見出し画像

✨ICU入試✨総合型選抜で気を付けたことを徹底的にお伝えします!(2)

こんにちは!ちこです。

まだまだ暑く、コロナ情勢も油断ならないですね。大学1年の夏は、友人と出掛ける事もできず、バイトをするか家に引きこもってゲームをするかで終わってしまいました。

ちなみに、ICUの夏休みは始まりが早い分9月の最初で終わり、授業が始まります。

さて。9月後半には恐らく出願があるという事で、総合型選抜についてまた話したいと思います。



今回は前回触れられなかった、ICUにとっての利益と自己活動歴、小論文について話したいと思います!

まず初めに述べたいのは、とにかく設問をよく見るということです。何を書くことを求められているのかをきちんと見極めることが必要で、設問内で求められている要素を欠くのは絶対に避けたいです。

例えば、自己活動歴の設問には、

高等学校在学中に、学校の内外で比較的長期(少なくとも2、3週間以上)にわたり参加した教科外の諸活動を通して、指導者(リーダー)としての自分の資質をどのように評価することになったかを、的確に分析し800字以内で述べてください。  注)「教科外の諸活動」は、クラブ活動、生徒会、ボランティア活動、自主研究、学外団体や各種コンテストへの参加など、広範に捉えて構いません。

とあります。「リーダーとしての自分の資質をどのように評価することになったかを、的確に分析」する必要があるわけです。単純にリーダーシップを発揮した!だけでは足りない可能性があります。(ICU側の本当の意図はわかりませんが、個人的にはこのように解釈しています。)

こういった点に気を付けて書いていきたいです。(ICUのAOに限る話ではないですが。)

ICUにとって自身が入学することの重要性とその理由

この点に関しては、ICUにおいて重要視されている価値観やスキルに沿って自身が貢献できることを書きました。

大まかな流れとしては、

自身の価値(長所)→どこで、どう身につけたのか→何故それがICUにとって良いのか→自身の経験などの具体例→今後の展望(入学後のイメージ)

という感じです。大体700文字くらいで、英語ディベートの話を使って、批判的思考力やディスカッションが得意だという話から、ICUへの高い親和性があるという方向に落とし込みました。この論点は、「ICU」にとってだったので、私はICU全体、もしくは多くのICU生にとって、という感じで、ICUというコミュニティ全体を意識しました。

ちなみに私がお世話になった先輩は、自分の経験と将来の展望をかなり具体的に書いて、それらの活動がICU生にどう良い影響を与えるかは比較的簡潔に述べていました。

どこの説明に力を入れるかは人それぞれですが、あくまでICUに対する利益を述べるというスタンスだけは忘れないようにしたいです。

学校内外における自己活動歴と自己分析

こちらは上記にも書いた通り、リーダーシップについてです。

ここでも私はブレずに高校で英語ディベート部の部長として活動した話を書きました。

ここで私が気を付けたことは3つあります。

1つ目はとにかく具体的に書くことです。

リーダーとしてどのような活動をしたのか、どんな背景があったのか…など、詳しく描写しました。

私の例としては、

〇背景

英語部は兼部も多く、モチベーションの差が大きかったので練習が成り立たなかった。

〇どう行動したのか。何故その行動をしたのか。結果はどうなったのか。

 ・練習相手を変えるため、他の7校との合同通い合宿を企画する。

 ・不満を解消するため、定期ミーティングで練習方針と目標を共有する

〇結果

 試合で実績を残せるようになった。

などです。

2つ目は自身の評価をきちんと書くことです。

どう評価するようになったのか?高くなのか低くなのか(向いてないと思うようになったとは書かないと思いますが…)

どのような点を評価しているのか。分析力があるのか、人を惹きつけてまとめる才能があるのか、行動力があるのか、などなど。

きちんと起承転結の起と結で、自身の評価を述べる文を入れるようにするべきだと思います。

3つ目はドラマチックさを出すことです。

私は元来、淡白な文章を書きがちな傾向があったのですが、共感を得たり、頑張りを伝えるうえでは、苦労した際の感情の揺れ動きなどをきちんと描写することが大切だと、お世話になった先輩から教えてもらいました。

ここは後ろの小論文の話にもつながるので、その際に詳しく述べます。

小論文

初対面の人(複数)に、自分の特長を深く、かつ正確に知ってもらおうとする時、あなたは自分の経験を、どのように伝えますか。
以下からテーマを一つ選んで書いてください。
【1】あなたに深い感動を与えた人物との出会い
【2】あなたの人生の転機となった経験
【3】あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験
(注)「経験」は、体験、人との対話、芸術との出会い、その他、広く考えて構いません。

最後のパートですね。これはかなり幅が広くて悩みました。この小論文が一番苦労したと思います。出願予定の日まで残り3週間ほどの時に、落とし込みたい結論とエピソードがどうしても合わず、全部書き直しをしました。さすがにメンタルを病むかと思いました。(笑)

ここで注意するべきは、「自分の特長を正確に知ってもらう」という点です。特徴≠特長ですよね?ここでは、自分の長所(=特長)を伝えるということだと個人的に解釈しています。

また、どの選択肢を選んだとしても、ある経験を挟んで起きた自身の変化を述べるのが一番わかりやすいと考えています。自身の特長がどう形成されたのかを伝えるということです。

もちろんここでも前後の背景とその経験を具体的に描写するのが大切だと思います。

ここで先ほど述べた、ドラマチックさを出すという点についてもお話します。

ドラマチックに書くというのは、いかに以前の自分が辛い思いをしていたか、もしくは悪い考え方をしていたか、反省すべきだったか、それと対照的にある経験を経て、どう良くなったのか、素晴らしいのかをはっきりと書いて、相手に共感してもらえるような文章を書くということです。

例えば、

以前は利己的に行動してしまったが、○○を通して、もっと利他的になろうと思った。

よりも、

以前は、誰よりもディベートがうまくなりたいという思いが故に、自身を優先し、周囲への視点を欠いてしまっていた。しかし、○○を通して、他者からの支えや思いやりに気付かされ、利他的な精神を見出すようになった。

の方が何となく感情的な気がしませんか?

これはこの場で書いたただの例なのですが、こんな感じで文章に感情を肉付けていくことが大切だと思います。


最後に

最後に書類全体を通して気を付けるべきをお伝えします。

恐らく添削してくれる先生などによって言うことも変わると思うのですが、私が言われたのは二つあります。

ICUは受験者の背景を詳しく知りたいから、なるべく様々な経験や観点から書くほうがいい
説得力を上げるために、文章全体で自身が軸とする経験を決め、そこから派生させて書くほうがいい

真逆ですよね。一つはICU合格に実績のある先生から教えていただいた情報で、もう一つは毎年受験生の文章添削をしている先生の言葉です。私はお察しの通り、ほとんどの話を英語ディベートをベースに展開しました。

恐らくどちらが正解ということはありませんが、やはりコアになる経験を心にとめながら書くのがいいと私は思います。例えば、「留学中に得た見地、経験」からそれぞれの経験やエピソードを書くイメージです。完全にバラバラな話から書くとまとまりも見えづらく、それぞれの話を深めにくいと思うからです。


AO入試は大学との相性、縁ですが、大学が求めている人物像をいかに演出できるかという側面も多く含まれていると思います。私が書いたことはあくまで例、経験談であり、すべてではありません。型にはまって書くよりも、自分らしさ、独自性をどれだけ出せるかを考えながら書くことを何よりも大切にしすることが重要だと私は思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。そして受験期に顔も知らない私に親身にアドバイスをくださった先輩や、添削をお願いした顧問の先生に感謝を。


私の記事が今後の受験生の参考になれば幸いです。

何か質問等ありましたらお気軽にコメントをお願いします✨


ライター・ちこ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?