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2023年の梅雨前線による豪雨災害調査メモ

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2023年6月から7月にかけての梅雨前線の活動による大雨に伴う災害について、静岡大学防災総合センターの牛山素行によるツイートなどもとに速報的にとりまとめたものです。
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記事一覧

色別標高図をハザードマップ代わりに使ってはダメです

 上記記事中で、秋田市楢山大元町の豪雨災害現地踏査で地理院地図の「自分で作る色別標高図」…

牛山素行
9か月前
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2023年7月15日の大雨による被災地現地踏査

秋田県五城目町大川西野田屋下  7月20日に現地踏査。車が洪水に流され、運転していた方が亡…

牛山素行
9か月前
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「避難情報の遅れ批判」に対して思うこと

 7月15日の秋田での大雨に関して、「避難情報が出るのが遅かった」といった趣旨の批判が散見…

牛山素行
9か月前
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2023年7月9日~10日の大雨による被災地現地踏査

久留米市田主丸町竹野  2023/7/15に現地踏査。この写真は同地区の土砂災害でもっとも激しい…

牛山素行
9か月前
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ハザードマップを厳格に読み込まない 「地質」ではなく「地形」を読む

「想定外」の場所で土砂災害なんだろうか  久留米市田主丸町竹野地区での土砂災害において…

牛山素行
9か月前
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2023年7月9日~10日の大雨 降水量の特徴

2023年7月9日~10日の大雨 降水量分布  先日の九州北部の大雨、無論大雨なんだけどそこま…

牛山素行
9か月前
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2023年6月30日~7月1日の大雨による被災地現地踏査

山口市小郡上郷  7月2日に、7月1日の大雨による山口県内での人的被害発生箇所付近を現地踏査。まず山口市小郡上郷、人が発見されたのは水路に沈んでいた車内だが、水路周囲も深いところで1m以上浸水していた模様。  発見場所に至るルートは3方向いずれも相対的な高所から低所に向かう形とはいえ、浸水していなかったと思われる場所からの高さの差は1m程度。水路とはガードレールで区切られてはいるが開口部もあり、ちょっとしたことで被害につながってしまうことを痛感する。  発見場所付近は、

2023年6月30日~7月1日の大雨 降水量の特徴

AMeDAS湯布院  土砂災害の生じた大分県由布市のAMeDAS湯布院の降水量推移。こちらは断続的に…

牛山素行
9か月前
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