やる気を現場で感じとる 【こちら覆面DI室 #053】
先に書いておきますが、
今回のコラムも、2013年頃に週刊approach誌へ執筆したものに、
少し付け足しました。
古さを感じる部分が各処にありますので、
あまり参考にされないように。。。
春先は塾や予備校のCMやチラシをよく目にしますよね。
でも、なぜみんな塾や予備校に行くの?
学校だけでは合格できないから?
浪人したから?
勉強は家でもできます。
わざわざ塾まで出かけて行く動機って何でしょうか。
それは、
「やる気を出すために行く」
というのが、ひとつの考え方じゃないでしょうか。
パソコンを買うと
「CD-ROMで学ぶエクセル」
なんていうのが付いてくることがありますが、
あれでエクセルをマスターした人っているんでしょうかね。
(昔のPCには付いてたんですよ、今はどうなんでしょう)
自分でCD-ROM を起動して勉強するのって、
ちっともやる気が起きなくて苦難の業です。
でも塾に行けば、
「やる気スイッチ」とか
「いつやるのか?今でしょ」とか、
やる気を出すように仕向けてくれます。
(林先生はこの頃から有名になったのか)
教え上手な塾講師って、
生徒のやる気が出ていないのを現場で感じ取って、
やる気を出させてくれる人なのかもしれませんね。
私も「いつ飲むのか?今でしょ」とか言って、
治療する気にさせてくれる薬剤師になりたいですよ。
(昔はこんなことを書いてたのか...)
最近、講演会がWEBセミナーへ移行してきていますね。
確かに日本中の著名な方々に、
わざわざお越しいただかなくても、
聴講できるのはとても良いことです。
だけど、
「今日はみんな真剣だ」とか
「あまりウケていないようだ」など
現場のやる気度って見えないんですよね。
これは講演する立場からもそうですし、
視聴する立場からもそう思います。
これを補うのはMRさんの力なのかもしれません。
WEBセミナーこそ反応を探っていかないと、
CD-ROM と一緒かもしれませんよ。
と、ここまでが、2013年ごろに書いたコラムとなります。
当時のWEBセミナーは、
どこかの会場に集合して、KOLのWEB講演を視聴するような形式でした。
会場にはMRさんがいらっしゃいましたので、
いろいろ感じることができたのではないでしょうか。
現在は、コロナ禍ということもあって、
WEBセミナー「だけ」しか行われていない現状です。
自分の都合の良い場所で、自分のPCを使っての視聴です。
スマホで視聴している方もいらっしゃいますね。
こんな状況でMRさんは、どんな感じに関わっていくのでしょうね。
視聴が終わったとたんに、
「ご試聴ありがとうございました」
と、Dr.JOYで連絡をくれるMRさんもいらっしゃいます。
筆者は「さすが」と思いますが、皆さんはどう思われますでしょうか。
コロナ禍の現状を変えることは、なかなか難しいと思います。
なんとか「現場感」を感じられる方法が見つかるといいですね。
「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。
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