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#週刊approach
ダッシュで坂道を駆け上がる 【こちら覆面DI室 #060】
今回も、2013年に週刊アプローチ誌へ掲載されたコラムからです。
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先日、小学生の娘がアニメの主題歌を歌っていたのですが、
その中の
「ダッシュで坂道駆け上がっていこう!」
というフレーズが、妙に気になるんですよ。
筆者の実家は、山の中程にあります。
麓から坂道を上がって、階段を上って、ようやく玄関、
という感じです。
小学校も、実家のある山をさら
プロモーションコードはどうかと思う 【こちら覆面DI室 #019、#020】
ついに、この話がやってきました。
「プロモーションコードはどうかと思う」
いや、プロモーションコードは必要なんですよ。
プロモーションコードがなかったら、製薬企業はやりたい放題ですからね。
今回は2012年に書いた、はっきりいってかなりひどい話です。
今の私はこんな考え方していません。
なので封印しておきます。
見たい方は自己責任でお願いします。
棒読みのヒアリング 【こちら覆面DI室 #018】
「学生の学会発表みたいだったな...」
新薬ヒアリングが終わり、
部屋から輸液メーカーMRのHさんが出て行くと、
薬剤部長がこんな言葉をもらしました。
棒読みでプレゼンをしていたのですが、
原稿を読んでいるわけではないのです。
自分の言葉で喋っていないので、どうにも眠くなってきてします。
よく1枚のスライドを1分で...などという教則があって、
確かに筆者もそんな教育を受けた記憶がありま
割り勘で飲んできました 【こちら覆面DI室 #017】
2012年6月~7月、学会シーズン!
(いつも古い話ですみません)
筆者も、この2ヶ月間で7つの学会や研究会に行ってきました。
講演や座長をさせて頂いたり、一般演題で発表してきたり。
筆者は、学会というイベントが大好きです。
新しい知見を学んだり、自身の考えを述べたり。
でも、もうひとつの楽しみと言えば「飲みニケーション」(死語かな)。
学会に行くたびに、新しい交友関係が増えて行きます。
薬価収載日は大行列 【こちら覆面DI室 #016】
今日は薬価収載日。
DI室や薬剤部長室の前にずらっとMRさんが並びます。
(2012年の話ですので、そこんとこよろしくです)
筆者の施設の場合、薬の販売開始が様々なキーになっています。
製造承認→ヒアリング→薬価収載→発売日→宣伝活動→採用申請
こんな流れで進んでいきます。
採用活動の開始が販売開始日以降と規定しているため、
発売日がキーとなるのですが、
薬価収載日イコール発売日の薬が多い
製剤見本返して下さい 【こちら覆面DI室 #015】
「製剤見本を返して欲しいんですけど、、、」
そう言ったのは、輸液メーカーMRのGさん。
先日薬事委員会が終わり、ある輸液を採用することに決まりました。
以前、薬事委員会の申請資料はUSBメモリーに入れて、と書きましたが、
製剤見本の提出も必須となっています。
麻薬とか生物学的製剤などでなければ、注射薬でも必須です。
製剤見本をもらう目的ですが、
ひとつは形状を確かめるため。
「こんなに大きい
訪問ルールは入り口に貼ってある 【こちら覆面DI室 #014】
「この病院の訪問ルールなどありましたら、教えて頂きたいんですけど」
担当が替わったばかりのFさん、今回が2回目の来室です。
「訪問ルールでしたら、DI室入り口の掲示板に貼ってあるので読んでみて下さい。必要ならその紙をコピーしていただいてかまいませんよ」
と伝えました。
筆者の施設の、MRさんの訪問ルールですが、
そんなに厳しいわけではありません。
当院指定の名札を着用することや、
病棟など
後発品の研究者って 【こちら覆面DI室 #013】
日本ジェネリック医薬品学会第6回学術大会に参加してきたときの話です。
大会テーマは「薬剤情報の共有化に向けて」
シンポジウムのテーマは、後発品選択、医薬品情報、使用促進、流通、生物学的同等性など、
DI室の薬剤師なら興味あるタイトルです。
私の個人的な感想なんですけど、若い人の参加者が少ないな、の印象です。
参加者の半分は製薬メーカー、もう半分が医療関係者と聞きました。
一般演題の20演題
1ページ6スライドに注意 【こちら覆面DI室 #012】
「この資料、ぜんぜん見えねーな」
新薬ヒアリングのときの薬剤部長のひと言です。
新薬が発売され、その病院で「採用」されるまでには
数々の関門を通過しないといけないのはご存じの通りです。
筆者の施設では「新薬ヒアリング」が、
その関門のうちのひとつとなります。
ヒアリングに出席するのは、薬剤部長や副部長、
DI室担当者とその薬に関連した病棟担当薬剤師です。
最近は実習生達がヒアリングに参加す
頼まれごとは試されごと 【こちら覆面DI室 #011】
筆者もときどき製薬企業から、
自社の社員向けの講演会の講師を頼まれることがあります。
MR向け研修会とか、
新入社員向け研修会とか、
ファーマコビジランス部門向けとか
「頼まれごとは試されごと」という言葉がありますが、
仕事を頼まれるということは、試されているんですよね。
イヤな顔せず受けるようにしています。
透明性ガイドラインが施行されていますので、
依頼状にはこんなことが書かれていることが
薬事委員会って何でしょう 【こちら覆面DI室 #010】
DI室に薬学部5年の実習生が来ると、
必ず「薬事委員会って何でしょう」という問題を出すんですよ。
で、これが全然知らない。
「薬剤部の運営方針を決定する」
「薬機法にのっとり医療が行われているか審議する」
「麻薬などの管理が正しいかチェックを行う」
「薬剤師の人数が適切かどうか確認する」
こんな答えが出てきます。
(本当ですよ)
結局、大学の授業で「薬事委員会」という
キーワードを教えてい
実習生がやって来た! 【こちら覆面DI室 #009】
前回、
「新人薬剤師は仕事を1ヶ月間で覚えないと格好悪い」と、
書かせていただきましたが、その理由、
今回のタイトルを見てわかりましたでしょうか。
5月になると、筆者の病院にも薬学部5年の実習生がやってきます。
新人薬剤師と、薬学部5年制の実習生は2年しか違わないので、
社会的には20代前半でまとめられ有意差なし、、、
と言いたいところですが、大いにありますよね。
国家試験にも合格し、
4月
6年制薬剤師がやって来た! 【こちら覆面DI室 #008】
またまた2012年に執筆したコラムになりますので、
よろしくお願いします。
2012年4月は、薬剤師にとって大きなターニングポイントとなったと言われています。
2006年に薬学部が6年制になり、1期生が入学し、
5年生となった2010年に病院や薬局で実務実習を行い、
そして2012年3月3・4日に第97回薬剤師国家試験を受験しました。
合格発表は3月30日。
筆者の施設にも、晴れて合格した新人
寂しいDI室 【こちら覆面DI室 #007】
最初に断っておきますが、このコラムは2012年に書かれたものになります。
いま病院薬剤師の話題と言えば、薬剤師の病棟常駐です。
(話題なのは今も変わらないかな)
平成24年度診療報酬改定で、病棟薬剤業務実施加算が認められました。
専任の薬剤師が病棟に常駐することにより、週1回100点が加算されます。
しかも、これは施設フィーのため、全患者に対しての適用となります。
新100点業務などと呼ばれ