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BCPって知っていますか? 【こちら覆面DI室 #048】

「東京都の災害医療の現状とBCPについて」
という講演を聴講してきたとの話です。

災害などで企業や病院が被害を受けたときに、
できるだけ業務が中断されないように
短い期間で再開することが望まれます。

この事業継続に備える計画を
事業継続計画(BCP;Business Continuity Plan)
といいます。

詳細は東京都福祉保健局ホームページの
「医療機関による事業継続計画(BCP)の策定について」
をご確認下さい。

災害時に
4S(space、staff、system、supplies)
の何れかが不十分になることを想定してみます。

施設設備にダメージを受けたり、
スタッフが出勤できなかったり、
レセコンが使えなかったり、
薬の供給が途絶えたり、
いずれにしても診療を続けることが困難になります。

このような事態を想定してBCPを策定しておきます。

具体的な話ですが、
水道が壊れたときの為に水を用意しておくのも一案です。

スタッフが歩いて出勤する時間をリストアップしておきましょう。
徒歩出勤の限界は5kmとも言われています。

レセコンがなくても、紙で対応できるように準備。

安定供給のために、医薬品卸を数社使っておくことも大切です。

一般的に、SPDは災害に弱いとのことです。

効率化のために、供給を1箇所に任せてしまうことは、
そこがダメになってしまうと、全てがストップしてしまうわけです。


「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。

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