応用・発展。中高一貫校に通い、中弛みする時期で、勉強に対してなかなか面白さを見出せていたかったこともあったのだとと思います。

だから、目の前で「勉強が好きだ!楽しい!」と全面的に、生き生きと語るその学生さんがすごく眩しく見えたんです。
「この大学に来て欲しい」「この大学に来たら、こんな良いことがありますよ」というような宣伝というよりも、「自分の専攻について、自分の好きな勉強について、とにかく知ってもらいんだ!」という気持ちがすごく伝わってきて、当時の自分にはとてつもなく刺さりました。

大学選びって、正直「面倒臭い」と思っている人も多いかと思います。
なぜまだ先のことを今考えなければいけないんだろう、とか。
やりたいこと、なりたいもの、将来やりたい勉強がが決まってすらいないのに、大学なんて選ばなきゃいけないの?とか。

私のような「国際基督教大学?なんかヘンな名前だな」という第一印象だったとしても、そうして大学名を知り、興味を持ったこと、それが何かしらの縁だったなと思っています。
こうして、あなたが今このnoteを目にしていることも、きっと何かの縁です。

偏差値、専攻科目、師事したい教授、学びたい英語以外の外国語、取りたい資格、先輩や、志望大学の在学生・卒業生との出会いとか。受験案内雑誌に載る情報とか。どんなに小さくても良いから、いろんな「出会い」を繰り返しましょう。
「この大学いいかも?ここはちょっと違いそうだな」というトライアンドエラーを繰り返しましょう。そして、きっと何かの縁ですから、「一つ一つの”その大学”との出会い」を大切にしてください。ちょっとした出会いが、将来の志望に繋がるかもしれません。

以上が私がICUを志望し始めたきっかけであり、私が全高校生の皆さんに、大学を目指す皆さんに最も伝えたいことの一つです。

私がICUを選んだ理由 高校3年生編 に続きます。

ライター・シオ

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