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【起業家・経営者必読】企業経営の実践に役立つ本3選【組織の経営哲学を学ぶ】

発売約1か月で4刷り2万部を突破し、「日本の人事部HRアワード2020」に入賞した『図解 人材マネジメント入門』。著者の坪谷邦生さんがおすすめする、企業経営の実践に役立つ本をご紹介します。

はじめまして。坪谷です。

私は人材マネジメントの研究者ではなく実践者です。

人事担当者、人事マネジャーとして12年間、企業内で実践を重ねてきました。そしてリクルート社の人事コンサルタントとして6年間、50社以上のクライアントの人事制度を構築し組織開発を支援してきました。

現在はベンチャー企業の人事企画室の立ち上げ、大手企業の人材育成体系の構築、人事責任者対象の人材マネジメント講座などを行っています。


人材マネジメントの実践者が選ぶ、企業経営の実践に役立つ本3選!

今回は、企業経営の実践を学ぶのにおすすめの本を紹介します。

組織の経営哲学から、現場での生々しい実践が学べる書籍を選びました。

どの本も読む価値がある名著ですが、初学者の方にとっては「読みやすさ」が取り掛かるために必要な指標だと思います。

そこで難易度を★マークで示しています。

このマークが多いほど、読み解くことが難しい本です。

まずは1つのものからスタートして、だんだんと難しいものにチャレンジしてみてください。

①『チームのことだけ、考えた』青野慶久 著 ダイヤモンド社/2015年

難易度★

<おすすめコメント>
離職率が高く健全とは言えない組織だったサイボウズ社が「100人100通りの働き方」というスタイルを確立し軌道にのっていく経緯を青野社長自らが語った本です。

読みやすいのは論旨がシンプルで明確だから。実際に起きた困難の中で組み上げられていく経営者の思考から「一貫性」の力強さが学べる実践的名著です。


②『ハートドリブン』塩田元規 著 幻冬舎/2019 年

難易度★

<おすすめコメント>
売上高281億円・利益136億円という急成長ベンチャー企業アカツキ。

創業者塩田元規が「ワクワクやドキドキという目に見えない『感情報酬』を大切にする」哲学を語った本です。

現代にはこんな経営者が出現しているのかという驚愕とともに、生き方を根本から考えさせられる、まるで少年漫画のような感動がある一冊です。


③『心理学的経営』大沢武志 著 PHP研究所/1993 年

難易度★★★

<おすすめコメント>
「リクルートの社員はどうしてそんなに元気なのか?」という問いにリクルート社で組織文化を作ってきた大沢武志が答えた本です。

1993年に書かれた本ですが、いま流行している人事の概念や仕組みや施策が、とうに実践されており驚かされます。日本企業の人事の『源泉』なのでしょう。


以上、経営者・起業家の方におすすめの書籍をご紹介しました。

本当におすすめのものを厳選していますので、ぜひ読んでみてください。

最後に、拙著『図解 人材マネジメント入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ』を紹介します。

【HRアワード2020入賞】経営者必読!人材マネジメントを図解で体系的にまとめた1冊

④『図解 人材マネジメント入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ』 坪谷邦生 著 ディスカヴァー・トゥエンティワン/2020年

難易度★

当書は人材マネジメントの入門書です。

はじめてこの領域を学ぶ方、あらためて基礎から学びたい方に向けたものです。

企業を経営する上で、人材マネジメントは欠かせません。

本書では、その「人材マネジメント」という複雑な領域を、「10章×10のツボ」で体系的にまとめ、初めて人材マネジメントを学ぶ方でもわかりやすい「Q&A」と「図解」で紹介しています。

「人材マネジメント」「人事評価」「賃金・退職金(外的報酬)」「働きがい(内的報酬)」「等級」「採用」「異動・代謝」「人材開発」「組織開発」「働く人」の10項目を掲載しており、理論と実践の基礎を1冊でおさえることができます。

図解でわかりやすく体系的にまとめているので、人材マネジメントの基礎を抑えたい初学者の方にはまず本書を読んでいただくことをおすすめします。


著者プロフィール

坪谷邦生(つぼたに・くにお)

株式会社壺中天 代表取締役、株式会社アカツキ 人材マネジメントパートナー、株式会社ウィル・シード 人事顧問、中小企業診断士、Certified ScrumMaster認定スクラムマスター。
1999年、立命館大学理工学部を卒業後、エンジニアとしてIT企業(SIer)に就職。2001年、疲弊した現場をどうにかするため人事部門へ異動、人事担当者、人事マネジャーを経験する。2008年、リクルート社で人事コンサルタントとなり50社以上の人事制度を構築、組織開発を支援する。2016年、急成長中のアカツキ社で人事企画室を立ち上げる。2020年、「人事の意志を形にする」ことを目的として壺中天を設立。
20年間、人事領域を専門分野としてきた実践経験を活かし、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、人材マネジメント講座などによって、企業の人材マネジメントを支援している。
主な著作『人材マネジメントの壺 ARCHITECTURE』(2018)、『人材マネジメントの壺DEVELOPMENT』(2018)など。

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